「ヒーリングミュージック」とか「癒し系音楽」とか言われるものがありますよね。 私が物色するＣＤ屋さんにもそんな名前のコーナーが出来ています。
でも、店によって、何をして「癒し系音楽」とするかが千差万別。 いや、１つの店でもそのコーナーに並んでるＣＤはほとんどジャンルがないと言えるでしょう。
クラシック音楽のゆっくりなのばかりを集めたＣＤや、 静かめの器楽曲、 オルゴール曲（ポップスからクラシックまで）、 文部省唱歌ばかりを集めたみたいなやつ（人の声、楽器）、 癒し系アイドル（！？）、などなど。 他のカテゴリに置けないものを適当に並べたみたいです。
まあ、それはそれでいいんですが、
そもそも「癒し系音楽」って何ですか？
何を聴いて癒されるかなんて私の勝手じゃないですか？
何を聴いて元気になろうが、まったりしようが、落ち着こうが、落ち込もうが、癒されようが私の勝手。 わざわざ「癒し」だけが別になってるのはなぜですか？
好きな曲を好きなように選べばよくて、 それは聴いてから決めるものです。 聴く前に「この曲を聴くと癒されます」なんて言われたら、 「この曲を聴いたら癒されなきゃならないんだ」って気分が無意識に働いて、 とてもじゃないけど癒されたり出来ません。
私はどのＣＤ屋さんでも「癒し系音楽」の棚に陳列されないであろう曲を聴いて癒されてます。
「癒し系音楽」ってカテゴリは、よけいなお世話という気がしてなりません。