この秋から始まったNHKの連続テレビ小説「ほんまもん」で、 主人公(山中木葉)がいきなりファゴットを木の上(?)で吹きながら登場しましたね。 これにはなかなかびっくりさせられました。
ドラマなどの主人公で楽器を演奏するキャラクターは結構いますが、 ファゴットというのははじめてです。 なぜファゴットになったのでしょうか。 そろそろ「主人公の演奏する楽器」というのもネタ切れなんでしょうか?
昔、仲間内で 「将来、ファゴット吹きが主人公のドラマなんぞも出てくるかもしれない」 って感じの話をしたことがあるのですが、 まさか本当になるとはね、 大笑いです。
ただ残念なことに、 公式ページによると、 この主人公は料理の道に目覚めて行くようで、 ファゴットはドラマの中ではあまり重要な位置を占めることはなさそうです。 でも、 わざわざこんなマイナーな楽器を連続テレビ小説なんていう晴れの舞台に出したのですから、 なんとかファゴットの見せ場を作って欲しいものです。
ファゴットが晴れの舞台に出てきたってことで、 ファゴットという楽器が日本全国で大ブレイクの予感もするのですが、 そのためには第1回目の放送はちょっと…。 最初はあまりにも下手すぎて何の楽器の音かわからなかったんですよ。
−というわけで事情を検索−
このページによると、 どうやら第1回目に木の上で吹いていたファゴットの音は池脇千鶴さん(山中木葉役)が吹いたものであるらしい。 『前日には木に登ってファゴットを吹くシーンを収録したが、30分の練習で上手に吹けるようになったそうで、』 との記述がある。 まあ、『上手に』って部分は笑い飛ばすとして、 30分ほどの練習ならあのくらいでしょう。 というか、音が出るだけでもたいしたもんです。
私もなかなか朝にこの番組を見ている余裕がないんですが、 見ている人の話によると、 2回目以降では明らかに吹き真似をしているだけだそうです。 まあ、ドラマのためにそんなにファゴットの練習もしていられないでしょうし、 当然といえば当然です。
でも、 音が同じなのに指が動いてたり、 指が同じなのに音が変わってたりしていたそうです。 んー、 運指と音をチェックしてしまうようなディープな人間(=私)などは無視するとしても、 音が同じときには指を動かさない。 と、そのくらいのことはやって欲しい感じです。 って、難しいかな…。
なんにせよ、池脇千鶴さんには頑張って頂いて、 日本国内のファゴットの知名度をあげて欲しいものです。
でも、いつまで、ドラマにファゴットが出てくるかなぁ…。