私はインターネットオークションをよく利用する。
とはいうものの、普段はただ見るだけなのだが、
思わず入札してしまい、なぜか落札できてしまい、思わぬ散財をしてしまうこともある。
なので、最近はちょっとオークション入札自粛中である。
それはともかく、私がもっとも覗くオークションはYahoo!オークションである。 まあ、単純に出品数が多いから面白いというだけなのだが、 楽器関連を見ていて違和感を感じることがある。 要するに、どのカテゴリを見ればどんな楽器が出てくるかが不定なのだ。 （まあ、これは、特にYahoo!オークションに限ったことではないが、 出品数が多いためカテゴリが細かく、違和感が際だつのであろう）
「Yahoo!オークション > アート、エンターテインメント > 音楽 > 楽器、器材」 カテゴリの下にはさらに 「MIDI関連機器」 「アンプレコーディング、PA機器」 「金管楽器」 「鍵盤楽器」 「弦楽器」 「打楽器」 「木管楽器」 「その他」 といったカテゴリがある。
例えばフルートを検索してみると、57個の商品が検索された。
そして、どのカテゴリに出品されているかというと、
木管楽器：43、金管楽器：14 なのである（2001/05/20現在）。
次はリコーダー。
検索された14個のうち、木管：8、金管：1、その他：5 である。
また、オカリナを検索すると、
19個の商品が検索され、木管楽器：2、その他：17 である。
（色々な商品を出品する人などはカテゴリを間違ってしまう場合もあるだろう。
リコーダーを金管だと思っている人はいないだろうし…）
私はなんとかさんが提唱した楽器の分類法についてあまり詳しくないから、 ここで細かく述べるのは控えるが、 要するに、 現在いうところの「木管楽器」「金管楽器」とは、 その材質を表現しているのではないのだ。 簡単に言うと、唇の振動によって音を出すのが金管で、 楽器の構造によって音を出すのが木管である （息で音を出すのが前提だとは思うが…）。 そうすると、トランペットやトロンボーンはもちろん、ほら貝なども金管の域に入るし、 前述のフルート、リコーダー、オカリナは木管楽器の範疇に入る。 サックスなども金属で出来ているが木管である。
しかしながら、実際に出品されているカテゴリは上記のごとくで、 オカリナを探している人が「木管楽器」のカテゴリを見に行っても、 出品されている商品のほとんどを見ることが出来ない （まあ、検索すればいいんだけどさ）。 ま、 「かっこいいいので買ってみたけど、 練習もしてないから弾けないし、 もったいないので出品します」 という裕福な人も多いことだし、 そのような人達に正しい知識を求めても無駄だとは思う。 でも、せっかくカテゴライズされているというのに、 かえって見にくくなってしまっているのはもったいないと思う。 多分、分からない人にとっては出品もしずらいのではないか？ だからって、「こうしたほうがいい」なんて代替案はないんですけどね…。
そういえば、オカリナに関しては 「オークション > 住まい、暮らし > 家具、インテリア > 家具 > その他」 あたりのカテゴリで発見したこともあった（正確ではないかもしれない）。 何か他のものを探してて見つけたのだ。 オカリナを探してたら、こんなところを検索範囲には含めない。 その人は置物として使ってたようだが、 「オカリナって貴方がどう使ってたのかにか変わらず、『楽器』なんですよ」と教えてあげたかった。 せめて、「インテリア、小物」あたりに…。 オカリナって私の感覚では絶対「家具」ではないのだが…。