つれづれによしなごと / おんがく・ぽこ・あ・ぽこ / つれづれにぽこあぽこ

音楽嫌い

2001.03.14

 クラシック好きな私が (自分ではそうは思ってないのだが、 クラシックを全く聞かない人はそうは思ってくれないのだ)、 例えば友人と買物などに出かけ、 百貨店などで「かかっている音楽がうるさくてしょうがない」と言うと、 その場で流れている曲や、 ポップスというジャンル全体が嫌いなのだと思われてしまう。

 そうではない。 私は音楽ならばジャンルに限らずたいてい好きだ。 確かによく聴くジャンルが偏っていることは認めるが…。 では、店先でかかっている音楽の何が嫌なのかと聞かれれば、 「私は音楽が好きなのに、 みんなは音楽が好きではないんだ」と思えてしまうことが嫌だ。

 …多分、私が何を言いたいかわからないと思うので説明しよう。

 つまり、音楽というか、音全般の扱いが雑なのだ。 店全体としては有線のとあるチャンネルから曲が流れ、 店に入っている各店舗で思い思いのBGMを流し、 とある店舗のCMが流れ、 とある商品のCMが流れ…。 それぞれの音が自我を主張し、音量が大きい(大きすぎる)場合が多い。 近所のスーパーでは、 どの位置にいても常に2〜4曲を同時に聴くことが可能である。 そして、それぞれの音が不協和音を奏で、聴いてていて気持悪い。

 もちろん、このこと自体も嫌なのだが、 話の本質はここではない。 このような状況を作ってしまう店の人達は、 多分、各音楽を音楽として扱おうとしてはいないと思う (違ってたらごめんなさい)。 音楽を音楽としてではなく、ただの「音」として扱い、 その結果、「音」を「雑音」にしてしまっているという、 その音楽に対する「雑さ」が嫌なのである。

 音楽好きの人なら耐えられないのではないか?  というのが私の意見なのだが、 同意してくれる人はどのくらいいるのだろう…?


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