たいしたことのないこと / つれづれにぽこあぽこ

車、背の順

2003.08.25

 なんというか、 大きい車に乗っていると偉くなった気分になりますよね。

 まあ、それって単なる錯覚なんですが、 そういう風に錯覚する人って 「大きい=偉い」ってな風に感じてるもんだから、 小さい車を見下さなければならないんですよね。 そうしないと「自分は偉い」って錯覚を十分楽しめないですから。

 だから、 そういう人は小さい車のうしろにいたくないんです。 そりゃそうですね。 自分は「身分の高い高貴なお方」なんですから、 小さい車に乗っているような「下賎の者」のうしろになんかいていいはずがありません。 (そういう風に錯覚する人って人間の小さい人が多そうですけどね。 だって、人間が大きければそんな錯覚する必要がないんすから…)

 もちろん、 小さい車より前に出たい理由には、 「自分は偉い」錯覚ではなく、 小さい車の方が遅いということもあるでしょう。 小さい車の運転者ほど低い速度から危険を感じ始めるという統計 (http://www.itarda.or.jp/info20/info20_1.html の図5参照) もありますから、 必然的に小さい車ほど速度が遅いのです。 (しかし、それを追い越して、そんなに急いでどこへ行く?)

 というわけで、 車を運転していると、 車が「逆・背の順(背の高い車ほど前)」に並びがちになることがあります。

 しかし!

 私はここであえて提唱したい、 「車は背の順(背の低い車ほど前)に並んでいた方が安全である」と。

 というか、 こんなことは当たり前のコンコンチキ(?)。

 小さい車の方が屋根が低い場合が多いし、 大きい車の方が大抵は運転手の座っている位置が高い。 大きい車のうしろに小さい車がいたら、 小さい車が前の状況を知るのは大変だけど、 大きい車が小さい車のうしろにいても前はよく見える。 んで、 当然ながら、 前の状況は見えないよりも見えた方が安全に決まっている。 と、当たり前ですよね?

 もちろん、 小さい車の前に大きい車がいて、 小さい車から前の状況がものすごく見にくい状況でも、 車間距離を空けるとか、 ちょっとだけ左右にずれる(<車線からはみ出るなよ)とかすれば、 安全性を確保することはもちろん可能ですよ。 でも単純に「前が見やすい方が安全だろう」と。 まあ、そういうわけです。

 そんなわけで、 大きい車に乗っている方、のんびり行きましょうよ。 小さい車を前に入れてやるくらいの度量を持ってさ。 前の車が 5km/h や 10km/h 遅くてもいいじゃない。 時間はそんなに変わらないよ。 前にも書いたけど、 その大きい車でもそんなにスピード出してたら、 あなたが思ってるほど安全じゃないよ。

 それに、 うしろの小さい車の視界を遮って、 あなたが急ブレーキをかけたときにうしろから小さい車に追突されるよりも、 小さい車のうしろから前の状況をしっかり見て、 前の小さい車が急ブレーキを踏んでも 自分は悠々と止まれるって方がカッコイイじゃない。

 そう、 あなたは大きい車に乗っているからって 無意味に自分が偉いと思ってしまうような小さな人間ではないはず。 だから、だから…、

 私の軽自動車を前に入れて下さい。

 本当に前が見えなくて困ることってたまにあるのよね。


たいしたことのないこと / つれづれにぽこあぽこ