たいしたことのないこと / つれづれにぽこあぽこ

言ったもん勝ち

2003.02.03

 そういえば、この前ちょっとした事件が起きた。 バス停で待っていてもバスがなかなか来ないのである。 と、ここまでならよくある話だが(結構強い雪の日だったし)、 この先がちょっと変わっている。

 そのとき、そのバス停では私も含めた3人が同じバスを待っていたのだが、 その中のひとり(おねーちゃん)が予定時刻から20分以上遅れているバスに業を煮やして バス会社に電話をかけたのである。

 その答えが、 「行き先を間違えて運行してしまったので今から迎えにいきます」とのこと。 ようするに、 バスは私たち3人の目の前を通り過ぎたのだが、 行き先表示が間違っていた (そしてバスはその間違った行き先表示通りに運行してしまった) ので誰もそのバスに乗らなかったのだ(あたりまえだけど)。

 しばらくして迎えの車が来た。普通の乗用車で。 そして、 そのおねーちゃんともう一人のおばちゃんと私はその普通の乗用車に乗り込み、 (バス停ではなく)それぞれの目的地まで送ってもらった(もちろんタダで)。

 そのときに思ったのだが、 私が待っていたバス停以外でもそのバスを待ってた人はいたはずで、 その人たちはどうしたんだろう。 多分、あと5分も待てば(前のバスから45分後)次のバスが来たはずで、 多くの人がそちらのバスに乗ったはずだ。 おねーちゃんがバス会社に電話をかけなければ私もそうしていただろう。

 電話をかければタダで目的地の目の前まで送ってもらえて、 電話をかけなければ45分待った上、バス停まで正規の料金で。

 私を含め、 こういうときには黙って待っている人って多そうだけど、 「言ったもん勝ち」ってことも結構あるんだろうなぁ、と思った。

 とりあえず、あのおねーちゃんに感謝。


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