たいしたことのないこと / つれづれにぽこあぽこ

客商売というもの

2001.08.08

 どうも最近、 今までよく行っていたコンビニや本屋の店員の態度が悪い。

 アルバイトなのだろうか?

 だとすれば教育がなっていない。

 どう態度が悪いかというと、 「こっちは今仕事してんだから邪魔しないでよ」 と言わんばかりなのである。 具体的に言うと、

 まあ、こんなもんだが、いつもこれなので私を不愉快にさせるには十分だ。 老若男女を問わずこのような人々が増えている気がする。 あ、おじさんにはあまり見かけないかも。 単にバイトやパートである確率が低いだけか?

 バイトだって客商売。 ちょっとは気を使ってくれてもいいんじゃなかろうか?

 で、話が変わるが、先日近所のラーメン屋に入った。

 私の直前に店に入った人(以後、Aさん)が醤油ラーメンセットを注文し、 私は普通の醤油ラーメンを注文した。 セットはチャーハンがつく分普通のラーメンより時間がかかるのだが、 Aさんは私の醤油ラーメンが出来た時点で 「醤油ラーメンの方」という呼びかけに「はい」と元気に答え、 食べ始めてしまった。

 その後、私のところにセットにつくらしい(←後で知った)烏龍茶がやってきた。 Aさんが醤油ラーメンを食べ始めてしまったので、 私がセットを頼んだものと勘違いされたらしい。 そのとき私は烏龍茶がセットにつくとは知らなかったので気にしなかった。

 数分後、いきなりAさんが怒り始めた。 「セット頼んだのに、チャーハンまだこないの!?」 見れば、Aさんはラーメンをほとんど食べ終えている。 Aさん自身が間違えてラーメンを取ったのが悪いのだが、 Aさん自身はそれに気付いていない。 ならば怒るのも無理はない (っていうか来てるはずのラーメンを食べれない私が一番の被害者なのだが…)。 そのときの厨房内の会話…

「おい、あのウーロンの客がセットだろ?」
「そのはずですけど」
「ウーロン出し間違えたんじゃねーの?」
「え?」
「ちゃんと確認した方がいいんじゃねぇの?」

ってな感じで私の方に丸聞こえである。 んで、ひとりが近付いて来て聞くことには、

店員:「何注文されましたっけ?」
私:「醤油ラーメンです」

 私自身はこの状況を結構楽しんでいるので、 笑いながら答えたのだが、 私が笑ってる理由は店員さん達にもAさんにもわからないであろう切羽詰まった状況。 んで、また厨房内の会話…

「やっぱりだだのラーメンだよ」
「じゃ、あのウーロンの出し間違いか」
「あのウーロンが悪いんだよ」(←烏龍茶に責任はない)

 これ以降、この店のマスターはしきりに 「あのウーロンを間違ったから…」 「あのウーロンが…」 「だから勘違いしたんだよ」 とひとり言をもらしていたが、 客である私やAさんには何の説明もなし (Aさんが間違ってラーメンを持っていったことにも気付いていない様子)。 まあ、Aさんにチャーハンも行ったし、 私にラーメンも来たが、 マスターはずっと「ウーロンが…」「ウーロンが…」と言い続けていた。 私のところに来た烏龍茶が間違いだとはわかったものの、 それについて「飲んでいい」「飲んじゃダメ」もなく、 Aさんには結局烏龍茶は出なかった。

 マスターよ、つぶやいている場合ではない。 この烏龍茶はどうしてほしいのだ?  自分のことよりもまず客。 それが客商売であろう。 店員にどんな態度とられてもまた来たくなるほど美味いラーメン出してるわけじゃないんだから…。

 というわけで、ここで話題にあげたコンビニや本屋にももう行く気がしない。 このラーメン屋も行かないだろう。 どこの店も私ひとりが行かなくても潰れたりはしないだろうし、 他の人はこのような人達がいてもそれが当り前だと思ってるのだろうから、 それ以上客が減ることもないだろう。

 そして私は自分が入れる店を自分で少なくして、 自分の行動範囲を狭め、不便になる。 自分で自分の首を絞めるとはこのことだな…。


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