WWW でリンクフリーって言葉をよく見るけどいったいどういう意味なんでしょう?
"free" を「自由な」という意味で使う場合、 "free" は形容詞ですから、 名詞の前に置かれるはずです。 名詞の後に置かれる場合には "smoke free(禁煙)"、 "maintenance free(メンテナンスフリー)" などのように、 「〜がない」などという意味で使われるのが一般的だと思います。 つまり、"link free" なら 「リンクは御遠慮下さい」という意味にでもなるのでしょうか?
名詞の後ろに "free" が置かれる場合には「無料」の意味もありますから、 もしかすると、 「本当はここはリンクを貼るだけでもお金を取りたいほど有意義なサイトなんだけど、 特別に無料でリンクを貼ってもいいです」 って意味かもしれません。 私はリンクを貼るだけでお金を出したいほど有意義なサイトは見たことありませんが…。
まあ、誰かが間違って使った英語を「かっこいい!」と思って、 みんな使い始めちゃったんでしょうね。 そう考えると「リンクフリー」はほとんど和製英語なわけで、 本来の意味との違いをそれほど気にする必要はないのかもしれません。
ところで、そもそも、なんでわざわざ「リンクフリー」と断らなければならないのでしょう?
インターネット上で無防備に公開している情報である以上、 「全ての人が見ても構わない」と発信者は考えているんじゃないんでしょうか? もし、一部の人だけしか見れないようにしたいのならばアクセス制限をかければいいだけですから。 手間を惜しんでおいてリンクを貼られたら怒るような人がいるので、 わざわざ「リンクフリー」って書かなきゃいけないんでしょうかね?
「リンクはトップページにお願いします」って意味の注意書きもよく見ますけど、 これもなんとなく無意味っぽいですね。 このような注意を書いている本人は、 その人の都合でディレクトリ構成が変わったり、 ファイル(ページ)自体を消しちゃったりするかもしれないので、 簡単に消さない(存在が最も保証されている) トップのページへのリンクを推奨するのかもしれません。 まあ、推奨ならいいんです。 でも、命令形だといただけません。 リンク先の内容はそれを書いた人のものですが、 リンク自体はリンクを貼った人のものです。 全てのページが公開されているなら、 その中のどのページにリンクを貼っても自由なはずです。 リンクを貼られた側は自由にファイルを消去してもよく、 そのことでリンク切れになるかどうかはリンクを貼った人の責任です。 どこまでが自分のものなのかよく考えなきゃいけません。
さて、ぐだぐだ書きましたが、 私のページは "link free" ではありません。 「リンクフリー」です。 どのページにリンクを貼っても構いませんが、 貼っていただける方は自己責任でお願いします。 トップページが最も存在を保証されていることは確かです。 また、リンクを貼って頂けるときには連絡を頂けると嬉しいですが、 特に私に断りなくリンクを貼って頂いても全く問題ありません。 というか、むしろガンガン貼っちゃって下さい。
よろしくおねがいします。