たいしたことのないこと / つれづれにぽこあぽこ

タバコを振り回す人

2001.03.17

 私自身はタバコは吸わない。 吸ったことがないわけじゃないけど 「うまい」とか「まずい」とかそういう話の出来るようなものではなく、 ただただ「煙」だったという記憶しかない。 私は鼻が弱いためにその「煙」もあまり気にならない。 なので、私の周りの人がタバコを吸おうが吸わなかろうが気にしないのだが…。

 タバコのことで私が気にするのは火そのものである。 タバコとはつまり、火のついた細くて短い棒に他ならない。 タバコ以外でそんなものを持ち歩いていたら危険人物だと思う。 いや、やはり、タバコも十分危険なのではないか?

 もちろん、常識的に扱っていればタバコはそれほど危険なものではない。 タバコを日常的に吸っていると体に害を及ぼすそうだが、 そんなことは些細なことだろう。 タバコを吸っている人が「何十年後の自分の健康」を気にしているとは思えない。 では、何が危険と思えるかというと、表題の通りである。

 火のついた棒を持っているわけだから、 多少は周りの人に気を使ってくれてもよさそうなものだが、 そうでない人がいる。 その火のついた棒を持って歩き回る人がいるのだ。 くわえタバコというのはみっともないのか、 火のついた棒を持って歩き回る人の多くは、 その棒を指にはさんで歩く。 そして普通に、手を振って歩く。 つまり、火のついた棒を振り回しながら歩くのだ。 しかも、その棒の火のついた側は外側を向いている場合が多い。 多分、その棒を持って歩き回っている人も、 無意識のうちに火の部分は危険だと思っているのだろう。

 これは、周りの人から見れば迷惑極まりない行為である。 街中で火を振り回している人が危ない目に会うのは構わない。 それは本人の勝手だと思う。 ただ、その危険を周りの人に与えないでもらいたいのだ。 タバコの火で服を焼かれそうになった人、 子供の目を焼かれそうになった人等はそれほど少なくないのではないかと感じる (実際に焼かれた人はそう多くないだろうが…)。

 単に「他人を焼かなければいい」というのではなく、 「焼かれるかも!」っていう危惧を他人に抱かせないでもらいたい。 タバコを吸わなければならない人は、 どんなことをしても吸わなければならないのだろうから、 せめて火のついたほうを自分に向けておいてもらいたいものだ。 もちろん、そのような危険な事をする人は少数派だということもわかっている。 ただ、危険な少数の人がやはり目に付くのだ。

 もちろん、このホームページを訪れてくれた方は、 たとえタバコを吸うとしても、 危険な少数派の方ではないと思うが…。


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