たいしたことのないこと / つれづれにぽこあぽこ

札幌のエスカレーター

2001.02.17

 誰がいつ頃決めたのかは知らないが、 札幌では2車線(?)のエスカレーターは、 急がない人は左、 急ぐ人は右ということになっているようだ。 「札幌では」と書いたが、 札幌在住の私には他の地域ではどうなのかは知らない。

 なぜみんなそんなに急いでいるかも不明だが、 急ぐ人は急いでいる。 かく言う私も急いでいるときには右側を駆け上がりたいこともある。 しかし、 やっぱりそんなことは気にも止めない人というのはいるらしい。 皆が左側に一列に並んでいて、 自分独りだけ右側で止まっている。 そこに後ろから急いでいる人が上がってきて、 渋滞となる。

 私は一時期、 そのような傍若無人な振る舞いをする人というのは 「オバタリアン」(死語)だけかと思っていたが、 べつにそういう訳でもなく、 老若男女全く区別が無いようである。 一見、 とても紳士淑女風な方々であっても、 エスカレーターの規則だけは理解していないという人もいるようだ。

 確かに明文化された規則ではないから、 気付くか気付かないかは個人のほんの少しの注意力の問題かもしれないし、 知ってるんだけど友達と横並びでエスカレーターに立っていたい こともあるかもしれない。 後ろの人に気を使うかどうかは 個々人のマナーの問題なのだろう。

 ところで、 私の前を歩いていた人がエスカレーターに差し掛かり、 右側で止まってしまった。 私は「またか」と思いつつ左側にのったのだが、 後ろの人は右側に立ってしまい、 それ以後、 止まっている人の列が右側にでき、 私一人で左側にぽつんと立っていることになってしまった という経験がある。 多勢に無勢なので、 右側に引っ込んだのだが、 いまだに納得のいかない出来事である。


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