危険性

中には、IUDを使用して数週間、不正出血や下腹痛がある方もいらっしゃいます。しかし、普通は、1〜2ヶ月で症状は軽くなります。

 IUDで重症な合併症が起こる事はまれです。しかし、中には問題が起こる方もいらっしゃいます。このような問題は、挿入している最中もしくは直後に起こるのが普通です。

IUDに問題が起こった場合に、症状が起こります。この症状に注意して、もし、症状があれば、必ず主治医に連絡してください。

l         ひどい下腹痛

l         性交時の痛み

l         不正出血、性交後の出血、一ヶ月以上続く出血

l         生理が無くなった、もしくは、妊娠の兆候がある

l         いつもと違うおりもの

l         膣内のナイロン糸の長さや位置の変化

 

 さらに、IUDは妊娠を防ぐ事はできますが、性感染症を予防する事はできません。性感染症の危険がある場合には、コンドームの使用が必要です。

 

最後に

 IUDは多くの女性にとって、安全かつ効果的ですぐにやめる事のできる避妊法です。IUDを使用する利点とリスクを十分に検討し、病歴や性生活をきちんと知る事で、貴女がIUDを使う事がベストなのかどうかを判断する事ができます。

 IUDを使う際には、副作用の症状に注意して、異常があればすぐに主治医にご相談ください。早めの処置によって、長期間使用の副作用を防ぐ事ができます。

(レディースクリニック 市ヶ尾)