− リアフォグをクリアレンズに換装 −


 ゴルフ5のテールランプは、内側の丸の中が左右で異なる機能を担っています。左側がバックランプ(クリア)、右側がリアフォグランプ(レッド)になっており、このため左右非対称の外観です。常時ウィンクしているような外観が、なんとなく違和感があって落ち着かない感じですね。

 マニアックスでは、右側のフォグランプのレンズをクリアに変更し、しかも点灯時には赤く点灯して機能を一切損ねないという、換装キットをお取り扱いいたします。レンズ本体は左ハンドル車用の純正パーツであり、品質、信頼性はノーマルと全く同等です。

   

 レンズは、R32ダークテール用のもの(写真左)と、ノーマル用のもの(写真右)の、2種類をご用意いたしております。いずれも点灯時に赤く光るためのレッドバルブが装着済みのコンプリートキットで、ポン付けで換装頂けます。

 また、R32ダークテールについては、ノーマルテールからの換装のお客様のために、左右4点セットのフルキットもご用意いたします。なお、フルキットのお取り付けは、R32ダークテールの装着方法をご参照ください。以下、リアフォグランプのみの交換方法をご説明いたします。作業はイグニッションキーを抜いた状態で行なってください。

   

 まず、テールレンズが不用意に脱落するのを防ぐため、マスキングテープなどでボディに貼り付けます。次に、リアハッチを上げた状態で、リアフォグの内側部分の内張り(フタ)を外します。このフタは、切り欠き部分に手指を掛けて強く引っ張れば外れますが、もし外し難い場合はマイナスドライバーの先端をビニールテープで養生するなどして、それをテコにして開けてください。

   

 フタを外すと、コネクタが見えますから、コネクタの左右のロックをしっかり摘んで横方向に引き抜きます。コネクタを抜いたら、次にソケットを時計方向に回して外します。30°くらい回すと、真っ直ぐに引き抜けます。

   

 ソケットを外したら、テールレンズを固定しているナットを外します。ナットは10mmのスパナで緩め、途中まで緩んだらあとは手指で回して外してください。ナットを落下させないように、慎重に摘み出します。

 ナットは2箇所あり、ひとつはランプより下側にあります。少し手が入り難いかもしれませんが、慌てずに作業すれば難しくありません。ナットが内装のリブに当たって、スタッドボルトから外れにくい場合がありますが、その場合はテールレンズを少し持ち上げるようにして浮かし気味にすると、スタッドが引っ込んで簡単に外せるようになります。ナットを落下させないように、慎重に作業してください。

   

 ナットを2つとも外したら、ハッチを閉じ気味にして、マスキングテープを剥がし、テールレンズを抜き取ります。作業中にハッチが上がってしまったり、閉まってしまうと思わぬトラブルの元になりますので、一人で作業する場合はもう一方の手でしっかり押さえて作業してください。

   

 レンズを外すとこんな感じです。パッキンが当たる面は、ゴミが付着しているとあとで浸水の原因になったりますので、雑巾で綺麗に拭いておきます。

   

 これから取り付けるレンズの、ソケットを時計回りに捻って外します。ソケットを外した状態のレンズをボディにあてがいます。そのままハッチを一杯に上げてナットを締める作業に進んで大丈夫ですが、うっかりハッチを閉めてしまったりするといけないので、外側からマスキングテープで仮固定しておけば尚安心です。

   

 あとは取り外した逆の手順でナット2箇所を締めます。パッキンの弾力があるため、ナットはかなり何回転も締まっていく感じですが、軽く回るうちはどんどん締め込んでいってください。閉まりきるとつっかえる感じで急に回しにくくなりますので、それ以上力いっぱいには締めずに、軽く締めておけばOKです。あとは、先ほど外したバルブをしっかり差し込んで、反時計回りに30°ほど回転させてロックします。

   

 ソケットにコネクタをしっかり挿し、ロックが掛かるのを確認したら、フタを締めます。フタは内側を差し込んでから外側をパチンと閉める感じです。これで、取り付けは完了です。

   

 最後に、表面の保護シートを剥がして、イグニッションキーを挿し、点灯試験を行なってください。消灯時にはクリアな外観で、点灯時には綺麗な真っ赤な光が灯ります。

   

 左が交換前で、右が交換後です。とてもスッキリとした外観になります。純正部品ですので、ボディ側のレンズとの色合いやチリの合わせもバッチリです。もちろん、耐久性や信頼性についてもご安心してお使い頂けます。

 これが、リアビューです。左右対称になり、気になっていた違和感が払拭されます。左右非対称が気になっているという方には、自信をもってお奨めできるメニューです。