− R32用ダークテールレンズ −

2006.09.18 三版


 R32用ダークテールレンズをお買い上げいただき、ありがとうございます。このダークテールレンズは、GOLF5の全グレードに、換装できます。作業はとても簡単。VWMで取り扱うダークテールレンズは、日本正規輸入の、VW/Audiパーツセンター経由純正部品であり、フィッティングも確認済ですので、ご安心してお取り付けいただけます。

 商品が到着しましたら、箱を開梱される前に、まず以下のご確認をお願いいたします。R32用ダークテールレンズの、ボディ側に装着する方(大きい方)の部品には、側面に4箇所、底面に2箇所、合計6箇所のクッションラバーが貼り付けられています。このうち、側面4箇所のクッションラバーは、取り扱いにより脱落しやすくなっております。

 VWMでは、商品を発送する前に、このクッションラバーの脱落がないことを全点確認しています。さらに、輸送中の脱落を防ぐために、VWM流に丁寧に再梱包して発送しております。開梱時にこのクッションラバーを脱落させることがないよう、とくにエアキャップ(プチプチ)を剥がす際には十分ご注意ください。

 開梱されましたら、梱包材を処分される前に、必ずこのクッションラバーが全個所着いていることををご確認ください。万が一このクッションラバーが脱落している(または開梱時に脱落した)場合も、発送前に全個所確認して梱包していますので、必ず箱内または梱包材内にクッションラバーが残っています(再貼り付けできます)。

 底面のクッションラバー2箇所は写真の位置にあります。こちらは脱落する心配はほとんどありませんが、念のため、開梱後にご確認をお願いいたします。次に、テールライト取り付け時の位置決めをより確実に行なうため、専用のスペーサーを取り付けます。

 このスペーサーは、テールランプの位置決めのためのものですが、07モデルからはスペーサーがボディ側に着いており、テールランプにスペーサーを取り付ける必要はありません。取り外したノーマルテールランプの同じ箇所を見ていただき、上写真のような突起がある場合はダークテールにスペーサーを装着し、ノーマルにこの突起がなければダークテールにスペーサーは不要です。

 スペーサーは、左右各1つが添付されています。取り付けようのネジも同封されていますので、ご確認ください。テールランプの内側下部に、ネジ穴がありますから、そこにスペーサーをネジ止めします。

 以上の準備ができましたら、取り付け作業にかかります。作業の際には、イグニッションキーは抜いた状態で行なってください。また、ボディ外側のテールランプの周囲には、必要に応じてマスキングテープなどを張り、養生をすることをお奨めいたします。

 テールランプは、ボディ側と、ハッチ側に分かれています。まず、ボディ側の取り付けから説明いたします。はじめに、ハッチを開いて、トランク内側から内装を剥がします。切れ目が入っているので、そこから引っ張れば、簡単に剥がれます。左右とも、同じ構造になっています。

 こちらは、内装を剥がした状態の写真です。内装を剥がすとコネクタと配線が見えますので、そのコネクタを取り外します。コネクタは、スライドボタンでロックされていますので、ボタンを青矢印の方向に引きながら、コネクタを黄色矢印の方向に引っ張って下さい。すこし固い場合がありますが、ボタンをしっかり押さえて引っ張れば、必ず抜けます。

 コネクタを抜きましたら、次にテールレンズ本体を取り外します。上下にナットが2個あります。写真で黒く写っている部品がそれです。ライト本体からスタッドボルトが突き出しており、そのボルトがボディを貫通して、内側からナットで止める構造になっています。取り付け前のダークテールの方を見て、ボルトの構造をご確認ください。

 ナットのサイズは工具サイズで13mmです。この2本のナットを矢印の方向に回して緩めます。初め工具で緩めると、途中からは手で緩めて外すせます。ナットを2本とも外すと、テールランプは外側に簡単に取り外せます。ナットを外す際に落とさないように十分注意してください。また、テールランプを外側に落とさないように、二本目のナットを外す際には慎重に行なってください。

 テールランプを取り外したら、ボディ側を雑巾などで綺麗に清掃してください。とくに、パッキンが当たる面の周囲に汚れが付着していると思いますので、綺麗にふき取って、乾いてからダークテールを取り付けてください。ダークテールの取り付けは、外す逆の手順で行なってください。取り付け後にコネクタを挿して接続し、内装を閉めれば完成です。交換の方法は、左右で全く同じです。

 次に、ハッチ側の交換を行ないます。作業を行なう前に、テールランプが脱落するのを防止するため、ハッチの外側からテールランプをマスキングテープなどで×状に貼って固定しておきます。ハッチを開くと、ライトの裏の内装に蓋があります。この蓋を外して下さい。青矢印のところに、工具を掛ける溝状の部分がありますから、そこにマイナスドライバーなどを掛けて、黄色矢印のように、地面方向に引っ張ると外れます。若干固い場合がありますが、慎重に引っ張れば外れます。

 蓋を外すと、写真のようにテールランプの裏側が見えます。まず、このコネクターを引き抜いて下さい。写真の黄色点線より上の部分が、黄色矢印方向に外れます。その際、青矢印のロックを押さえて解除しながら、黄色矢印方向に引っ張ってください。黄色点線より下の部分は、この時点ではランプ側に残ります。

 コネクタを引き抜いたら、電球のソケットを外します。ソケットは写真のように捻れば、簡単に外れます。左右のテールランプで、ソケットを捻る方向が逆になります。左テールランプのソケットは、反時計回り方向に、右テールランプのソケットは、時計回りに捻ってください。

 ソケットを外したら、ナット2箇所を外します。なっとのサイズは、工具サイズで10mmです。1箇所は、写真の右下、もう一箇所は、写真左上の方の、少しだけ奥にあります。工具を掛けるのが難しいことはありませんが、ナットを落とさないように十分ご注意ください。外す順番は、より難しい、写真左上の奥の方から先に外し、簡単な写真右下の方をあとで外します(写真ではソケットがついていますが、外してから行なってください)。

 ナットを外す最後の瞬間、片手でハッチを少し下げ加減におさえて、もう片方の手でナットを上手く受け止めるようにすると、うまく外せます。ナットを2本とも外すと、テールランプは外側に外れます。テールランプを落下させないため、上述のようにテープで外側から仮固定しておくか、もしくは2本目のナットを外す際にテールランプを外側から手で押さえておくなど、十分ご注意ください。

 ボディ側と同じように、ハッチ側もテールランプを取り外したら、ハッチ側テールを外した箇所を雑巾などで綺麗に清掃してください。とくに、パッキンが当たる面を綺麗にふき取って、乾いてからダークテールを取り付けてください。

 これから取り付けるダークテールの方も、同じようにソケットを捻って外しておきます。ダークテールをハッチにはめ込み、ナットを締めます。このときに、パッキンの厚みがあるため、十分に押しつける必要があります。押しつけた状態のまま、ナットを掛けます。ライトユニットを落下させないために、マスキングテープなどで仮止めしておくことをお奨めします。

 2個ナットを締めていきます。途中までは2本をできるだけ均一に締めて、最後に本締めして下さい。締め付けは、強すぎないようにご注意ください。あとは、ソケットをはめて、コネクタを挿して接続し、蓋を元通りに閉めれば完成です。交換作業は、左右で全く同じです。

 取り付けが左右とも完了したら、ハッチをしめて、外から取り付け具合を確認してください。それから、走行する前に、どなたかに手伝ってもらい、テールランプ、ブレーキランプ、左右ウィンカー、バックランプ、フォグランプが確実に点灯することを必ず確認してください。以上で、作業は完了です。

 こちらは、本物のR32です。シルバーのボディに、ダークテールが映えます。テールランプの深みのある色合いが重厚な感じで、リアビューがぐっと引き締まって、精悍なイメージです。他グレードへのコンバージョンで、この引き締まった重厚感が得られます。

 シルバー、レッド、ブラック、ホワイト、どんなボディカラーの車にも、それぞれ持ち味をいかしてしっくり納まります。簡単なコンバージョンで、とても効果的なスタイルアップが味わえます。きっとご満足いただけると思います。