− Volkswagen Maniacs 2004 Summer −

<第二期ステッカー制作記>

6.そうこうしてるうちに、版下が...

 っと、色決めなどに追われているうちに、意外と早く版下が上がってきました。下の画像が実際の版下の例です。

 

 これを確認してOKなら、いよいよ版を起こします。あとは、注文した素材の到着を待って、印刷開始となります。でも、時間がなくて、かなり慌てていました。この時点では、あとで大変なことになろうとは知る由もなく...。

 あとは、さらに詳細な仕様も詰めていきます。今回とくに吟味したのが、アプリケーションシートの選定です。VINのステッカーは切り文字タイプなのですが、このタイプのステッカーは、貼り付ける際に各文字の位置関係を保つため、アプリケーションと言われる上貼りのシートが着いています。このシートの硬さ(ハリ)と、粘着材の強度が、張り付け作業のやり易さを大きく左右します。アプリケーションシートが柔らかすぎたり、粘着が弱いと台紙から剥がす際にステッカーが着いてきませんし、逆に硬すぎたり粘着が強すぎるとステッカーをボディに貼り付けた後でアプリケーションだけを綺麗に剥がすことができなくなります。

 一般に市販されているステッカーなどは、販促の目的で透明のアプリケーションシートが使われていますが、実際に使ってみると各文字がバラバラになってしまったり、具合の悪いものも少なくありません。今回は、貼り付け作業のし易さに主眼をおいて、何種類ものシートの中から、最適なものを選定していただきました。実際に使った感じも、じつにやりやすくなっています。

7.いよいよ完成か...

 っで、ステッカーの製品が出来上がってきたのが、なんとフェストの3日前。一部のものは、前日でした(汗)。しかも、今回はコストをギリギリまで抑えるため、なんとシート状のままの納品です。

 つまり、こんな感じ(爆)。↑

 デキはイメージした以上に素晴らしく、デザイナー兼制作担当として納得のいく仕上がりです。これを、シェフ自ら切り分けます、ではなく、デザイナー自ら1枚づつにカットしていきます。この作業、やったことのある人は分かると思いますが(そんな人いないって爆)、けっこう難しくて大変なんです。台紙がシリコン化工でツルツル滑るので、2枚以上を重ねてカットすることができません。どんなに強く押さえつけても、切っている間に重ねたシートがズレてきて、下のシートは明後日のところを切ってしまうことになります。つまり、1枚づつ切る以外にない状態。コスト削減のタメとはいえ、泣けました。 

 セキュリティステッカーを貼り付けた状態は、こんな感じになります。図柄も訴求内容も主張が強すぎず弱すぎず、必要なことだけをしっかりと伝える表現は、質実剛健なVW車の雰囲気に良く馴染んでいます。色も、白などのプレーンな感じとは異なり、シルバーの印刷色が全体の透明感を強調するため、透明のガラスに貼った状態でもステッカーだけが浮き立ってしまうような違和感がありません。狙い通りの仕上がりと言って良いと思います。

 ホログラムタイプも出来上がってきました。写真は、撮影のためにアプリケーションを剥がしてありますが、実際の製品では、VINのステッカーにはアプリケーションシートが被っています。ミラーとホログラムは、どちらも写真でイメージを伝えるのが難しいので、もういくつか写真を載せておきます。

   

 シャンパンゴールドの色合いは、実に絶妙で、イメージ通りの雰囲気に仕上がりました。落ち着いた雰囲気と高級感を求めるにはミラータイプ、あでやかさと多彩な表情を楽しむにはホログラムタイプがお奨めです。写真では、ミラー地は黒っぽく、ホログラム地は青っぽく写っていますが、いつもこういう色という意味ではありません。光の加減によって様々な見え方に変幻します。

       

 ホログラム地のVINを貼り付けた状態では、こんな感じです。見る角度によって、色が違って見えます。これは、夜にハンディライトで撮影した写真ですが、昼間はさらにまた違った表情を見せます。これを写真で表現するのはもはや不可能なので、すいません、あとは是非現物をご覧いただきたく思います(ほんとに)。

8.カタログ見本の準備、でもよく見ると...

 今回は、フェストでのリアル店舗展開がありますので、説明用にカタログ見本帳を準備することにしました(内輪では標本と呼んでいます、笑)。土台になる紙に簡単な説明と値段などをプリンターで印刷し、そこにサンプルを貼り付けて、透明カードケースに挟みました。かなりイイ感じの見本帳ができあがりました(笑)。

 っと、この期におよんで、えらいことを発見してしまったのです(巨汗;)。↓

 な、なっ、な〜んと、スペルがミスッてるぢゃないですか!!! 「REQUIRED」の「U」が抜けてる〜ぅ。あ〜ぁ、もう全身から力が抜けました。確認したら、案の定私の原稿が間違ってました。どうしよう...。「このまま黙って売ってしまえ」「だれも気がつきゃしない」と、悪魔が囁きます(爆)。う〜ん、幹事のみんなで相談した結果、やはりVWMの沽券に関わるということで、このFUELステッカーは販売延期の措置をとることになったのでした。フェストで「近日発売」の表示をご覧になった方、黙ってましたが真実は、こうでした(巨爆)。

 見本帳の表示も、そこだけは「COMING SOON」に。私ってば、よほど慌ててたんでしょうね、「COMING」の「M」が3つになってます(爆)。「M」を「MM」に間違えたならまだしも、「MMM」ときました(爆)。もういいです、見本帳はこのまま行くことになりました(激爆)。っで、ステッカーの方はといえば、もちろんFUELの2色とも全数再制作となりました(T_T)。・・・あの、販売ページの製品写真など、よく見るとスペルが間違ったままですが、あれは初版の写真を使ってしまったためです。お買いあげ頂く実際の製品は、ちゃんと直った状態ですので、ご安心下さい(笑)。

9.そしてドキドキのリアル店舗展開は...

 フェスト当日、なんやかやでトランクはほぼ満載状態です。5時起きして茂木に向かいました。神の恵みか天気は快晴です。

    

 VWマニアックスはメンバー制のクラブではないので、ブースの出展ができません。GTIクラブに間借りするかたちでの、始めてのリアル店舗開設です。果たして、お客様の反応やいかに...。

    

 私の車には全種類のステッカーを貼り付けた上、販促用の大きな矢印プレートを全身ベタベタに貼って、見本として使いました。FUELステッカーは、悲しいかな近日発売サインです(T_T)。

 かなりドキドキしながらのリアル店舗初体験でしたが、朝早く、まだ準備作業をしているうちから指名買いのお客様がたくさん見えて、嬉しいやら、慌てるやらで、てんやわんやのスタートです。私はドラスクもパレランもキャンセルしてほぼ丸一日店番をしていたのですが、立地条件の悪さ(ハッキリ言って最悪)に関わらず、予想を大きく上回るお客様がいらして下さいました。しかも、ステッカーは大好評!!本当にありがとうございました。もちろん、ネットで販売する分の在庫もちゃんと残しております、ご安心を(笑)。