2004.06.20 ブレーキ取り付け完了

 ポルシェのブレーキを、本日装着完了しました。イシカワさんにお願いした取り付けはもちろん完璧です。インフォームドコンセントも、作業の丁寧さも、本当に素晴らしいと感じました。取り付けなったポルシェのブレーキの外観的なカッコ良さは思った以上です。その辺は大満足なのですが...。

  う〜ん、案の定というか、フィールはですね、求めてるのとは、ちょっと違うんですよね。相変わらずペダルタッチはグニャグニャするし、遊びと踏みしろの境目はなきがごとし。なおかつ、踏むか踏まないかの踏力で効いてしまいます。やはり、私の個体は、サーボ(真空倍力)の効きがまるっきりリニアじゃないことが原因としか思えませんね。倍力装置を、取り替えたい!!。ポルシェのバキュームサーボ、売ってないかなあ(悲爆)。

【改善点】
・それなりに踏み込んだ時のペダルの剛性感はアップしました。
・パッドがひっ着くような抜けの悪さは解消されて、踏力を弱めた時には効きも弱くなるという面で、コントロール性は良くなりました。
・踏力が弱い範囲では、必要以上に食い付いてしまう感じがなくなり、イイ感じでパッドがローター面を撫でるように滑ってくれます。
・明るいところでちゃんと見てませんが、ダストは大幅に減ったようです。泣きもありません。

【いまいちな点】
・遊びと踏みしろの境目は相変わらず不明確。ペダルに足を乗せるくらいの踏力で効き始めてしまいます。
・踏力の弱い範囲では、相変わらずグニャグニャのタッチ。日常的には結局求めていたカッチリしたタッチは味わえません。
・これはもう少し当たりが出ないと何とも言えませんが、ストッピングパワーはノーマルより若干落ちたような感じです。ノーマルはあまりコントローラブルではありませんでしたが、効くことだけ言えばかなり効いてました。まあ、これについては大して気にしていませんけど。

 って感じでしょうか。やっぱりですね、私の不満を解消するには、バキュームサーボを何とかするしか手がないと思われます。ポルシェのとまでは言わなくても、G3のちょっと小径のとか、つかないかなあ。今日は疲れちゃったので、写真のアップはまた後日ということで。

 っと思いつつ、道も空く時間になったので、近所のお決まりコースをちょっと走ってきてみたら、ぜんぜん良くなってますね。イイ調子で走ると、違いが明確に分かります。渋滞並んでるような走りだと、あまり違いも分からないですが。キャリパー、ローター、パッドは、申し分ないですね。ある程度のスピードから踏み込むと、回転するローターにパッドが押しつけられる様子が、ちゃんと足裏に伝わってきます。良いかも。パッドの感触も、中途半端に踏んでると効き自体が甘くなったかのように感じるのですが、踏めばちゃんと効くってことがわかりました。変に食い付かない、常にローター表面を滑ら瀬ながら挟み込んでいく感触は、自分結構好みかも。

 ・・・だんだんと気に入ってきました(爆)。対向ピストンキャリパーには、ストップテック、ブレンボ(モノブロックじゃないやいヤツ)、COX、と乗ったことがありますが、そのいずれとも違う感触ですね。たぶん、パッドのせいが大きいんだと思いますが。もしかしたらローターの材質のせいもあるかもしれません。これは、好みが分かれるところでしょうね。食い付く感じが好きな人、スピードを吸い取るように減速する感じが好きな人には、向きませんね。けっこう滑る感じがあるし、一生懸命ローターを挟み込んで止めようとしてる感触が伝わってくるので、そういうのが好きな人には向いてます。

 そういえば、装着したての数十キロは、ちょっと(60〜80キロくらい)スピードを出してブレーキを踏むと、軽くダダダダって感じのカックバックがペダルに返ってきて、ローターが完全に平らじゃないな(たぶん、数十ミクロンの世界)、と思ったのですが、あまり強く踏み込まないようにしてしばらく走って、徐々に強めに踏んでみたりしてるうちに、ペダルへの振動はほとんどなくなりました。まだ、当たりが出たとまでは行っていないはずですが、少しは均一になったという感じですね。まだ、これから千キロくらいの間は結構調子が変化する可能性があると思いますので、安定したらもっと良いフィールになるかもしれませんね。