13.テールレンズ加工 (2/2ページ)

 ウィンカー部分を拡大すると、こんな感じです。実は、バックランプだけを加工した状態で一旦車に装着して2〜3週間使ったのですが、このウィンカーのオレンジが透けるのが、どうしても気になってまた外して加工することにしました。

    

 ウィンカーをオレンジに光らせている着色レンズは、電球を囲むような円筒形をしています。この着色レンズは、リフレクタ(銀色の反射板)と一体成形になっていて、着色レンズ部分を単純に切って取ってしまうと、リフレクタがバラバラになって外れてしまう可能性があります。なので、加工に先立って、リフレクタを瞬間接着剤とエポキシ接着剤を併用して固定しておきます。

    

 次に、レンズ部分を切り落としても、切り落とした部分が取り出せないとどうしようもないので、取り出しが簡単になるように先にレンズ部分を中央から2つに切断できる状態にしておきます。ドリルは、すっぽ抜けてスモークレンズに内側からキズをつけてしまうと厄介なので、先端にテープを巻いて、一定以上に突き出さないようにしておきます。っで、オレンジの着色レンズに連続して穴を開けて、左右に割れやすいようにします。

    

 あとは、リューターに丸ノコをつけて、着色レンズ部分を根本から切断します。できるだけリフレクタにキズをつけないように、かつ着色レンズの根本部分が残らないように、うまくレンズとリフレクタの境目を見極めながら切っていきます。

 切り取った着色レンズは、当初予定では半分くらい引き出してから2つに割ろうと思っていましたが、元々の組立方向が向こう側からのため、こっちに抜けないようなひっ掛かりがあって、少しも出てきません。仕方がないので、中でまず2つに割って、それから取り出すことにしました。割れ目をけっこうギリギリまで入れておいたのが奏功して、ペンチを内部に突っ込んでレンズを強引に開いたら、なんとか割ることができました。取り出したレンズが右写真です。

 あとは切り口のバリなどをとって、形状を整えれば完成です。っが、レンズの内部がカスだらけになってしまっており、クリーニングしないといけません。今回失敗したのは、いきなりエアで吹いてしまったことです。まずは、掃除機の先にチチューブを接続するなどして、内部のカスをできる限り吸い取る方向で処理するのが正解だったと思います。エアでブローすると、カスが奥へ奥へと散らばってしまい、出すのに非常に苦労します。一部、どうしても出せないもカスとかもできてしまいました。まあ、何とか苦労して、普通に見る分には気にならないレベルまでには行きましたが。やはり、吸い取るのが正解だと思います。

    

 で、加工前と加工後を比べるとこんな感じです。かなりスッキリした印象になります。それと、写真がないのですが、点灯時の光り方も良くなります。USテールそのままだと、ウィンカー点灯時に着色レンズのレンズカットがクッキリと透けて、同心円が浮き上がって見えます。着色レンズを削除することで、電球のフィラメント部分だけが明るく光ってしまうのではないかと心配したのですが、実際にはそんなことはなく、マルチリフレクター風の透明感のある光り方になって、好印象です。

 電球は、お約束のシルバービジョンです。シルバービジョンは150゜ピンタイプで、車のソケット側は平行ピン(180゜タイプ)なので、これまたお約束の加工で、ピンを片方削り落としました。最近は平行ピンタイプのこの手の電球も出ているようなのですが、入手経路などがチト分かりませんでした。まあ、ピンを片方削った状態で、実質は何ら問題ありません。

 っで、肝心の、車に装着した状態の写真がないんですよ。こんな恥ずかしい姿じゃ、ダメですかね(爆)。あとで、写真撮ったら、掲載しますね。写真を差し替え&追加しました。全体の印象は、すごくスッキリした感じです。たぶん、言われなければこれがノーマルかと思うくらいの感じです。いつものセリフですが、ノーマルよりノーマルっぽいですね(笑)。ホーフェレのリップとのデザイン的なマッチングも良好だと思います。腕に覚えのあるDIYerの方には、お奨めできるメニューです(笑)。

 こちらは、テールランプの拡大はこんな感じです。

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