右側は、ナットを外すのは左側よりもずっと簡単です。上写真の矢印の位置にナットが3ヶ所、いずれも肉眼で確認できる位置にありますから、ナットを脱落させないようにだけ気を付けて、この3ヶ所を外せばOKです。しかし、この3ヶ所を外しても、右側ははめ込みが1ヶ所あって、テールレンズは素直に外れません。
はめ込みは、テールレンズがサイドに回り込んだ先端の角にありますので、ムリに外そうとすると、レンズが割れてしまいます。スキマから中を見ながらマイナスドライバーを挿し込んでドライバーを回転させて外すか、もしくはテールレンズの先端が三角に尖った部分にひもなどを上手く掛けて、引っ張るようにします。外した写真が右で、くびれた形の丸ピンがゴムのブッシュに刺さっている構造です。くれぐれもテールレンズ自体をこじらないように外す必要があります。
テールレンズを外すと、ボディ側には埃や汚れがたくさん付着しています。パッキンが当たる面に埃があると、あとで水漏れの原因になりますから、この時点で綺麗に清掃しておきます。また、スタッドやピンが刺さる穴の周囲には、テールレンズ側に防水パッキンが着いているのですが、このパッキンがボディ側に貼り付いて残ってしまう場合があります。右写真のようになっている場合は、パッキンを剥がして、綺麗に拭いておきます。こういう地味な作業を怠ると、あとで雨漏りしたり、テールレンズに水が溜まったりします。
スポンジのパッキンが、外したノーマルテールレンズ側に着いていますから、これを剥がし取って、両面とも綺麗に拭いて(もしくは洗浄、乾燥して)、新しく装着するテールレンズに移植します。
右側のテールレンズは、リアフォグ部分の電球が入る穴を開ける加工が必要です(販売店によっては加工済みで売っている場合もあるようです)。カスなどが中に落ちないように気を付けながら、ニッパなどで切断すればOKです。あとは、取り外した逆の要領でテールレンズを取りつけるだけです。その際、レールレンズ自体を外側に脱落させないように十分気を付ける必要があります。
あと、テールレンズを填めて、そのままナットを締めてしまうと、クリアランスが下方向に詰まってしまい、バンパーと密着した状態に固定されてしまいます。適正なスキマが確保されるように、厚紙を折ったものなどを挟んで、ナットを固定してから挟んだものを引き抜けば、綺麗に位置決めできます。スキマがどのくらいあるかは、外す前に確認しておけば、なお完璧です。
っで、これが取り付け完了した状態。雰囲気がガラっと変わりますね。赤の部分の色が鮮明なので、ハッキリした印象になります。それから、ウィンカーの下のスモールランプの部分がスモークになっていないので、スッキリした印象です。
斜め後ろは、こんな感じ。ブルーアンスラサイトのボディ色の対しては、バックランプ部分の色がボディ色と似すぎていて、ちょっと違和感がありますが、以前に見た黒とかシルバーのボディ色ですと、非常に良くマッチしてました。
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