っで、いよいよ取り付けです。まずは両面テープを貼る部分の当たりを確認するため、ねんどを挟んでスカートを仮装着し、ねんどのつぶれ具合を見ます。ねんどは娘のおもちゃ箱からチョットだけ失敬してきました。下側の耐チップ塗装の段差が気になるようなら、ボディ側の表面を削らないとダメかと心配しましたが、ねんどは下に向かって厚くくさび状につぶれているので、耐チップ塗装の段差は両面テープの密着に影響なさそうです。確認が済んでから、シリコンオフとカラーカットを使って、張り付け面全体の汚れや油脂分を完全に除去しました。
スカート側の両面テープを貼る面は、フィッティングの時に表面を一皮剥いてあります。成形したままの表面はパラフィンで覆われていますので、たとえ面がさほど荒れていなくても、必ず一皮剥く必要があります。かつ、今回は塗装時にその部分にFRPプライマーを軽く吹いておきました。そこをシリコンオフで完全に脱脂します。脱脂したら、両面テープを上端から少しだけ隙間をあけて貼っていきます。隙間は1.5mmくらいの感じです。両面テープは、一般材料用のVHBテープを使いました。VHBテープは3M社のアクリルフォーム基材の両面テープの総称で、接着する相手によっていくつかの粘着材の種類がありますが、工業用にも使われている強力なものです。
準備ができたら、いよいよ本取りつけです。左スカートの胴回りを修正したのと、スカートの取りつけ角度を当初予定より張り出しが少なくなる方向に調整したため、中央下部を固定するブラケットは再製作して、リベットの尻をよける形状にしています。スカート側のブラケットは、塗装時に一旦リベットをキリで揉んで取り外しておいたので、塗装後に再度取りつけました。リベット頭が変に目立つとイヤなので、黒く塗っておきました。
両面テープはスカート側に貼る際に、両端の台紙を少し長めに残して、左写真のように折り返しておきます。スカートの取り付けは、台紙を貼ったままで行い、ネジを仮止めした状態で位置と角度を十分に調整し、納得したところでネジを本締めしてしまいます。位置と角度が完璧であることをもう一度確認してから、端から両面テープの台紙を引き出してボディに粘着させていきます。
両面テープの保持強度は、圧着時の圧力とその保持時間に大きく依存します。本当は温度にも依存するので、できれば夏場に作業をするのが望ましのですが、次の夏までは待てないので仕方ありません。貼り付けたら、浪越徳次郎の要領で、2cmあたりに5秒くらいづつ、じっくりと時間を掛けて端から端まで押さえ込んでいきます。体重を掛けて押すくらいの気持ちで、ガッチリと押しつけます。
取り付けが完了したら、隙間を充填材で埋めます。充填材は、お風呂用のシリコンゴム系防水シールを使いました。セメダイン・バスコークの黒は、黒と言いながらも実際の色はダークグレーで、ブルーアンスラサイトのボディカラーに近いので、もってこいです。充填したい隙間を残して、両側をマスキングテープで覆い、できるだけ空気を下に残さないようにノズルから流し込み、あとはヘラで仕上げていきます。ヘラは、割り箸の先端をカッターで削って適当に形を整えたものです。
取りつけ完了した写真は、こんな感じです。サイドシル部分だけをちょうど全部覆い隠すように取り付けてあり、ドアとサイドシルとのチリもぴたっと決まっているので、後着け感はほとんどありません。隙間もイイ感じに埋まっており、しかも充填材の色がボディカラーに合っているので、見た目の納まり感は狙いどおりです。
しかし、スカートの後端は、リアのホイールアーチとの繋がりがイマイチです。後端は少し傾斜しているのですが、ここはもっと垂直に切り立っている方がつながりが良く、修正しておけば良かったのですが、後の祭り。まあ、許容範囲でしょう。
固定はフォーム基材の両面テープとネジなので、完成状態でもさらに取りつけ角度を微調整できます。実際に、少し眺めてみてから最終的な微調整を行いました。調整量はほんの2〜3mmでも、見た目の印象は結構違ってきます。最終的には、取りつけた当初よりもやや前側を絞り気味に、後ろ側を張り出し気味にして、最も好みの外観となりました。取りつけ角度は、ボール紙のテンプレートを作って、左右対称に合わせました。
っで、全体像はこんな感じ。フロントがノーマルのままでサイドスカートをつけると、フロントが負けてしまってゴルフ4特有の顎の引けた感じが強調されちゃうんじゃないかと心配しましたが、それは杞憂でした。フロントとサイドの繋がりは予想以上に滑らかで、RBGのサイドはノーマルよりもノーマルっぽく見えます。これで見慣れると、何も着けていないサイドはやはり繋がりが悪いし、ボリューム的にも寂しい感じに思えてきます。
サイドの下端が弓なりに絞られている部分は、スカート単体で見るよりもボディに取りつけてみるとより強調されて見えます。ゴルフ特有の真面目すぎる印象が緩和されて、狙いどおりの色気が表現されています。スカートに余計なキャラクターラインがないのも好印象で、ドア下端のプレスラインがあっても全体としてうるさく見えることがありません。付け足した感じがなくボディライン自体を改善したような印象です。ただ、苦労した割には着けた気がしない、とも言えますが...まあ、それも狙いのうちなのでOKでしょう。
サイドを着けたことによって、ホーフェレ・リアリップの見え方も改善されました。リアの稜線がサイドに回り込んだところが、ドア下端のプレスラインにつながっていくように見えて、リア側の違和感もほとんどなくなりました。これも、狙いどおりです。リアだけだとお尻が重い感じがあったのですが、それも消えてスッキリと納まりました。見る角度によっては、むしろリアが軽い感じすらしますが、下端ラインは比較的うまくつながっており、なかなかのバランスだと思います。
そんなわけで、ホーフェレのリアと、RBGのサイドのブランドミックスはマッチングが良く、我ながらナイスな選択だと思いました(自画自賛)。こんな地味なブランドどうしの組み合わせを思いつくのは自分くらいだろうと思っていたのですが、最近はafimp誌などでもこの組み合わせの方、ときどきお見かけしますね。おとなし目にキメたいという方には、お奨めできます(ただし、RBGの形状精度は...)。
いつものことですが、このボディカラーって、写真で表現するのが本当に難しいです。これは真横からのショットですが、下端のラインが何だかよく分からないことになってます。じーっと目を凝らすと見えてくるんですが、う〜ん、良く分かんないですね。こんどもう少しマシな写真を撮って掲載します。
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