8.マフラーエンド3cm延長 (1/3ページ)

    

 ホーフェレのリアスカートに対してCOXのマフラーエンドが寸足らずで、このままではチョット恥ずかしい感じなので、何とかしたくなってきました。加えて、以前から感じていたCOXのテールパイプに対する外観上の不満点もあって、今回それも併せて何とかすることにしました。

 COXのテールパイプは、外筒の内側にテーパ状の中筒が組み合わされた二重管で、マフラーエンドの斜めカットに合わせて内筒のテーパが傾斜してできており、コストのかかった凝ったつくりです。近くで見るととてもカッコイイし、横や斜め後ろから見た感じは気に入っているのですが、少し使って内側が黒くなってくると単純な切りっぱなしに見えてしまったり、また真後ろから(後続車から)見た場合も中途半端な太さのストレートパイプに見えて、意外と見栄えが良くありません。

 真後ろから見たときには、切りっぱなしよりは巻きがはいったテールパイプの方が存在感がある(目立つ)ことは確かです。まあ、この辺りは好みの問題でしかないのですが、私の好みで言うと、切りっぱなしは簡素すぎ、あまり凝ったデザインのテールパイプも気恥ずかしいし、シンプルな厚巻きが理想です(国産車用の社外マフラーにありがちですが)。っで、何とかしてこのCOXのテールパイプを巻き入りにできないかと考えていました。

      

 はじめ、ワンオフマフラー製作の有名な会社(ほとんど日本一有名なところ)に電話で相談してみたのですが、テールパイプ加工であろうと何であろうと、マフラーに手を加える時点で基本料金が3万円、それにプラス材料代と加工賃になるそうで、巻きの入ったテールパイプを溶接すると4〜5万くらいかかるとのこと。マフラー自体がキズ有り品を5万で買ったのに、テールパイプにそんなにかける勇気はとてもなく、この線は諦めました。

 で、考えたのが市販のマフラーカッターをくっつけようという作戦です。でも、80mm径のパイプに被せられるマフラーカッターなんて売ってるはずもないし、もし売っていてもポン付けのネジ止め式では社外マフラーの価値を減じてしまうので、市販品を何とか加工して溶接することにしました。AB、黄帽などでさがしたところ、上の写真のような怪しげなマフラーカッターが1980円で売っていましたので、早速これをゲット。外径は90mmとほぼ理想的で、止め金部分に向かってテーパーがついているので加工すれば着きそうです。材質は一応COXのテールパイプと同じSUS304だそうなので、溶接は可能です。板厚が薄く、巻きも薄いのでチョット安っぽい感じですが、妥協のしどころです。

    

 マフラーカッターは大して惜しげもないので、失敗もアリの感覚でバリバリ加工していきます。まずディスクグラインダーで止め金部分を切り落とし、プライヤーで切り口を広げてマフラー外径の80mmに合わせていきます。現物を測ってみると、このマフラーカッターの板厚は0.5mmとかなり薄めです。なので、プライヤー程度の工具でも簡単に加工ができてしまいます。ちなみに、COXのテールパイプの板厚は1.5mmで、3倍もあります。

      

 口がね部分を広げて寸法が出たら、ヤスリで簡単に仕上げて、下になる側に水抜き穴を開けておきます。これがないと、あとでマフラーに装着した際に、水が溜まってしまいます(溜まっても大して困るわけではありませんが)。ここまでは、マフラー自体には何も施してないので、やめるなら今のうちです。

   

   

 本当に着けるかどうかを決めるためと、着けるとしたらどういう長さにするかを決めるため、加工の済んだマフラーカッターを実際に車に填めてみました。マフラーカッターはピッタリの寸法にしてあるので、挿し込むだけで仮固定できます。左写真がCOXマフラーのオリジナルの状態です。左から2番目はマフラーカッターをハメて上縁で10mm延長した状態、次が30mm延長、一番右は50mm延長です。

 こうやって比べてみると、一番左のオリジナルの状態ではマフラーエンドがリアスカートの下に隠れてしまっており、やはり控えめすぎ(どん臭い)です。逆に、一番右の50mm延長では出っ張りすぎて下品です。いろいろ試した結果、丁度良いのは25〜30mm延長したところのようです。ちなみに、マフラーカッターをつけるとテールパイプが10mm(半径で5mm)太くなりますが、COXのテールパイプは僅かに仰角がついているので、先の方で外径が5mm大きくなっても最低地上高は現状並をキープできます。ただし、長さが伸びた分だけデパーチャーアングルは小さくなります。

       

 真後ろから見た状態も十分にチェックしました。左がオリジナル、右がマフラーカッターを着けた状態です。マフラーカッターを着けると外径が90mmになる上、エンド部分に巻きが入るので、丸い形が目立って見えて、よく言えばスポーティ、悪く言えば下品な印象になります。マフラーに手を加えてあるのが一目で分かるのはマフラーカッターを着けた方で、オリジナルの状態はパッと見ではノーマル風です。どちらがカッコイイかは好みの問題ですが、私は、マフラーのような機能パーツに限っては多少の後付け感があった方がカッコイイ気がして、やはり決行することにしました。

    

 取り付け長さについては、他にも色々な角度からじっくり眺めて検討した結果、結局30mm延長することとしました。

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