2.高効率バルブ、シルバービジョン (4/4ページ)

 ついでなので、リアコンビネーションランプのバルブ交換も書いておきます。これも好むと好まざるとに関わらず、電球切れの際には交換しないといけません。この辺のランプが少しばかり明るくなっても、とくに嬉しいというわけでもないのですが、私は電球切れの交換の際に、写真の小糸製作所製の高効率バルブに交換してみました。純正装着はフィリップスの電球で、メイド・イン・フランスと書かれていますが、少し力を加えるとバルブ自体が金属部分とガラス部分に簡単に分離してしまうなど、あまり丈夫ではありません。国産の方が高品質という感じがします。

    

 交換ですが、左写真のようにソケットASSYを外して、上方に少しズラした状態で交換するのが楽ですが、この方法で交換できるのはストップランプと、ウィンカ、ギリギリでスモールまでで、リアフォグやバックランプの交換は難しいと思います。ソケットASSYは、バルブを全て装着したままで、右写真のように取り出すことができるのですが、この取り出し作業は慣れないとかなり厄介、とくに運転席側はまるで「知恵の輪」のようになっています。私の車は何とかギリギリで出せましたが、それが出しやすい方なのか出しにくい方なのか不明です。もしかしたら、個体によっては出せないこともあるかもしれません。一応、以下に私の車の場合を書いておきます。

    

 ソケットASSYを取り外すには、ロックされているクリップをつまんで、手前に引っぱります。クリップは写真の矢印の位置なので、中写真のようにつまみます。ところが、そのまま、このソケットASSYを取り出そうとすると、右写真のようにいろいろなところが引っかかって、まず出てきません。無理をするとプラスチックが簡単に折れてくれたりしますので、要注意です。この「知恵の輪」、私はかなり悪戦苦闘し、解くのに15分くらいかかりました。正解は、以下の通りです。

    

 まず、左写真のように、外したソケットASSYを一旦真上に持ち上げます。上につっかえたところで、中写真のようにこちら側に引き寄せます。それから、右の写真がポイントなのですが、奥側のクリップのつまみが車体の板金よりこちら側に来るように、矢印の部分をパスさせてあげます。

    

 奥のつまみが板金をパスしたら、あとは手前方向に回転させながら、ソケットASSY全体を下に下げていきます。そうするとソケットASSYの上部が首を振って、こちら側に出てきます。

    

 十分に首を振ったところで、あとは、全体をこちら側に引っぱり出してあげれば、ソケットASSYが完全に取り出せます。運転席側が取り出せたら、助手席側は、それよりも簡単なはずですので、「できる」と信じてトライすれば難しくないと思います。これで、電球切れの際に、いちいちディーラーに持って行かなくても、自分で交換ができます。

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