5.ハンドルリモコン (1/2ページ)

    

 実際に赤外LEDのツノを生やしたのが、左の写真。+と−のうち、片側に太い銅線を使ってツノを形成し、もう一方は細い線を使ってまとめてチューブを被せました。あたり前ではありますが、狙った方向にLEDを向けられるので、光軸もそちら方向にバッチリ合います。ウィンカレバーにセットしたのが中写真です。レバーの上にLEDがチョロンと沿っています。光軸の真正面で赤外光を撮影すると、右写真のようになります。LED直接なので、導光管のときとは比較にならない輝度です。これで、ウィンカを右または左に出している時でも、あるいはハイビームになっている時でも、ちゃんと受光します。

 ちなみに、リモコンの取り付け向きは、メーカが期待している向きから160゜くらい回転しています。この方が「戻る」ボタンが押しやすいので、こうしました。ケースの色も銀色というのは浮いてしまって戴けないので、半艶の黒に塗装しました。また、バラしたついでに、押しボタンの向きを回転させて、装着状態で文字が水平に向くようにしたあたり、ちょっと細かい芸が入ってます。でもまあ、このハンドルリモコンつけてすごく便利かと言われると、大した便利ではないですね。たまに「戻る」ボタンを押すくらいで、あとはメインのリモコンでやった方が早い場合が多く、ついそっちばかり使っちゃいます。

 あと、ここにハンドルリモコンをつけると、若干の弊害があります。ウィンカを右に出している状態からハンドルを戻して自動解除される際に、左ウィンカがチビってしまうときがあります。毎回そうなるというわけではないのですが、2回に1回くらいは少しチビります。これは、ウィンカレバーが重くなったために、下方向(左ウィンカ方向)に重量がかかることと、戻りの際の慣性が大きくなって、オーバーシュートするのが原因です。もっとも、BBSなどでも話題に出てましたが、車両の個体差によってはノーマル状態でも、この左ウィンカのチビりがあるみたいです。メータ内のウィンカ緑ランプは少し光りますが、外部のウィンカランプは電球が大きい分だけ通電してから点灯するまでのレスポンスが悪く、私の車の場合は実際に左ウィンカがハッキリちびる(点灯する)ほどではないようです。

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