シフトレバー周りのカバーを後ろに引いて、エアコンダイアル下の引っ掛かりを外し、下にズラすと、これでやっとグローブボックスを止めているネジが出てきます。右写真の矢印のネジがそれです。この状態で、このトルクスネジを外します。このネジを外すためだけに、ここまでバラス必要があるというのは、まったく厄介な構造です。とはいえ、サイドシルカバーのように、ボキボキ折れるようなところがない分だけまだマシだとも言えますが。
グローブボックスを外す前に、左写真のようにウッドパネル左側に保護テープを貼っておきます。このすぐ脇にグローブボックスを止めているクリップがあるので、外す際にウッドパネルに傷が入りやすく、このテープを怠るとあとで泣きが入る場合があります（ちなみに私は半泣きになりました）。それから、右写真のように側面のカバーをズラします。これはクリップで止まっているだけなので、横に引っ張れば外れます。
あとは、グローブボックスを止めているネジ６カ所を外し、グローブボックス全体を手前に引っ張れば外れます。外す途中でボックス内照明の配線が突っ張るので、コネクタを外す必要があります。先に外した７本目のネジのあたりが引っ掛かるので、辺りに傷をつけないように、慎重に手前に引っ張ります。
好きなように布線をしたら、逆の手順でカバー類を取り付ければＯＫです。取り付けは特に難しくありません。気を付けることと言えば、外した電気コネクタ（ボックス内照明とフューエルリッドオープナ）をつないでから閉めることと、クリップナットを落とさないようにちゃんとはめることくらいです。コネクタをはめ忘れてカバーを閉めてしまうと、もう一度全部分解する羽目になりますので要注意です。最後に、後席灰皿下のネジを締める際は、右写真のようにドライバの先にネジをテープなどで仮固定して、落とさないようにして閉めます。これで、センターコンソールから助手席側へのケーブル布線はバッチリです。
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