最初は、しし座のM65、M66、NGC3628を撮ろうとしたのですが、あいにく南中付近にあったため、その方向に望遠鏡を向けようとすると、三脚と干渉してしまい視野に入らないことが判明。急遽、M51 子持ち銀河を撮ることにしました。
今回は春に購入した、PENTAX KPを投入。以前よりも撮影枚数を増やしました。
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次は、M101 回転花火銀河。
こちらも以前より撮影枚数を増やし、総露出時間を増やしました。おかげで、細かい所まで写りました。
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蓼科山七合目駐車場の先は、この時期、雪があるため通行止めとなっています。夏までには開通すると思いますが、それまでは、あまり車が来ないので安心してシャッターを開くことができます(嬬恋は頻繁に車が通ったのが難点)。この日、夜になってから来た車は数台。2台ほどは来てすぐに引き返しました。あと山屋さんが1グループ。
その山屋さんの一人が近づいてきて、突然「うお座ってどれですか?」と聞かれたのは、ちょっとびっくり。話しかけられた事にびっくりしたのではなく、うお座がどこにあるか一瞬わからなかったので慌ててしまいました。だって、今日の撮影の対象にはうお座の「う」の字も無かったし、そもそもうお座ってマイナーだし、何でこの人はうお座を聞くんだ? あっ?もしかして誕生日がうお座? と頭の中で考えたけど、結局、うお座がどこにあるかぱっと分からなかったので、星座早見板を出して探すと、ありました。みずがめ座の隣りだ。秋の星座じゃないか、これじゃ見えない。秋の星座だから、今は見えないことを伝えると、残念そうに戻って行きました。
深夜過ぎに家族連れの車が1台。奥さんと娘さんと思わしき二人が外に出ると、星が綺麗なことを言い始めたのですが、ご主人の方は、周辺をウロウロ。どうやら、星の写真を撮りたいようで、良い前景を探しているようです。でも2,30分もすると、奥さん娘さんの方は飽きてしまったようで車の中へ。ご主人の方は写真を撮っているようで、そのうち、娘さんが外に出てきて、「お父さん、もう帰ろうよ。」、「もうちょっと、待って」。
しばらくして、ご主人も車に戻り帰って行きました。山屋さんのグループは既に就寝しているようで、テントと車から常夜灯のようなわずかな光が漏れていますが、いたって静か。
今だ起きている、星見人 3人が歩く音、シャッター音、たまに唸るモータードライブの音がするだけです。
星見のワンシーンでした。
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天の川が東の空から出ようとしているころ、ヘルクレス座の球状星団M13が良い位置に来たので撮ることにしました。
球状星団を撮るのは、今回が初めてです。
思ったより、大きく写り、星もある程度分離したので、ちょっと感激です。
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夜半過ぎになると天の川が登って来ます。
さそり座、いて座の星雲を撮るためにオートガイドを準備していると、トラブル発生。
ガイド星を捉えるカメラ(ミードのエレクトリックアイピース)からの画像がうまく表示できないのです。
何らかの信号は出ているようなんですが、星が表示されない。星が表示されないと、ガイドできません。電源をオン−オフしたり、コネクタを再接続したりしましたが、一向に良くならず、どうやら壊れたようです。仕方なく、露出時間を短くして、ノータッチガイドで撮ることにしました。
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90mmレンズで、M8、M20、バンビの横顔、M17、M16を撮りました。
バンビの横顔は以前から撮りたかった対象です。やっと撮れました。
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同時に300mmレンズでM8、M20を狙ったのですが、ピントが合っていません。充分合わせたつもりだったのですが、構図を調整している間にピンが動いてしまったのか残念です。 |
天の川周辺の星を撮っていると、いつの間にか3時を過ぎていました。そろそろ薄明が始まる時間です。春から夏にかけての夜は時間が短いのが残念です。
隣りの同業者も片づけを始めたので、そろそろお開きとしますか。
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蓼科山七合目登山口は初めて行ったのですが、蓼科山も見えて良いロケーションだと思います。ただこれから夏になり、この駐車場から先の通行止めが解除されると、車の通りも多くなり、山屋さんも増えると利用しにくくなるかもしれません。雪が降る前の晩秋あたりにまた来ようかなと思います。
それまでに、ガイド用のカメラを調達しなくては。 |