2014年5月31日  長野県東御市 湯の丸高原

 GW中に星見遠征を計画していたのですが、天気が悪くなったり、都合が悪くなったりで、結局、行けずじまい。もう6月になるというこの時期に、今年初の星見遠征です。
 場所は湯の丸高原。いつもの小海町も考えたのですが、初夏の夜の時間は短いので、移動時間がもったいないので、少し近い湯の丸高原にしました。
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夕方自宅を出発。途中の佐久平PAで休憩していると、ちょうど、北アルプスに夕日が沈むところでした。天気は申し分なさそうです。

湯の丸高原には道沿いに広い駐車場があるのですが、そこだと、車のライトが気になるので、ちょっと奥に入ったところでセッティングを開始。月齢2.3の月があるのでまだ暗夜にはなりません。菓子パンをほお張りながら、のんびりセッティングです。


今日の狙いは、春の銀河です。しし座、おおぐま座の銀河を、いつものお気楽直焦点で狙います。
先ずは、しし座のM65、M66、NGC3628です。
21:56から30秒露出で16枚撮影。

次に狙ったのはおおぐま座のM51 子持ち銀河。以前、200mmレンズで写したときは、「子持ち」であることが分かる程度だったのですが、800mmの直焦だと、腕の模様も写ってくれるので、ちょっと感激です。


続いて、同じくおおぐま座のM101 回転花火銀河。視直径は大きいのですが(3枚の写真は、同じ焦点距離でノートリミングなので、大きさが比較できます。この3つの銀河の中で最も大きいです)淡いためファインダーの中に入れるのに苦労しました。



真夜中になると天の川が上がってきたので、今度は、対象を夏の星雲に替えます。


さそり座が南中する1時頃、アンタレス付近を200mmレンズで狙いました。3分露出で4枚をコンポジット。カラフルな領域なので色を強調してみました。

2時近くに、いて座のM8、M20を狙いましたが、今日の撮影はこれが最後になるでしょう。2時40分頃から薄明が始まるので、夏の夜は本当に短いです。
狙った春の銀河は、期待通りに写すことができ収穫のあった日でした。これから夏本番。次は夏の星雲を直焦点で狙いたいと思います。


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