銀塩写真と画像処理

私の場合、天体写真はネガフィルムを使っている。発色の点から言えばポジフィルムの方が良いのだが、
昔から使っているという大した事のない理由で今も使っている。

さて、今回、ホームページを作るに当り、天体写真のネガフィルムをスキャナに読み込ませ、画像処理を
行った。もっとも、画像処理とかっこいい呼び方をしているが、まだ要領を得ていないようで、
どうも納得のいく画像になっていない・・・・・・(だから、まだ公開できる写真もないのです)。

ところで、この画像処理、いろいろいじっていくと結構面白い、いままで見えなかったものが見えてくるの
です。例えば、赤い散光星団(バラ星雲とか、北アメリカ星雲など)というのは、本来ネガフィルムでは写り
にくいので、写真(プリント)にしてもなんとなく赤くなっているのかな?程度の色しかつかない。
ところが、これを画像処理にかけ、コントラストをあげてみたりトーンカーブ(←要領を得ないもの、その1)
を変えてみると、あら不思議、真っ赤な星雲が浮かび上がってくる!。
あんまりやりすぎるとサイケデリックな色調になるのだが、これもまた面白い。

最近、天体写真に画像処理をする人が増えているのも理解できる。
フィルムだと写真(プリント)にする際、写真屋さんに色調の注文をつけないととんでもない色の写真が
出てくることがある(例えば、夜空が緑色になっていたり・・・・)。
これが、画像処理なら自分で納得できる色を作ることができるので、やっぱ使わない手はないでしょう。
もっとも、納得できる色がだせるようになるのが難しいのですが・・・・
(具体的に、こんな写真が画像処置すると、こうなります、って写真をここに出せたらいいのですが
 まだ未熟者なので、もう少し勉強させてください)


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