3KJ JOG
某トンネル100km/h企画 &
ノマル2種を撃墜せよ!?


お友達の芝生君の家で、不動となっていた3KJ。
タダ同然の安価で譲ってもらい、コンビニ買い物&ご近所パトロール用のマシンとして
再起する事にしました。

どうせ再起するなら、お金のかからない範囲で、(というか貧乏なんですよ僕は)
出来るだけ速くしてみよう! (49ccで2種狩れたらカコイイジャン!?)から始まり、
ノマフ、ノマキャブ、ノマボアで100km/h出るのだろうか?
が試したくなってきて・・・・。



瞬間最大車速 107km/h

↑クリックすると動画が見れます。

通称「銀粒」

<最終仕様>
・フレーム 3KJ1
・エンジン 4LVベース
・シリンダ 49cc 排気ポート加工 88° 弦長70%ダイヤ型
・マフラー 3WFノーマル
・キャブレター 4LVノーマル MJ#110
・ヘッド 3YK改 容量調整4.9cc
・圧縮約9.3k
・プーリー 3YJ改
・フェイス 3AA改
・ベルト 4JP
・プラグ NGK8
・センスプ カメ:アプリオ用
・クラッチ 4JP2枚+3YJ3枚クラッチ用スプリング
・トルクカム スズキ50用改
・ハーネス 3YK4
・ローターベース 3YK4
・CDI デイトナ:プログレス(青箱)
・減速比 1次3WF:3.13 2次3YK:3.00 TOTAL:9.40(ノーマル11.08)
・タイヤ F/R 3.00-10 IRC
・3YK ハンドル周り
・アクシス90 フォーク、ステム
・3YK ブレンボ


注! 写真のタイトルと、本文は何の関係もありません!(笑)
    不快になられるようであれば、退出をお願い致します。

第一章 出会い

愛人?3KJがやってきた!



不動のため車載で回収してきた3KJ。
不動以外、外装は綺麗で、動くようになれば
良い買い物マシンになりそうだ。

実際、そのまま始動させようとした所、
不動であったが、負圧コックの清掃と
キャブの清掃で動いたという
悲しい結論・・・。

ドラム仕様でローダウン。

このままが凄くカッコいいんだけど、
バトル中の減速が命取りの49cc。

足回りは最低限の装備は欲しい。
アプリオタイプUに4VPを換装する
お手伝いをした時に貰ったエンジン。
3KJの6PSより、はるかに良いだろうと、
とりあえず即日換装。
そのまま走らせると60km/hきっちり。

メインのアドレス110と比べると
言葉にならないくらいに遅い・・(アタリマエダ)

折角だから豪華7.2ps!を貢物に。


第二章 身体検査

貢物で口説いて部屋に連れ込んでみた。

さあ、ここから、世にも奇妙な
いい加減極まりない
突貫&強引な作業(プレイ)が開始されます。
社外CDIと7.2PSエンジンの本能を
フルに生かしたいので、
裸にしたら、メインハーネスを
3YK4のハーネスに変更。

CDIにデイトナの青箱を採用。

それじゃ写真撮るから最初に、服脱いで。

第三章 エンジン編

いきなり本番!?

とりあえず駆動系から・・・
なんて前戯はしません。
せっかちなんで、焦らさないで
いきなり掘っちゃいますよ。

ってか、久しぶりに49シリンダー拝みましたが
穴ちっちぇ〜!
エキゾースト側から広げていかないと
排気ポートが思うように掘れませんわ〜。
と言う事で、ノマフがお相手という事もあり、
エキゾースト側は完全には広げませんでした。
あまり広げちゃうと、ノマフで廻らないし、
吐き出しも戻りもスカスカで、
ポートとマフラーの美味しい所が
すれ違っちゃって
スカエンジンになっちゃうんですよね。

初日からやりすぎ広げすぎは厳禁ね。


最近の娘は大胆だねぇ・・・・

ノーマルでも比率で言うと結構広いんですよね。
既にスタッドボルトの穴にさしかかってます。
49ccで7.2psも絞りだすんだから、
それなり。。。って訳ですね。
結構広い・・・って何もしなきゃ
何も替わらないので、
気にせずオッ広げます。
最大弦長はスタッド穴の
対角1mmオーバー辺り。
タイミングは88°

迷わずイケイケだぜ!?


いいねぇ〜。 綺麗だよ。

これがスズキの掃気だったらな〜・・・。
なんか、グラビアアイドル見て
これが俺の彼女ならな〜って
思うのと同じ気分。

効果があるのか何時も疑問なのですが、
鋭利にしてみました。


「好き」に理由なんて無いよ・・・


俺との関係の証を・・・・

何かサインを残したくて・・・・
と言う訳で、「YAHAHA」ブランドを
勝手に発起しました。

ちなみにヘッドは、3YK品番の物を
KN企画さんで0.8mmほど面研してもらい、
圧縮9.5kにあわせました。

プラグは安物8番で決まり!
第四章 吸気編
お金が無いから、ノーマルキャブで頑張ります。
4LV用のミクニVM系 16Φ。
オーバーサイズのMJは元オーナーから
有り難く恵んで貰いました。

素のままで良いんだよ・・・


吸って吸って!吸いまくって!

インシュレーターやダクトの端材を使って
エアクリ加工をしつつ消音化。
フィルターは入れないので、
結構、吸気音しちゃうんですよね・・。
手前のジャバラの配管は
実の所S/C化を目論んだ位置合わせです。
*結局目論みだけで終わりましたが・・・
第五章 駆動系編
勿論、社外プーリーを買うお金なんて無いので
ノーマル加工です。
写真は2EX品番の物ですが、
後に細ボスタイプの3YJ品番の物が手に入り、
同様の加工を施します。

大回転!?


発射寸前の寸止め!

ボスの長さとランプレの位置、
プーリー自体のローラーガイドを
見ながら、ローラーが飛び出す&
横転しないギリギリまでの加工をしました。
言わずと知れた低速側の加工。
ローラーは6個仕様で行くので、
カチ合う程度にして有ります。
ローラー3個仕様にすれば、
カチ合わないのでもっと落とし込めますが、
やり過ぎるとプーリーが分断して
しまうんですよね〜。
スライドピースは良く裏返しなんて聞くんですが、
後に出てくるフェイス頂点カットにより、
プーリーの移動量が増えてしまう為、
ピースとガイドの位置関係が強度的に不安に
なってしまうので、向きはそのままで、
角だけカットして落とし込みに対応しました。

そのクビレが良いんだょ!


とんがった性格、モテないよ?

ヤマハのフェイス、なんで皆こんななんでしょう。
シムのガイド・・・・とも受け取れますが、
シムはクランクシャフトと内径で同調すれば
良いだけなのに・・・。
メーカーの意図したリミッター?
良くわかりません・・。
目指す物は最高速。
プーリーの移動に余計な部分は要りません。
と、言う事で、頂点カット。

平らな性格のが可愛いよね。


その真っ直ぐな所に惚れたんだ。

とあるスズキ車のセカンダリ。
真っ直ぐなカム溝で変速フィーリングが
とても良いです。
KNのビックトルクカムや
マロッシのカムが存在しているので、
買うなら、そちらでしょうが、
ココは貧乏チューン重視で、
持ち合わせで対応です。
ヤマハのセカンダリと、このスズキのセカンダリ
を比べると、若干開きが足りないんですよ。
なので、同じく広がるようにカム溝延長。

激しくグラインド・・・・・


まだ、緊張が解けてないね・・・

相手がスズキのクラッチですと、
スプリングガイドの厚み分が
この幅になるので、トルクカムの移動も
ここで終わるのですが、
ヤマハのクラッチは真平らなので、
溝を延長加工することで、
面までセカンダリを広げる事が出来ます。
数字にして0.5〜7mmと言った所でしょうか・・
でも、ベルトの幅1mmで最高速は10km/h
違うと言う世界です。
僅かな数値ですが、効果はあるはずです。

そう、めい一杯広げて・・・・・


入るかな・・・痛くない?

ケース&ケースカバーギリギリです。
実は、アクシス90(3VR)用のケースカバーは
平気なのですが、Jog90(3WF)用の
カバーは同じに見えて、中のリブ構造が違うので、
入るか謎です。
クラッチアウターのボスの部分。
ヤマハの方が太いので、それに合わせて
広げる必要があります。
アウターを社外品にすると、
細い物が存在しているらしいです。

そうか・・・きついか・・・・


ほら、これなら大丈夫・・・・

と言う事で、写真は3枚クラッチ。
この後、試走してみた所、
スタート時にガツン!と繋がると
同時にパワーが喰われてしまい、
一瞬の谷が発生。
センスプ、クラスプでどうにかしようとしても
どうにもならなくで、
本採用は2枚クラッチの3YJ用のクラスプと
なりました。
センスプは、カメのレッツ用だと思います・・
多分・・・。
第六章 操安編
フロント周りは、アクシス90用を使用します。
お友達のDさんから、フォークを恵んで貰いました。
Dさん、感謝感謝です。
ステムもアクシス90を使うのですが、
ステムナットの止め位置が3KJと違う!
アクシス90の方が、フレーム側のステム部が
長いらしく、3KJのフレームを通すと
ステムナットが締め切れないのです・・・。

ふ・・・・深い・・・凄く深いよ・・・


少し無理に行くけどゴメンネ・ゴメンネ

ステムシャフトを通すとこんな感じ。
ステムナットのネジ径は同じなので、
アクシス用のステムナットのネジ山を
リューターで削り落とし、
とりあえずステムレースと
接触できるようにします。
後は上からナットで締めちゃう作戦ですが・・
こんな大きな径のカラーなんてアリマセン!
って思ってる所に目に飛び込んだ部品・・・。
ステム下側のステムレース!
いい感じの厚さです。
径も大きめでGood!
ステムレースを挟んで、上からナット止め。
上手く行きました。
ブレーキフルードを交換して、
エア抜きするのにニギニギしていると
なんだか違和感が・・・と思っているうちに
マスターが戻らなくなりました。
分解してピストンやシールを見てみると
ノーメンテでの長期保管が効いたのか、
腐食して白化?した物がチラホラ・・・。
綺麗に落として組み直したら、
バッチリ良いフィーリングに戻りました。
ちなみに、ブレーキフルードに浸っている部品に
パーツクリーナーは厳禁なんです。
フルードに浸っている部品は
フルードで洗浄するんですね〜。

もう止まらない・・・・

第七章 外観編

おまえ、綺麗になったよ・・・

ハンドル部分はJOG−Zに付け替えて
お化粧完了。
不思議な位に違和感無いのが面白いのですが、
ふと気が付くと、アレ?となる
面白い仕様かもしれないですね〜。
お友達のMELON−G氏がやっていたので、
パクッてしまいました(爆)
レンズの内側の凸凹を削り落として、
クリアーレンズ化しました。

興奮のスケスケ仕様!?


ステキだ・・・まぶしすぎるヨ・・・。

実は、内部にヘッドライト用のリフレクターを
仕込んであるので、
ブレーキと同時に目潰しビームです。
第八章 自分的完全勝利に向けて・・・・

地元のテストコースとなっている
約1300m直線の全開テスト走行も良い感じで、
某トンネルで最高速アタックを試みた所、
103km/h・・・・・。
追走なので、微妙な速度差や
メーター誤差を考えると、胸張って3桁突破・・
とは言いがたい数値です。

なので、もうヒト伸び!と言う訳で、
1次側のギアに3WF用を仕込んで、
ギア比を11.08⇒9.40に!
スタートは多少犠牲になりますが、
これで、250ccクラスの単車追走計測で
107km/hと4km/hほどUP。
これなら納得の行く数字です。

今までに無い最高のエクスタシーを!!


思わせブリな態度に勘違い?

1次側を変えると、シャフトの長さの違いで、
ケースを3WF用にする羽目に・・・。
中途半端に速いと、3WF積んでるんだ・・・?
と言われてしまう事も・・・・。
アクスルナットミテクダサイ・・アクスルナット。


とまあ、約半年間この車体で遊んだのですが、
この後、ずっと欲しかった、ジョグアプリオが手に入る事になり、
置き場の関係から、この車体は、知人の方に里親となってもらい、
余生を過ごす事となりました〜。

大事そうにしてくれそうな新オーナーで良かった良かった。
楽しい思い出をありがとう〜!



バシルーラ!