ボアアップキットの取り付け 〜そのD〜


     <  工程12  >

さて、ここからは、ボアアップキットのピストンと
シリンダーの取り付けです。

まずはピストンから。
現在使用している2ストOILと同じ銘柄のOILをピストンに塗布して
片側のピストンピンクリップを挿入しておきます。



クリップはクリップ溝のはめ口(青○部)に
切れ目を会わせ、挿入していきます。

挿入後は、クリップの切れ目を、
クリップ溝のはめ口から移動させておきます。(赤○部)
 
この作業を忘れると、希にエンジン稼動中に
シリンダー内でクリップが外れ、
思いもよらないトラブルが発生する事があるので注意します。

     <  工程13  >

いよいよ、ピストンをコンロッドに取り付けます。
ピストンのEX側(方向)に注意して、ピストンピンを挿入します。
この際、2ストOILをタップリ塗布します。



反対側と同じように、クリップを挿入し、
切れ目を移動させておきます。

この作業、非常にクリップを飛ばしやすいので
注意しながら進めます。

     <  工程14  >

続いてシリンダーです。
内部にはタップリ2ストオイルを塗布して置きます。



ベースガスケットあわせます。
ベースガスケットは方向があり、
ボルト穴の大きさが違うので注意します。

今回、私は念のため、液状ガスケットも塗布しておきました。

     <  工程15  >

そして、ゆっくりピストンをシリンダーに合わせ、
エンジンに装着します。





やはり、この際も2ストOILの塗布は忘れない様にします。

     <  工程16  >

シリンダーが装着できたら、ヘッドガスケットを付け、
ヘッドを取り付けます。
コチラにも液状ガスケットを使用しました。



     <  工程17  >

ヘッドの取り付けは、まず、手で締め付けを行い、
対角線上に締めて行きます。
その際、クランクを手で回してながら(赤矢印)作業を進めます。

この方法をとることで、ピストンとシリンダーの
ビミョウな位置関係が良くなります。



ある程度、手で締め付けを行い、
手の力では締め付けが不可能になった所で、
トルクレンチの登場です。

取り付け説明書に記載されている、
規定値の範囲で締め付けを行います。

今回、私は、規定範囲の丁度真ん中(2.3kg)で
締め付けを行いました。



当然、対角線上に締め付けを行うのですが、
一気に規定値で締め付けるのでなく、
段々と締め付けトルクを増やして行きます。

この際も、クランクを回しながら作業します。



規定値まで締め付けたら完了です。

後は、ファンカバーを取り付け、逆の手順で組み直して完了です。


< 注意事項 >
・かなりの数量のビスやナット、配線&配管の取り外しを行っているので
 組み付けの際、作業忘れ等内容にご注意下さい。

・フレーム、エンジン本体はかなりの重量です。
 持ち上げる際などは、怪我等にご注意下さい。


< 使用する材料 > 
・キタコ製 ボアアップキット
・耐水ペーパー #800
・混合用ガソリン


< 使用する工具 > 
・金属用棒ヤスリ
・電動リューター(気合があれば無くても可)
・ノギス
・カッター
・ボール盤 (1.1mm芯)
・4mm〜8mm ヘキサゴレンチ
・8mm〜22mm メガネレンチ&ソケットレンチ
・トルクレンチ 1kg〜10kg
・ラジオペンチ
・オイル注し
・メスシリンダー
・+/-ドライバー
・スクレーパー
  


< 使用するケミカル > 

・オイルストーン
・工業用油 (私は556で代用)
・コンパウンド粗目
・コンパウンド極細
・キタコ製 液状ガスケット
・パーツクリーナー
・2ストロークオイル


< 参考文献 > 

・キ○コ ボアアップキット 取り付け説明書


< インプレ >
装着後、キャブをMJ#108 SJ#52 の設定にしました。
慣らしとしては、初期、ガソリン1メーター分は分離併用で25:1の混合。
一時間のアイドリング後、スロットル1/4以下で走行です。
2回目給油で50:1。 3回目以降は100:1 で行っていく予定です。

進行状況は遂次、コチラのインプレと、
中間報告の セットアップVer 12.×以降でお知らせ致します。