南の島のバイク事情


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バリ島。
最後の楽園?と呼ばれる、ジャワ島の東側にある
インドネシア共和国に属する小さな島です。(三重県相当らしい)

日本から行くと、赤道を少し超えた南南西に位置します。
現地の通貨はルピア。
1円当たり約75〜80ルピアです。
時差は1時間。

物価は恐らく日本の1/3〜1/5程度。
(現地人に価格を聞くと常に日本人価格で吹っかけられるので、
 実際は不明)
スーパーで売っていたカップラーメンは私が見た最安値で
約2500ルピア(約31円)。
(現地民価格はもっと安いかも)


庶民の一般の「足」は主にバイク。
そこら中、バイクだらけです。



主力はスクーターのヘッドカウルを搭載した
フルカウルのカブみたいな車体。
この辺は4年前にスリランカに行った時も同じでした。

125ccの4ストローク、ロータリー式4速が殆どを占めています。。



道路ではこんな感じで車を圧巻。
ちなみに、現地民曰くバリ島には速度制限が無いらしい。
空いていれば、何キロ出しても良いんです。

ローカルマナーのようですが、前車を追い越す際は、
後方に貼り付いてから、クラクションを一発ならして、
注意を促してパッシングするようです。

特筆すべきは、彼ら(彼女ら)のスリ抜けテクニック。
大型バスの間だろうが、ガードレールすれすれだろうがお構い無し。
ミラーの幅さえあれば躊躇無くノーズを擦りこませて行きます。

旅行中、大人2ケツ+子供2名の合計4人乗車の車両も見ましたが
違反ではないとか・・・・。



バイクが主体なだけあり、街中のいたるところに、用品店や
修理工、ディーラーが並びます。

今回は時間が無く、ディーラーを覗くことは出来なかったのですが、
このバリ島には、なんと「KYMCO」の正規ディーラーもあるんです。



一番人気はホンダ車。
ホンダ車は人気が高い故、中古車市場の値段も落ちないとか・・。



写真は、大人気のホンダの新型、その名も「カリスマ125D」



メーターパネルがカーボンチックで、なんとなくレーシーですね・・。
写真では見難いですが、メーターは160km/hまで振ってあります。
(ほんとに出るのか?)



比較的高年式では数は少ないですが、2ストも存在します。
写真はヤマハのF1ZR。
目を引くのがチャンバー。
持ち主と思われるオバちゃんの視線が怖く、
余り近づけませんでしたが、メッキ?(下手するとステン+バフ)の
チャンバーです。

勿論、4スト勢とはパワーが雲泥の差らしく、
街中のシグナルGPを見ていても余裕で先頭に踊り出て行きます。

ちなみに、現地でのお値段は、日本円にして約13〜15万円。
現地の人からすると、かなりの高額になります。
(生活の足としては欠かせないので、是が非でも購入するらしい)

そして一番気になるスクーターなのですが、コレが殆ど存在しません。
街中で唯一見るのはKYMCO製のスクーター。

あまりにタマが少ない為、停車中の車体の写真は
撮れませんでしたが、恐らく日本向けモデルで言う
「V-Link125」ではないかと・・・。



余談ですが、現地では日本のアニメが流行っているようです。
日曜の昼間にはご覧の通り「名探偵コナン」君がやっています。
勿論言葉は現地語(バリ語?)に吹き替えてあります。



ドラゴンボールも・・・・・。
「カカロット・・・・」以外は解読不明です・・・・。

更に余談ですが、現地でのお買い物。
日本人相手は特別なのかわかりませんが、
現地は値札が無い限り「定価」が存在しません。

全て交渉で決める事になります。
解釈とすれば、買う人が必要とする価値で値段が決まる様です。
東南アジア特有なのか、日本人が値段を聞くと、
とんでもない値段を吹っかけられます。
迷わず、「嫌だ」と言って、1/3位の値段を言い返してあげましょう。
相手がゴネたら、「じゃあ他で買うから要らない」でトドメです。
プリント付きのTシャツやYシャツは約25000ルピア〜30000ルピア
(300円〜400円で買えました・・・。)