D511161は1945年(昭和20年)に唯一製造され、そしてD51のラストナンバーでもあります。長野、糸魚川、原ノ町、糸魚川、秋田、東能代、最終配置は東能代機関区配属で、1967年(昭和42年)8月31日に廃車になりました。本機の特徴は、煙室扉のナンバープレート上を切り取り、デフレクターの上部が内側へ彎曲しておらず、ドームもカマボコ型をしている点です。戦時中に製造された蒸機の多くは、昭和30年代に入ってから、新しいボイラーへの載せかえを行いましたが、本機は行われないままでした。
 モデルはカトー製をベースに、各部にカマボコ型ドームなど自作パーツを使用しています。だいぶ前に製作したものを、最近手直ししたものなので、作りが全体的に粗いです。

D51のファーストナンバーとラストナンバー。
ほとんど別形式のようです。
現在、東京都町田市に保存されている862号機も、本機のように、
ナンバープレートの上が切り取られた形状をしています。

カマボコ型のドームはプラ板から製作しました。
4次型(戦時型)としては珍しく、砂捲き管が3本です。

東北型では珍しく、密閉式ドアが装備されています。
密閉式ドアはC612と同じく、タヴァサ製を使用しています。

船底型デンダーは、製品のものを加工しました。
一見すると、C61のテンダーのようです。

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