・C579
C579は5輛しか製造されなかった汽車会社製の内の1輛です。製造されてから小郡、広島、岡山と昭和17年まで本州で活躍しましたが、それ以降は鳥栖、門司、鹿児島、長崎、人吉機関区など九州で活躍し、晩年は宮崎機関区配属で、日豊本線で昭和49年まで活躍しました。「日南3号」牽引にも活躍したナンバーでもあります。本機は独特の甲高い汽笛音でも知られていました。
モデルはトミックス製(C57135)をベースに、やえもんデザインや銀河モデル、ダルマヤ製のパーツを用いて、「日南3号」を牽引していた当時を再現してみました。
K-7タイプの門鉄(小倉工場式)デフレクターが特徴。
実物は、少々上下方向に大きいデフレクターですが、丁度いいサイズのパーツがなかったため、やえもんデザイン製のパーツをそのまま使用しています。
砂撒き管も晩年には前側に1本(バック運転用)追加され、計3本になりました。
宮崎機関区で、キャブにはタブレット受けが取り付けられていました。
乗務員の人形もキャブ内に取り付けてみました。
煙突横には、リンゲルマン濃度計を引っ掛けていたステーも再現
門鉄デフレクターが、C57をより一層スマートに見せます。
ランボード横を走る列車暖房管も再現
テンダー側面は、増炭板がある以外は、至って普通の形状です。
九州型独特の、石炭を前に寄せるために取り付けられた増炭板
テンダー後妻には、埋め込み式標識灯と、溢水管が目立ちます。