・C11312
C11312は現在、KADODE OOIGAWAに静態保存されています。1946年(昭和21年)1月に日本車輛で製造され、現役時代には長らく会津若松機関区所属で、会津線、只見線で活躍し、1975年(昭和50年)に廃車となりました。その後三重県松坂市にある「ドライブインあた竹」に静態保存されましたが、1987年(昭和62年)10月に大井川鉄道に譲渡され、整備を受け、1988年(昭和63年)7月から大井川鉄道で営業運転を開始しました。その当時、227号機との同型式同士の重連が見られたのも魅力でした。が、老朽化のため、2007年(平成19年)9月8日の運転を以って残念ながら廃車となってしまいました。
モデルはトラムウェイ製をベースに、やえもんデザインや銀河モデル、レボリューションファクトリーのパーツを用いて、大井川鉄道で活躍していた当時を再現してみました。
ヘッドマーク掛けが3本になった、最晩年の姿を再現しています。
煙突付け根は戦時型の特徴である角ばったタイプにしてあります。
キャブ下はカトーのC11と並べても違和感のないように、細かく作り込みました。
火室部分はATS発電機等が取り外されてしまっているので、あっさりとしています。
動輪の影には、ブレーキロッドも再現してみました。
非公式側サイドタンク裏側には、冷却管も再現しました。
キャブ窓は、中央に寄せた状態にしました。
公式側に取り付けられた標識灯と、その上の庇が特徴です。