・49616「きかんしゃヒロ号」
49616は現在、大井川鉄道のせんずSL資料館に静態保存されています。製造当初から北海道で活躍し、戦後はずっと深川機関区配属でした。2014年にトーマス仕様に改造されたC11227と共に、本機はヒロ仕様に改造されました。コンプレッサー、元空気溜、逆転機、各種配管は取り外され、煙突の前には給水温め器(ダミー)が取り付けられ、ドームは横長のものに変更、動輪や端梁は赤くなり、9600のイメージとは全く異なるものになっています。
モデルはマイクロエース製をベースに、やえもんデザインや自作パーツ(顔はトーマスからのコピー)を用いてディテールアップ(ダウン?)しています。
原形が判らない程の大改造を受けています。
ヒロの顔はトーマスからコピーし、ヒロ風な表情に修正しています。
デフレクター横には「HIRO」の文字を入れています。
逆転機がないのが寂しいです。
白線入りのランボード部分には、きちんとコンプレッサー部分の立ち上がりも再現されています。
前端梁に取り付けられた北海道仕様独特の大型の手摺は取り外されませんでした。
バッファー(ロスト製)は確かモリタ製だったように思います。
ドームはプラ板から製作しています。
ハンドレール以外何も配管がないのが寂しいです。
キャブの天井ものっぺらぼうです。
ボイラーバンドは真鍮板を貼り付けて、塗装後に磨き出しています。
テンダーサイドには「51」の文字が。
原作はD51をモデルにしてあるようなので、それで「51」となったようです。
テンダー上部には、元々増炭板が取り付けられていたので、その名残で四方に補強版が立っています。
赤い端梁にバッファーが取り付けられ、ナンバープレートが無いこと以外は、至って普通の北海道仕様の装備です。