・1292
1292は現在、埼玉県さいたま市にある鉄道博物館に静態保存されています。本機は埼玉県川口市の荒川河川敷から陸揚げされ、その場所の近くにあった善光寺から、「善光号」と呼ばれるようになりました。25号機として日本鉄道で1906年(明治39年)まで活躍し、以後は田端機関区の入替用として使用されました。国有化後は、秋田鉄道、千葉県営鉄道に貸出されましたが、1923年(大正12年)に廃車になりました。「善光」の名前が有名だったため、東京鉄道教習所に保管され、1942年(昭和17年)には鉄道博物館(東京神田)に保存、1959年(昭和34年)には鉄道記念物に指定されました。
モデルは下回りにアルモデルのロッド付きC型DL用動力装置を用い、上周りは自作、やえもんデザイン、モリタ、IORI工房のパーツを用いて、ディテールアップしています。ナンバープレートはくろま屋製のインレタを用いています。
なんとも風変わりな外見が特徴です。
一度見たら、目に焼き付いてしまいます。
第2動輪は、製造時はフランジレスで、後にフランジ付きになりましたが、
モデルでは急カーブを通過させるために、フランジレスにしました。
煙室扉は上に開くようになっています。
インサイドシリンダーのため、メインロッドがないのが特徴です。
シリンダー部分も一応再現したのですが、お判り頂けますでしょうか?
板バネは第1動輪の真上ではなく、少し後方にずれています。
砂撒菅も付けています。
日本で初めて採用されたサドルタンク
ドームに伸びる配管を再現するのが、とても大変でした。
キャブ内も簡単ながら作りました。