でも水彩絵の具箱を目の前に置くと、赤に該当する絵の具が幾つもあって、ど れ に し よ う か な・・・
と迷ってしまいます。
例えばカラスウリの赤とガマズミの赤とでは色味が違っていて、言葉で表すとすれば、カラスウリの赤は黄味を
帯びていて、ガマズミのほうは青みを帯びた赤であるといった具合です。
そんなことを考えながら秋の野山を散策すると、さまざまな木の実に出会うことができます。
サルトリイバラやピラカンサスの実は、一枝に優しい色合いで緑を含んだ黄から赤に移っていくようすが美しい
し、クコの実やヒヨドリジョウゴなどは、透明感をもった赤色を惜し気もなく湛えて、くすみ始めた木々の色と調和
して、訪れるものを楽しませてくれます。
赤は色彩学的にもエネルギーに溢れた色、元気が出る色として紹介されています。それだからでしょうか、今
年の数々のトーナメントで優勝し、史上最年少で賞金王争いのトップを走るゴルファー石川遼選手の勝負服は、
赤なのだそうです。
私もこの頃洋服のどこかに赤を使います。なんだか勇気をもらえるようで気に入っています。従って10月から
始まった浜松教室へもそんな様相ででかけますから、浜松の皆さん、どうかよろしくお願いいたします。
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