日本の春は、緑の若葉と美しい桜の花に埋まります。
今年、桜前線はどのように、日本列島を北上するのでしょうか。
花の水彩画教室では、2月の声を聞くのももどかしく、桜を描き始めました。実際に咲き始める頃には、ただうっとりとして
時間の過ぎるのを見送るしかないことを、今までの経験で分かっているからなのですが・・・・
2月の上旬、立春が過ぎて日が長くなり、日一日と気温が上がってくると、冬の間固い皮で覆われていた桜の花の芽は、
ぐんぐんと成長を始めます。りん片に包まれた冬芽はだんだんふくらんで蕾となり、気温が摂氏10度になると咲くと言われ
ています。
いつ咲き出すのだろう、と気象庁の開花予報が気になり始めるのもこの頃。
寒風にさらされた裸木の下を歩きながら、満開の花を想像するのもいいものです。それはまた花の散ったあとの若葉の
季節へと誘います。
6月の桜といえば、緑も深まり、その葉陰に隠れて目立たなくなった桜の枝のあちこちで、来年に出る芽が用意される時
なのです。
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