今、青色の涼しげなルリマツリが新鮮です。イソマツ科の多年草で原産は南アフリカ。日当たりの良い場所 を好むということなので、そのようにしてみたところ、まるで線香花火のように枝の先端にたくさんの花を咲か せました。 そこまでは良かったのですが、散り際も線香花火の如くで、一瞬に咲ききったと思ったら「はい、おしまい」 といった感じで花は終わってしまいました。。
「変だなぁ、植木鉢に添えられた説明書きによれば花期 の長いのが特徴で、春から秋まで次々と咲くと書いてある んだけれど・・・。」といぶかしく思いながら次の鉢を購入。 その鉢も前に購入したのと同じで、一瞬の輝きの後には 長い静寂がやってきました。その経験を通してようやく分 かったのです。次の花が咲く準備期間が結構長いという ことに。
地植えで育てている家では植え込みも大きくなるので、花の途絶えることはないでしょうが、5号鉢ほどのもの となると、そうはいきません。新しく出会った花と上手く付き合うには、その花の特性を知る必要があります。 花がどんな扱いを好むのか、好まないのか。そのことを理解して初めて絵のモデルにもなってもらえるわけです。 幸いルリマツリとはすっかり打ち解けた仲になることができまして、伸びすぎた枝をどこで剪定すればいいのか といったことも、大部分かるようになってきました。 まだまだ暑い日は続きますが、涼しげな青花を描くことで爽やかな風を生活の中に送りたいと思っています。