・C5144
C5144は現在、秋田県秋田市にあるJR東日本秋田総合車両センターに、カットモデルとして静態保存されています。製造当初はナンバーが18943でしたが、昭和3年の形式称号規定改正によりC5144となりました。名古屋、高崎、大館、秋田、尾久機関区で活躍し、大館機関区配属当時の1947年(昭和22年)8月12日には、大館〜秋田間のお召列車を牽引するという大役を果たしました。1955年(昭和30年)に酒田機関区で廃車になりましたが、土崎工場(現JR東日本秋田総合車両センター)にて教習用のカットモデルとして保存されました。
モデルはマイクロエース製をベースに、やえもんデザイン、キングスホビー、銀河モデル、レボリューションファクトリーのパーツを用い、お召列車牽引時の姿を再現しています。ナンバープレートはくろま屋製を用いています。お召装備時の資料が全くないので、あくまで想像で塗り分けています。
車高を約2mm下げました。
1947年当時は、お召列車牽引に当たって、GHQから日章旗の掲出を禁じられていたため、菊の御紋のみ取り付けています。
菊の御紋はレボリューションファクトリー製を使用しています。
239号機と同じく、前後に短いデフレクターを装備しています。
本機のハンドレールはストレートです。
キャブ窓は、後部が少々後ろに寄っているので、窓を移植しました。
給水温め器から伸びる配管(給水管、排水管など)を再現するのに、とても苦労しました。
キャブ屋根の雨樋がとても長いです。
キャブ下にステップのようなものが取り付けられています。
大きな鉄製(?)の増炭板が取り付けられており、炭庫部分が拡大しています。
現在、右側にある漏水管は外されています。