・C11312
C11312は現在、大井川鉄道でC11227の部品取り用として保存されています。現役時代には長らく会津若松機関区所属で、会津線、只見線で活躍し、昭和50年に廃車となりました。その後三重県松坂市にある「ドライブインあた竹」に静態保存されましたが、運良く昭和63年に大井川鉄道で動態復元されました。その当時、227号機との同型式同士の重連が見られたのも魅力でした。が、老朽化のため、平成19年9月8日の運転を以って残念ながら引退となってしまいました。
モデルはトラムウェイ製をベースに、やえもんデザインや銀河モデル、レボリューションファクトリーのパーツを用いて、大井川鉄道で活躍していた当時を再現してみました。
ヘッドマーク掛けが3本になった、最晩年の姿を再現しています。
煙突付け根は戦時型の特徴である角ばったタイプにしてあります。
ボイラーには空気作用管、配電管などを取り付けています。
洗口栓も新たに作り替えました。
動輪の影には、ブレーキロッドも再現してみました。
キャブ下はカトーのC12と並べても違和感のないように、細かく作り込みました。
程よい大きさが魅力です。
火室部分はATS発電機等が取り外されてしまっているので、あっさりとしています。
非公式側サイドタンク裏側には、冷却管も再現しました。
キャブ窓は、中央に寄せた状態にしました。
公式側に取り付けられた標識灯と、その上の庇が特徴です。