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昔の名前が・・・見えてしまいました
探して撮影したわけではないのであまり数はありませんが、こんな写真もありますので、ご覧ください。
元東日本急行車庫
撮影:盛岡市(1986.7.29)
盛岡市の南大通りに、県交通の釜石などからの特急バスが引き上げてくる車庫がありました。この建物には、大きな文字で「東日本急行(株)」の文字が残っていました。
東日本急行は、盛岡と仙台を結ぶ特急バスを運行していた会社で、モータリゼーションの発達により交通渋滞がひどくなったため路線を縮小、“その頃”は一関−仙台間を運行するだけになっていました。
盛岡に顔を見せなくなった東日本急行に代わり、この場所は岩手県交通の車庫になっていました。
なお、1987年にこの建物は取り壊され、更地の車庫に姿を変えてしまいました。
花巻バス路線案内図
撮影:大迫営業所(1986.5.2)
大迫営業所の正面に堂々と掲示されていた大型の路線図です。
古めかしい路線図で、細かい文字はよく見えません。どうやら上が南になっているようで、縦方向に走っているのが東北本線、横方向が釜石線のようです。
中央バス安倍舘バス停
撮影:盛岡市安倍舘(1984.7.25)
盛岡市の安部館バス停の待合小屋に、大きく中央バスの文字が残っていました。バス停ポールのほうは電照式に交換されていますが、待合小屋のほうは手付かずだったようです。
県南バスは心の中に
古い社名などは、探せばもっとあったと思いますが、当時偶然見つけたものを写しただけなので、写真はこれだけです。
ただ、“その頃”はまだ、こういった看板だけでなく、人々の記憶の中にも古い社名は強く残っていたようです。
ある日、住田町の世田米だったと思いますが、おばあちゃんにバスの回数券を買いに行かされた子供が「国鉄バス」の案内所へ行ってしまい、おばあちゃんに「ケンナンのほうだよ!」と叱られていました。おばあちゃんの中では県交通はまだ県南バスだったのですが、小さい子供にとって「ケンナン」の意味は分かったのでしょうか・・・。
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