薬缶の戯言
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Vol.306 さてどうする? (2002.09.01. sun)
休出しました。
−−−
〜壊れた薬缶〜子育てイメージゲーム(乳児篇)。
あなたには今、産まれて数ヶ月の子供がいます。
さっきまでおとなしく寝ていたのですが、ふとベッドを見ると今にも泣き出しそうな顔をしてフンフンと手足を激しく動かしています。
さぁあなたならどうする?
1.放っておく
2.手軽なオモチャをそばに置く
3.抱く
さぁ、結果はこちら。
1.〜3.の人 → 泣き出しました。
ということであなたの目の前には今、泣きじゃくっている子供がいます。
家にはあなたと子供の二人きりです。頼れる人は他にいません。
さぁあなたならどうする?
1.放っておく
2.手軽なオモチャをそばに置く
3.抱いてあやす
4.おむつをかえる
5.ミルクをあげる
さぁ、結果はこちら。
1.〜4.の人 → 泣きじゃくり。
5.の人 → 吸い付きまくり。
Vol.307 時既に遅し。 (2002.09.02. mon)
会社でーす。(初だな)
−−−
げー、今朝出勤するときにコンビニで買った500mlペットボトルのカルピスウォーターを車内に置きっぱなしにしちゃっていたことを昼休みに気付いたよ。まったく、僕はこの暑い日になにをやっとるのだ。
急激にその記憶がよみがえり、突如「あっ!」と声が出ちゃったときには周りに何事かと思われる始末。訳を話すと、
ホットカルピス。乳酸菌が死んじゃってる。とか言われた。
太いストローで飲むといいよ。とか言う意見も・・・とと、これは寒天蒟蒻(蒟蒻ジュース)の話をしてる時でした。
ってことでこれから自販に(つめた〜い)コーヒー買いに行ってきまーす。
Vol.308 数え (2002.09.05. thu)
あまりに非日常的な昨日一昨日を過ごしました。Hello Hello.
−−−
はい。
「4」って「よん」とも「し」とも読むじゃんねぇ。
「7」って「なな」とも「しち」とも読むじゃんねぇ。
と、突然言うのも、
「じゅう・きゅう・はち・しち・ろく・ご・しぃ・さん・に・いち・ぜろ」
ってカウントダウンする人がいたことを思い出したからなんです。その人は中学の時の保健室にいた先生だったのですが、あなたが通った中学にそんな数え方をする保健室の先生がいたのなら、もしかしたら同じ中学出身かも知れません。
まぁ僕の普段の数え方が「じゅう・きゅう・はち・なな・ろく・ご・よん・さん・に・いち・ぜろ」なので違和感感じたわけですが、その時保健室にいた生徒数人はみんなでその先生の数え方を笑った覚えがありまする。
笑われたその先生はその時、「下から数えるときには、いち・に・さん・しぃ・ご・ろく・しち・・・」と数えるんだから上から数えるときだって、しちとしぃでいいのよ」と言ったような覚えがあり、そう聞いた僕は妙に納得したような記憶もおぼろげに。
今となっては、そんなん人それぞれじゃわぃ!と思うわけなのですが、きっとトランプゲームの七並べは、しちならべ。これっておそらく共通なんじゃないかなと思った次第。
ななならべって言いづらいから?
んー、かたたたき。
Vol.309 つまらんことをずらずらと (2002.09.06. fri)
出張先から更新。午後には帰社する予定です。
−−−
・田村亮子が年内に結婚するかもしれない話がスポーツ新聞の一面飾るかよ?!
とか、
・「石原都知事の娘」を名乗った女性が、自殺の前に"もうああいったマスコミ取材は受けたくない"とか一行でもどっかに書いておけば、今後の取材方法に多少の影響を及ぼしたかもしれないのに。
実は巷ではそう書いてあったのにマスコミが報道しないという噂も・・・(無いか。
とか、
・山田まりやがジャニーズJrの秋山とやらとの交際認めたらしいけど、秋山ってヤツは22歳にもなってジュニアやってんのかよ?
とか、
・乙葉がビデオや写真集では水着姿を披露するけどDVDでは封印するってどうゆう狙い?
とか、
・あざらしの多摩ちゃんは、鶴見川の汚染度よりもギャラリーの多さがイヤで姿を消したに違いない。
とか・・・。
Vol.310 こりゃ驚きだよ (2002.09.06. fri)
出張先から戻ってきました。
−−−
スポーツ新聞の一面は、今日と明日とで2日連続結婚ネタで決まりかな。
今日は、「結婚するかも?」
明日は、「電撃入籍!!!」
逆だったら2日連続にはならなかったかもなぁ。
運のいいヤツというか、間の悪いヤツというか。
めでたい話だし、これいじょケチつけるのはやめよーと。
今日のは号外が出てそうだなー。
Vol.311 頭を少し、お下げ下さい。 (2002.09.07. sat)
お直り下さい。
−−−
ってーな感じで、傘をささずに済むほどの小雨が降り舞う中、娘の初宮参りに行ってきました。
女の子の場合は生後32日目(男の子は31日目)に行くのが一般的らしいですが、ここんとこ暑い日が続いてましたからね、今日にしました。生後58日目。暑いのは僕もかなり苦手なのでちょーど良かった。
ビシッとキメることはなく、楽に行ってきましたよ。私服の範囲でピシッと、みたいな感じで。フォーマルカジュアルノーネクタイ。
無事お参りを済ませた後、神社の境内にある写真スタジオで写真撮ってもらったのですが、もうね、写真館の人、大変そうで。泣きわめくことは無かったんですが、どんだけあやしても声かけても娘はどこ吹く風で夢の世界へまっしぐら。こうゆう時、なぜかニッコリと周りに言われます。
「大物になるわよ」
マジっすか。
撮影は、一度の休憩を挟んでやっとこ終了致しました。
最初は、「やっぱ高ぇなー」って思っていた料金も、あそこまで大変な思いをしてまでいい顔撮ってくれようとしている姿を見ちゃうと、「いやこれは安いのかも」って思い直してみたりして。
次のイベントはお食い初め。いろいろありますねー。
Vol.312 残?暑。 (2002.09.09. mon)
キリ番履歴、やっと更新。
−−−
うだるような暑さの合間を縫うように雨が降り、その都度秋めいてくる気がまったくしねーよっつーかこの暑さ何度ぶり返せば気が済むんやっちゅーねん!?こらー!
な、今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今週もまた暑くなるらしいっすね。
あーあ、早く涼しくならないかなー。
Vol.313 二ヶ月検診 (2002.09.10. tue)
ゴーストライターとゴールドライタンって似てる。
−−−
娘の二ヶ月検診、でした。本来一ヶ月検診の後は三ヶ月となるところですが、なんでも先月、「体重の増えが今ひとつなので来月にも一応」ということを言われまして、「今ひとつくらいの差ならほっといて下さい」とは言えなかったためにこうして素直に行って来ました。
そして今日もまた「少し小さいねぇ。標準体重の下限の方だね」とか言われたのですが、健康であることに違いはないので心配することはないとのこと。「下限であろうと上限であろうと標準であるのですからいーじゃないすか」とはやはりその場で言えないのでここに書いてスッキリしちゃったりして。
大体、数字で他と比べられてもわからんっすよ。見た感じポッチャリして来てるし、ずいぶん重たくなりましたですわぃ。よく飲むしよく泣くし手足もガシガシ動かしまくりだし首もなんとなくしっかりしてきてる気がするし、音も聞こえているようだし目も見えているようだし、その辺何の心配事もなくしっかり成長してきております。
Vol.314 初めての留守番 (2002.09.10. tue)
新BOSS、モカブラジルがうまい。
−−−
さっき書いたような感じで無事に二ヶ月検診を終え、嫁は、学生時代に仲が良かった友達二人に会うために出かけて行きました。その友達とはずいぶん会っていなかったようで、しかもそのうち一人がもうすぐアメリカに留学するらしく、この機を逃すとしばらく会えなくなってしまうのでお呼びがかかった様子。
たまたま検診日と重なったおかげで僕は半休取ってあったし、嫁は産後ドップリ浸かっていた家事と育児から久しぶりに離れることができるってことで、この際思いっきりリフレッシュしてきてくれればと思い、病院帰りに待ち合わせ場所に送り出して僕らはそのまま帰宅しました。
さぁそこから僕と娘2人での、初めての留守番が始まりました。
車内でグッスリ寝ていた娘は、家に着いてすぐにグズりだしました。この泣き方はオムツです。早速取り替えようとすると、なんとも大量のうんちがこんにちは。
こやつ、いきなりやってくれたなっ
キレイに拭き取り新しいオムツを付けて一安心、したのもつかの間、また泣き出します。そりゃそうです。出すもの出せば腹が減る。摂理です。休む間もなく食事です。さすがに授乳はできないので、ミルクを作り飲ませます。うまいことゲップも出させてもう一安心。その後しばらくエーエー言ってたのですが、メリーを鳴らしているといつの間にか寝てました。「多少グズっても抱かずに寝かせてみる」を狙いとしていたので大成功です。
そして、、、そのまま嫁が帰宅するまでの5時間ちょい、娘はずーっと熟睡。
まぁね、ちょこちょこ動き回るようになってからが大変なのかな?とも思いますが、とりあえず初めての留守番は、余裕ぅ〜で終了。
Vol.315 主導権 (2002.09.11. wed)
座右の銘は、ケセラセラ。
−−−
泣きやまないときは大抵腹が減ってるときで、母乳なりミルクなりをあげれば落ち着くんですが、飲ましても量が足りない場合はやっぱり泣き出してしまいます。
で、乳をあげ終えた嫁が、「足りなさそうだからミルク作る」と言ってベッドに寝かせて台所へ行きました。案の定娘は直ぐさまグズり出し、深夜だったので泣き出す前に僕が抱きあげ、無駄とは思いながらもあやすついでにこんな問いかけを。
「んー?ホントに足りないのかな?足りてたら泣いてくださーい。足りなかったら泣かないでくださーい。」
どーせ今にも泣き出すとわかっていて、そして嫁がミルクを作っていることがわかっていての意地悪質問。わっはっは。泣き出したら「足りてるんでしょ?」と言いながらしばらく焦らしてみよーかと。なんて親だ。いやなんつーか、「泣けばミルクが出てくるとは思うなよ?」みたいな。まぁそのままオアズケにはしないんだからいーではないか。ホッホッホー。
・・・が、泣かねーでやんの。きょとんとしておとなしくしてやんの。
勝ち負けじゃないのは承知だけれど、これはまさに完敗。
「てめー、さては聞き取れてやがんな?」と疑いもするっちゅーねん。
Vol.316 小話 (2002.09.14. sat)
すり切り一杯20ml用スプーンで180mlのミルクをつくる。
−−−
いーち、にーぃ、さーん、しーぃ、
「おーいっ、今何どきだぃ?」
「えーと、ちょーど7時をまわったところだね」
「ありがとよー」
・・・。
なーな、はーち、きゅうっ!
で薄ーいミルクのできあがり。やらいでかっ!(?
Vol.317 抽選報告 (2002.09.15. sun)
朝ぁー。
−−−
昨日、
この日にもらった抽選券を使いに行ってきました。
昨夜帰宅後はなぜか疲れて寝ちゃったので翌朝の更新で報告。
抽選券は22枚。早速ながらも当選数(当選確率)はこちら。
ベストホンポ賞:0枚(0%)
ホンポ賞 :4枚(18%)
プチホンポ賞 :2枚(9%)
はずれ :16枚(73%)
"プチホンポ賞"より"ホンポ賞"を多く当てたところでプチ満足。
各賞品内容は
こちら。ところで僕も今この賞品内容を見て思ったのですが、第2回抽選会の方が良い品で当選者数も多く設けてあるよーな気がしてなりませぬ。「また買えってか?!」って思ったけど、今回の抽選券も使えると知ったのは今さっきのことでした。
10月下旬にデカイ買い物の予定なんてねぇよー。
Vol.318 ♪お引っ越しーお引っ越しー (2002.09.16. mon)
デジカムを買ったよ。
−−−
あーあ、明日から出勤先が変わるんよ。所属が異動となったわけではなく、部署自体の場所が移動となる都合で。通勤は、今までは車で20〜30分だったのに、明日からは電車で2時間程に。
・・・辛ぇっす。
なにが辛ぇってとりあえず明日の天気予報が雨っつーのがまずツライ。
てことで我が家、引っ越しを計画中。おそらく来月。
それに伴い、もしかしたらこのサイトも引っ越すことになるかも。我が家もやっとブロードバンドデビュー!やったぜっ!とうとうデジタル回線におさらばさっ!みたいな。まぁここはもう少し使う予定です。いっそドメインでも取得しちゃおうかしら?なんて。
という感じで、部署の引っ越し、我が家の引っ越し、サイトの引っ越しなどなどと、いろいろメンドーなことしてる間に気付くと年末を迎えることになりそうだなー。
ってもう年末なんて単語が出ちゃったよ!(自分でビックリ)
Vol.319 テスト〜 (2002.09.17. tue)
新職場。17:30。
−−−
ダンボールの山山山・・・だった朝からは随分片付いてますが、まだまだスッキリしてないこの新しい職場。
こうしてキーボードをカチカチ打ってる隣の部屋では、部署のみんながいそいそと機械の設置とかしちゃってるんですが、僕は自分のパソコン環境を整え確認ついでに初戯言。うん、その方がステキっ!なんてマイリトルシェフをパクッてみたくもなるってもんです。
まぁそれには訳があって、午前中はみんなそれぞれ自分のデスク周りの整理に当てられていたんだけど、なんと!僕の荷物(パソコン本体入り)が行方不明。どこを探してもないないなーい!と言ってる間にお昼休みです。
結局全然違う部屋のダンボールの山の下に埋もれていたんですが、見つかったのが遅かった。で、やっとここういったことが書けるくらいになりました。・・・途中、このまま見つからなくてもいいかなー?とも内心思ったのですがやはりありますね。えぇ。
Vol.320 あるあるあるあるある〜! (2002.09.17. tue)
ディィリィィリィリィ、リィィィッリッ!ピロピロピローン!!
−−−
誰もが、「クイズ!百人に聞きました」 の売りのひとつと言っても過言ではなかろうステージと客席の一体感を思い浮かべるに違いないタイトル&書き出しだった割りに、僕としては酔ってる時を除けば初体験な出来事(なはず)。
定期を持ったのは8年ぶりくらいになるのかな。それはもう学生時代の話になりますからまぁ、定期を使って初出勤です。
やっちまいました、帰路にて。
そこはJRと私鉄の直接連絡用通路の自動改札。
ガコッ!
ピゴーンピゴーン!
ピゴーンピゴーン!!
オゥ?!ホヮァッ!ハプンッ?!
スムーズに通過する予定だった僕の足はそこでストップ。ただ帰宅するだけだったために停まりかけていた思考はスタートそしていきなりフル回転。
(ぅえー?乗り継ぎはダメなのー?)・・・会社から提供された定期だと連絡通路は通れないとかってあるのかよ?というのが瞬時の思考結果。朝はたまたま、一度私鉄の改札を出てJRの改札から入り直したのでそれに気付かなかっただけだったのか?と。
しかしそれが間違いと気付くのにはそうそう時間は要りませんでした。
本来通り過ぎると共にさりげなく取っていくべきはずの出口から顔をのぞかせていたカードは・・・、そのカードは・・・、
今日会社で買った社食用のプリペイド食券(社名入り)。
じゃぁないですかっ?!
朝はそのカードを持ってなかったんで間違いようがなかったわけで。
Vol.321 音か色か (2002.09.18. wed)
メール着信音を黒電話からもろびとこぞりてに変更しました。
−−−
なんの気なしにふと思ったんだけど、
黄色
なんていうのを見て、「茶色〜!」なんて言われたときに、なんと言えばいいのか困るような気がした。
赤
「赤ぁ〜」でも「青ぉ〜」でもいいよーな、どーなのか。
白
これを「黒ぉ〜」って言ったらどーなんだろ?と。
Vol.322 ゴキゴキ (2002.09.20. fri)
待ち受け画面はプラネット。
−−−
久しぶりにゴキブリを見た。しかも今日一日で2匹。
最初はなんと社食で。
カレーの列に並んでいると、隣の定食の列がやけに騒がしい。特に女性。その人達がたまに目をやる先を見ると、羽がもがれかけた半死状態のゴキブリが床でピクピクしていた。誰かが中途半端に踏んだのだろうか。
小中学生の頃だったら、好きな子の目を密かに意識しちゃったりして、ヘーキな素振りで退治に取りかかったかもしれないなぁ、とか思いつつ、今日の僕は見て見ぬふりをしちゃいました。すぐそばにあった湯飲みを2つ使って挟み込むようにすくい上げたらカッコ良かったのかも知れないけど、その後に手を洗うためにせっかく並んだ列から外れなくてはいけないし、そのまま並んでいたらエンガチョの対象になること確実である。というか、この考え自体が小中学生レベルだ。
そんな過去へのノスタルジィもあり。
2匹目は帰宅途中の電車から。
ドアそばに立って本読んでたら、とある駅で立っていた方のドアが開いた。ホームを歩く人がやけに僕の目の前のドアを避けるように歩いていく。チラッと外に目をやるとウロウロしてるゴキ発見。今度のやつは、元気に歩いてました。
そいつは何を思ったか突然真っ直ぐこっちに向かって来たが、ホームの床沿いに歩いていたのでそのまま壁づたいに下の方に沿って行ってしまった。普段、ホームと電車のすき間は足を取られる人がいたりしてキケンだと思っていたけど、ピッタリ繋がっていたらそのゴキブリは電車に入ってきて、車内は大変な事態になったかもしれない。
ホームと電車のすき間の必要性がこんなところにあったとは。
Vol.323 そこにエロを見る (2002.09.21. sat)
出勤日でしたっと。
−−−
昼休み、食堂に向かって歩いていたら、外部から会社に来てると思われる女の人が、ビシッとスーツ姿でキメてるというのに、風邪を引いていたのか白いマスクをしていた格好で向こうから歩いてきた。それを見て一緒に歩いていた友達に「なんだかエロいね。」と小声で言ったら、「へ?」という顔をされた。そこで、
"もの凄くおとなしいと思っていた人が、そんな大胆なっ!?" とか、"普段、あれほど悩殺的な格好ばかりしている人が、そんな些細なことで顔を真っ赤にして恥ずかしがるなんてっ!?"
という意外性ってエロいと思わない?と訊くと、いかにも納得という感じでうなずいてくれた。なので直ぐさま、「ほら、じゃ、"ビシッとスーツでキメてるのに、あんなマスクをなぜっ!?"って意外性もエロじゃん?」と言うと、間髪入れず「それは違う。」と。
うーむ。なぜ伝わらない?
難しいというか奥が深いというか様々というか。
Vol.324 タイミング (2002.09.24. tue)
巨人阪神戦の放送、延長し過ぎ。ジャンクスポーツは何時から?
−−−
朝は、自宅から徒歩で最寄り駅へ、そこから二度乗り換えをして改札を出て、駅前から少し離れたところから発車する社バスを使って出社してます。
帰りは当然逆の経路。その際、社バスに乗れる時間に帰ることができれば問題ないのですが、終バスを逃すと駅までずいぶん歩かねばなりません。終バスは、21:00に会社発。
その日、20:30頃に仕事を終えた僕は、ラス前の20:35発のバスには間に合わないと諦めて、ゆっくり帰り支度をしていました。すると、隣の席のMさんがもう少しで帰りそうな雰囲気。Mさんは、駅で言うと僕の自宅から最寄り駅の二つ手前を利用するところに住んでいるのですが、なんと車通勤なのです。
薬:Mさん、もしかしてもうすぐ帰ります?
M:んー、あとちょっと・・・かな。
ニヤリッ あわよくば乗っけてってもらおう と考えた僕は、
薬:9時までに帰れそうだったら電話くれませんか?乗せてって下さい。
M:おう、いいよー。
薬:じゃぁ先に着替えて、一応バス停に行ってますんで、よろしくです。
M:わかった。
ということで、僕は更衣室に行き、着替えてバス停(会社の受付前)に向かいました。バスや電車を乗り継いで帰ることに比べれば、車で送ってもらうというのは体力的にも時間的にも相当楽になるゾと半ば浮かれ気分になりつつも、バス停へ向かう途中、嫁に「帰るメール」を送信することも忘れません。
20:50過ぎ、最終社バスが到着。僕は、すぐ降りることができるドア付近の席に座り、電話を手に持っての連絡待ち状態。いつMさんから連絡が来ても即応答可能な体制です。
しかし連絡は来ないまま数分が経ち、バスには徐々に人が乗り込んで来ました。
56分・・・57分・・・58分・・・59分・・・
時は無情に刻まれます。
「あー、やっぱ間に合わなんだなー、ま、いつも通りの帰路になるだけさ。ちょっと残念だけど、仕方ねぇ。」という気持ちと「来るさ、このギリギリで連絡してくれるのがMさんだよ!」という気持ちが交錯しまくっていたその時、
ブルルッ!
き、来たーぁっ!
やった!天は我を見放しはしなかった!
さすがMさんだよ、さすがだよ!
しかし時間は、いつバスの扉が閉まってもおかしくない20時59分。早く、早く電話に出なければ!
ブルッと来たのを感じてから着信音が鳴り出す前という短い時間で、折りたたまれたケータイを素早く開き、
「はい、もしもし!もしもーし!」
しかし応答がありません。あるはずがないのです。僕の慌てた呼びかけと同時に耳元では、変えたばかりのメール着信音もろびとこぞりてが♪ティンティティティーン、ティティンティンティーンと軽快に鳴っていました。
え?・・・メ、メール?
・・・。
げっ、俺、メールが届いた電話に対して慌てて
「もしもし」とか言っちゃってるよー!
思いっきり恥ずかしい気持ちを隠しつつ、内心、「なんだよMさん、メール打ってる時間あったら電話くれよー。」なんて思い、すかさずメールをチェックです。「帰るぞー!」とか「バス乗っちゃった?」という一言が僕を待っているはず。
「はいはーい、まだ降りれますぜー!」なんて思いつつ席を立とうと中腰体制にシフトしつつ見た手元の画面には、
「お疲れー」
と嫁からの返信が一言。
そしてバスは、プシューとドアが閉まって、ブロローンと出車。
結局その日、Mさんからの連絡は無し。
ふぅ。慌ててバスから降りたりしないで良かったぜ。
Vol.325 気付くの遅い (2002.09.27. fri)
部署内に、コーヒー紅茶お茶コーナーがあります。なにを飲んでも一杯15円なので、市販に比べて相当格安。今日、新部署移転後初めて利用しました。大きめのマグカップを使うことでお得度更にアップです。
コーヒーの粉を入れ、ちょっと砂糖を入れ、ポットのお湯の量を確かめてからお湯を入れ、かき混ぜて、かき混ぜて、かき混ぜて・・・
と、溶けねぇ・・・
なんだよー?
もしやお湯がまだ温いのに入れちまったか?と思って、指を少し・・・
熱っ!!
っくしょー!これなら溶けるに決まってる。
かき混ぜて、かき混ぜて、かき混ぜて・・・・かき混ぜて、かき混ぜて・・・・
はっ!!!
この粉ってもしや、インスタントじゃなくてコーヒーメーカ用の・・・。
Vol.326 飲み会の後 〜帰宅編〜 (2002.09.28. sat)
今週も、土曜出勤。
−−−
昨夜、八王子駅近くで飲み会でした。
23時半ごろ、自宅の最寄駅まで辿り着けるための最終電車となる中央線に乗りました。
・・・。
「降りて下さい。」
という声に対して反射的に体が動き、ボーっとしたままフラフラと電車を降りると
そこは東京駅。
んー、なんだっけなー・・・どーしよっかなー・・・なんだっけなー
ホームの上で数秒間頑張って脳を稼動させてみたのですが、やはり八王子から僕の家までの帰宅ルートに東京駅なんてありません。どうやら僕は、15分程度乗って乗り継げば良い中央線に70分も乗って寝過ごしたみたい。
降りたホームから見える他のホームの電光掲示板を見ると、とりあえず、上野まで
行く京浜東北線がありそう。上野から乗り継いで少しでも北上していけばいいかなー?大宮まで行ければなんとかなるかなー?なんて考えながら乗りました。
上野駅到着。駅構内にて、さて次の電車は・・・と電光掲示板を見ると、すべて消えてます。このままふらふらと探索していると、乗るべき電車を逃すかもしれないっ!と考え、とりあえず改札へ行きました。
駅員に「大宮方面の電車はありますか?」と聞こうとしたら、"大宮"のやぁくらいで、「皆まで言うな」と言わんばかりに「もう全部終わりです」とフライング即答。発言と帰宅ルートを同時にシャットアウトされて、それまで急がないと急がないとと思っていた慌てた気持ちがなんだか逆に落ち着いちゃって。
まだまだ人々の声や足音でざわめく構内には、「もうすぐシャッターが閉まります」
とアナウンス。
とりあえず乗り越し清算をして駅の外へ。
目の前には上野公園。あぁ、今、ここの美術館でピカソ展やってんだよなー。ちょっと興味あったんだよなー。でも今やってないなー・・・。看板を見ながら思いました。すぐそばには、タクシー待ちの大行列。タクシー乗ったら家までいくらになるだろう?
最悪ここで朝を迎えるしかねーか。つっても明日出勤なんだよなー。と思い、まったく迷惑な話、何人か知りあいに電話してみたところ、結果繋がったのは妹でした。
「もしもーし」
「あぁ、俺。あのさー、今日、八王子で飲んでてさー」
「うん。」
「で、今、上野なんだけど」
「上野っ!?」
「そう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・来れる?」
「上野なら行けるなー」
「お!おぉー、よろしく頼んじゃっていい?」
「いいよー、今から向かうよ。着く時間が大体わかったら電話する」
「いやー、助かるわ。じゃぁ俺も、北の方に歩いてよっか。」
「ダメ!
歩くとわからなくなるからそこに居て!」
「あ、はい・・・よろしく」
お許しください、これから義弟となる旦那様。嫁入り直前の妹にこんなこと頼んじゃってホントすいません。もうすぐこんな、愚義兄を持つことになりますよ。
いーんですか?いいんですね?
すぐ後に、40分ほどで着きそうという電話をもらい、その場で待つことになりました。特に行く宛てもない僕は、上野公園前のロータリーにある高さが50cm程の石垣に座っていたら寝ちゃいました。あぁ、僕はみんなに支えられて生きてるんだなぁ。
・・・。
なんだか遠くで声がします。
・・・
ねぇ。
・・・・・・・
ねぇねぇ。
・・・ん?
声がする方を見ると、僕が座っているすぐ隣に、男が2人しゃがんで話しかけてきてます。どう見ても、警察や駅員ではなく、なかなかコワモテのおっさんでしたが、寝起き&酔いで普通に対応。
「あ、はい?」
「ねぇ、なにしてんの?」
「あ・・・寝てた、か。 寝てました。」
「あのさ、仕事あんの?」
「え?」(なんの話だ突然?)
「仕事。仕事無いなら、いいのあるよ。」
!?
「・・・? 仕事?・・・仕事ありますっ!」
というとその2人はどっかに行っちゃいました。
タクシー待ちの行列はいつの間にかなくなっていました。
そんときは普通でしたが、今思うと、怖っ!
・俺ってもしや、ホームレスと思われたのか?
・寝ている間に運ばれたりしなくて良かった。
・ところでどんな仕事だったんだろう?
なんて考えてたら、ケータイが鳴り、妹到着のお知らせ。
家まで送ってもらい、朝の目覚ましを6:50にセットして就寝。その時午前3時過ぎ、だったかな。
Vol.327 飲み会の後 〜明朝編〜 (2002.09.29. sun)
雨の降る土曜の朝の出勤日。
(さりげなく五七五)−−−
前回の戯言《〜帰宅編〜》(←読んでない方はどーぞここを先ずクリック)の最後でかけた目覚ましのスヌーズ機能で7時過ぎにやっとこ起床。頭ガンガンってことはなかったのですが、胃がもたれ、更にノドがやられ気味。
シャワーを浴びてわずかにリフレッシュし、あがった直後に珍しく家の電話が鳴りました。
「はい」
「あー、そちら、○○さん?」(○○:薬缶の名字)
「ぁ、はい」(なんだぁ?)
「あなた、○○、××さん?」(○○××:薬缶のフルネーム)
「え、えぇ」(なんだよー、誰だよー)
「私、警察のもので、○×駅前交番からかけてるんですけど」
「は?!」
○×駅ってうちの最寄り駅じゃねーかよ。なんだそりゃぁ?朝っぱらから冗談にも程があるぜぇ?なんて思っていると、電話の向こうの警察のものと名乗る男は、まるで踊る大捜査線で一気にブレイクした北村総一朗を思い出すような口調で言いました。
「いきなり変な質問しますけど、あなた昨日、何時ごろ家に帰りました?」
!?なんで警察が?俺の帰宅時間を?
しかもよりによって
めちゃくちゃ遅かった日の翌朝に?
なんだなんだ?アリバイ調査か?俺、なんかやらかしたか?疑われてんのか?
つか、昨日は家まで送ってもらったから帰りに○×駅使ってねーぞ。
という一気に興奮状態に膨れ上がった気持ちを懸命に抑えつつ・・・
「えっとー・・・3時ぃ・・・頃・・・、ぁぁ、3時過ぎ・・・。」
「3時過ぎね。お酒飲んで。」
!!?なんで俺が昨日飲んだこと知ってんだ?やっぱ俺って駅でなんかやったか?
いやいやちょっと待て。つーかねぇ、昨日は妹にこの家のまん前まで送ってもらってんすよ。その駅使ってねーっすよ。
というあまりに見透かされたことで焦りまくった気持ちをなんとか抑えつつ・・・
「あ、はい・・・飲みました。」
確信を持ったかのようにその北村総一朗の質問は続きます。
「それであなた、大事なものなくしてない?」
「大事なもの?」
「そう、ポケットの中の大事なもの、なくしてるでしょ?」
「!?マジっすか?!」「・・・『マジっすか?』ってね、あなた、私がこうやって電話をして、○○さんですか?って聞いて、なくしたものありませんか?って言ってるんですよ?」
「あ、そーですよね。えぇ、ちょっと待ってください。」
数時間前、妹に送ってもらって家に入り、ポケットに入れるような常備品はいつも決まったところに置いたはず。なんだろ、何がなくなってんだろなー。夜には特に気付かなかったしなー。なんかの間違いじゃねーのかなー。
財布が無ぇ。「あ、、、財布がないです」
「ないでしょぉ。だってあなたの財布、ここにあるんだよね」
「あ、そうでしたか・・・」
うーむ、どこで落としたのだろう?送ってもらってる時に高速代を払うために財布を取り出したことは確かだしなぁ。それがなぜ駅前の交番に・・・。
「今取りに来れる?8時までに来てくれないと、諸々の事情があって渡すの週明けになっちゃうからさ。その方があなたもいいでしょう。」
そのとき7:50。
駅までは
車で行けば数分で行くことができるしってことで、
「あ、行きます行きます」
「じゃ、来て」
「あ、昨日遅くまで飲んでたなら酒気帯びになるかもだから
車はダメだよ」
グッ・・・。ってことで、髪もまだ乾かしていないまま走って取りに行ったのでした。幸いにも、中身はすべて残っていました。届けてくれた人がまだ交番にいたので、お礼を言い、二割に値するお金を渡そうとしたところ、強く断られたのですが、それではこちらの気持ちが治まらないということをどうにか伝え、警官からの「あなたは謝礼を受ける権利があるのです」という後押しもありましてなんとか納得してもらい、それでも結局一割にも満たない額の謝礼を渡したのでした。
電話をくれた北村総一朗ちっくな話し方をしていた人は、見た目もほのかも本物を思い出させるようなルックスでした。メガネしてたし。
彼の話によると、拾い主さんはどうやらうちの近所の方で、仕事に出かけるときに家の近くで拾ったみたいです。中に入っていたカードから名前を見て、しばらく周辺
を探してくれたのですが、我が家はアパートな上、宛名を出してなかったため、家がわからずにその後交番へ。という経緯でした。
拾ってくれた人が去った後も総一朗の話は終わらず、
「いまどき、全部戻ってくるなんて、ないよ。」とか、
「こうゆう気持ちを忘れずに、あなたが拾ったときは届けるんだよ。それが、あの人への直接的な恩返しにはならないけど、周りまわるものなんだから」
などなどと、ありがたき言葉を頂戴して、なんとか開放されたのでした。
財布落としておいて、中身も全部戻ってきてこんなこと言うのもなんですが、戻ってきた財布とその中身(お札やカードやお守り)は、すべて雨でグッショリ。そして、拾い主さんに渡した謝礼金も、少し乾いていたけど結構シットリ。