15年07月25日 1日め。晴後ガス少々 大猫山への登山道入口は、飯場の左斜め後ろの平坦地にあったのだが、これに気がつかず、左前方に見える舗装道路(=ブナクラ峠への道)を進んでしまう。 工事用の赤ペンキ板やピンクのリボンがあちらこちらあり、リボン毎に入口捜しするが、道が無い。 どうも行き過ぎたと途中で気がついたが、ついでにと大ブナクラ沢まで偵察。心配していた徒渉は、水没するような所は無さそう・・・。この間40分ほどのロスに該当。 飯場まで戻ると右手のイタドリの壁の中に1.5m大の岩が見える。イタドリをかき分けるとそこには赤丸のペンキ。 ああ、ここなんだと思いつつも、飯場(=宿泊所)はない。 さらに5mほど下流側の平坦地を進むと、そこには1m程度の岩2つにペンキの矢印&「登山道」と書いた矢印看板が出てくる。数分登ると急な廃道が右手側から合流していた。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:6:10舗装道路から下流を見る。イタドリに隠れた登山道入口 右:6:16正規の登山道入口 私が参考にしたサイトの「飯場前の入口。いきなりの急登、やがて登山道に行き当たる」の記述は、 『飯場小屋(宿泊所)を建てたために「いままでの(正規の)登山口」を塞いでしまい、飯場前に(=イタドリの壁のところ)に新しい登山道を造った。今は飯場小屋は撤去したので今までの登山口を復活させた。』、と考えると、納得ゆく。 その登山口で、後から来た1人と合う。大猫−猫又−ブナクラ峠経由でここに戻ってくるとのこと。軽装ゆえ、スピードは早そう。で、こちらはゆっくりと登り初める。6:28 気分的には、「後で追いつくだろう」だったが、幅は細く、根っこも多く、歩きにくい急登。ストックも役立つどころか、逆にじゃまな存在。 30分ほど登ったところで、大猫山までの日帰り1名に追い抜かれる。足元には金剛堂山で見たカエデバハグマ。 途中、お腹が空くが、いつもの行動で1時間ピッチを貫く。これが裏目に。 定刻に休み、お腹を満たすが、食欲ゼロ。朝食の「おにぎり」、「ようかん」、「元気回復系のゼリー」、「ブドウ糖」をしこたま詰め込む。 さて出発。木の根むきだしで歩きにくい急な道・・・以外と足が進まない。荷物の重さ(出発時13Kg、途中の餌追加1.5kg 、 水2kg)は想定内なのだが、進むにつれ、段々とペースダウン。ほとんど木に覆われていて日射しはささないが、見晴らしは利かない。時折、木の切れ目から雲のかかった奥大日岳を見つつも、自分でも気がつかないほどスピードダウン。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:6:57カエデバハグマ 中:6:59根っこ多数の急登 右:7:42、樹間に対岸の山:奥大日岳を見る 30分登って15分休み、30分登って25分休み、25分登って15分休み、20分登って20分休み・・・。 少しでも風の吹くところでは、その先に足が出ず。ガンバって10−15m進めば日影の、崖っぷちの、超涼しいところだったりするのもしばし。 以後は、疲れて写真もメモも少しだけなので、高度・位置はおよその値。体感的には下記の通り・・・かも。 8:25−35、1350m地点(高さは地形から推測)で休み。 8:50 、1400m地点の小ピークを通過。剣岳にかかっていたガスが晴れ、赤谷山の稜線が大きく見える。気温も上がる・・・。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:8:54ブナクラ峠〜赤谷山〜大窓 右:8:51大窓〜剣〜早月尾根 8:58− 9:25、登りにかかったところで休み。奥大日岳もガスが上がる。 9:55−10:15、見晴らしの良いところ(1530mのピーク?)で休み。出発してすぐ、ロープを使っての10mほどの1枚岩場下りで体力ダウン。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真:9:54釜谷山からの大きな尾根〜ガスのかかった剣〜剣御前〜浄土山〜奥大日岳 10:40−11:15、1600m付近で休み。早月尾根がかなり見えるようになってきたが、まだ中間地点。 そうこうしている内、日帰りの方が降りてくる。大猫平の状況を聞くと、天場はブルーシート(=草刈機の保護?)のある所で、近くに残雪もあるらしい。 少し進んでは大きく休んで(=11:40−55休み、12:15−35休み)・・・・を繰り返し、12:40ようやく道が右折=1800m。 ここから傾斜が緩くなり、大猫山の稜線がみえだす。 13:00頃、標高1857mの高見を過ぎ、少し下り気味に進むと、登山道を外れた草付きに一張りの天場。その眼下に残雪を見る。 さらに1分ほど下り、登り返してすぐにブルーシート場。13:05。2張りはできそうな笹の刈り込み有り。 ここにザックを置き、水を求めてうろつくと1分先の雪渓の下から結構な量の水が流れ出ている。 その向こうにあった大きな雪渓は、20mも下のゴミの多そうな池に直接繋がっていて、採水が難儀しそうなのでNG。 天場近くの日影&風の通る道上にて1時間ほどゴロッと横になり、体力回復を待つ。15時発でも日入りまでには着けるはず・・・・。。 しかし、15時を過ぎてもなんかだるい。これ以上の無理は止めてツエルト張りに。雪融け水をティッシュでろ過し、ポリ袋に4L詰め。エネルギー節約にと、口を絞って天場で日光浴させ水温上昇させ、ツエルトに潜り込む。 ごそごそとしている内、ほぼ正面の剣岳山頂にガスが掛かったり晴れたり。時々後ろの大猫山にも東半身がガスったり晴れたり。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:12:40大猫山を見る 中:14:41半分ガスに煙る大猫山 右:17:33本日の宿 生ぬるく暖まった水を沸かし、新たに取ってきた雪で冷やして、2Lのペットボトルに詰め、明日の飲み水とする。 17時頃ふたたび、明日の朝食用にと採水に出かけるが、水量が少なくなったので、倍ぐらいの時間を費やすことに。 池塘が有る場所ゆえか、日が暮れかかると、虫がわんさか現れる。 食欲のない時のフリーズドライ飯は、実に最悪。まったく喉を通らない。やむなく、フリ−ズドライみそ汁を放り込み、お湯を足してかき込む。 向かいの剣岳、山頂付近のみガスが舞う。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 剣山の眺め 写真左:17:33 中:18:23 右:18:59 夕焼け時間と重なり、食べつつ撮りつつ追い払いつつ・・・。 夕日そのものは木陰から狙うが、もう少し早ければ、富山湾に反射したのも見えたかも。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 西側の眺め 写真左:18:44 中:18:58 右:19:14 日の入り後、薄明が終わる20時頃になると、急に虫が動かなくなったので一安心。 外は上弦の月、雲もなく、向かいの山にガスもなく明日の天気も期待できそう。 さて寝るかとかたずけ中に、朝食用にと水を入れてあった味付きフリ−ズドライ飯をズボンにこぼすアクシデント。 フリ−ズドライのチャックが十分締まっていなかった・・・。水拭き&バーナーで乾かす羽目に。 アラームを4時にセットし、焼酎70−80MLほどを煽ってシュラフに潜り込む。・・・・・21:20。 ツエルトが揺れると結露水がしたたり落ちたりするが、まあゆっくりと背筋を伸ばせるし・・・・。。 おおよそ1時間後、猛烈な悪寒で身体が震え、目が覚める。あわてて防寒用上着を着るがそれでも停まらず、やむなく合羽の上下を羽織りやっと収まる。そうかと思うと、こんどは蒸れてまた目が覚める。合羽の上を脱ぎ、温度調整・・・・。どうも熱中症?? 昨夜同様、細切れの睡眠時間が続く・・・・・明け方はよく寝れたが。 2015.7.26(日)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 4:00アラームが成り、目が覚める。うとうとしているといつのまにか薄明が始まっていた。 向かいの山々に雲はなし。4:30頃湯を沸かし、日出を見ようとするが、あいにく猫又山の稜線に阻まれ無理そう。 さすれば、朝日の当たる山々ということで・・・・・あんまりいい感じでは無かった。ちなみに鞍部付近のギザギザは唐松岳&キレット。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 東側の眺め 写真左:4:39 中:4:39 中央部分(キレット&唐松)を上部に拡大 右:5:07 フリーズドライ・・・相変わらず喉を通らず、同じく味噌汁かけにて詰め込む。 6:10出発。 3−4つある雪渓を通過しつつ、見つつ進むが、その内の一つは、雪渓の対岸からはその先の登山道がまったく見えないほど草木で覆われていたりする。 これがWEBにあった判りにくい地点?!。 ここを過ぎると、登り一方の道。気温の低い朝&十分休んだ後なので、比較的スムースに登って行ける。所々で眺め下ろす大猫平も良い。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:6:10 大猫平からの奥大日 中:6:20大猫平終端から見るこれから登る尾根 右:6:50見下ろす大猫平 1時間ほど登ると、緩やかになり、稜線に近づくと雪渓が現れる。昨日歩いた人がいるはずだが、踏み跡はまったく判らない。 雪渓の下流側はすぐに行き止まり。なので、雪渓上を登ると、右手に山道が現れる。雪渓登り口からほぼ180度方向に進み、下って登り返したところの脇に分岐。お地蔵さんのピークに着く。7:25。東側には猫又山・その北に釜谷山がよく見える。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:7:12稜線下雪渓・左手上に三角点が有るらしい 中:7:15山道への分岐 右:7:24お地蔵さんのピーク 雲も無く、快晴。眺め良し。山頂まであと2H40M。11時には着く・・・・・?早速ツエルトや天露に濡れた物を広げて乾かす。 15分ほどすると、後ろから1名、取水堰口から3時間10分(コースタイム:4:00)ほどの健脚。 更に10分後、前方からもう1人。猫又泊の御仁。テントサイト横の雪渓下部から雪解水が川になっていて楽勝だったとのこと。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 お地蔵さんのピークから 写真左:7:31猫又山への稜線と釜谷山 右:7:31赤谷山〜大窓〜剣〜立山〜奥大日〜大日のシルエット ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 お地蔵さんのピークから 写真左:7:31下部に稜線下雪渓、遠方に白山 右:7:31白山拡大 この2名は15分ほどで出発したが、自分はなんやかやで、1時間ちょっとの休憩。 8:40 先行者を追う。緩やかな稜線沿いの道を上下するが、草が覆っているところはストックが実にじゃまをする。 30分歩いては日影を求めて10分休み。前方には猫又が大きくなり、振り返ると稜線近くの雪渓&地蔵さんのピークが見え、足元には頭の丸い三角点モドキが現れる。WEB上にはこの辺りに大猫山の木製看板が有ったはずだが、結局見あたらず。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:9:01猫又山方向 中:9:12後方の稜線近くの雪渓(黄矢印)&お地蔵さんピーク(赤矢印) 右:9:14頭の丸い三角点モドキ 1時間ほど歩くと後ろからの健脚に追い抜かれる。 更に30分後、稜線上はカンカン照りなので、30秒ほど引き返下木陰で休む。かまきりみたいな笹の芽に遭遇。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:10:56カマキリの図 右:10:57 横から見ると・・・・・。 到着時間を勘定に入れて、200ML残して、重い水を500mlほど廃棄。 次の休みは岩と岩の間。潜り込めば北側の斜面から涼しい風の恵。20分ほど休み。カンカン照りの下に、猫又の稜線〜ブナクラ峠〜赤谷山への稜線が並ぶのを眺める。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:11:04 猫又の稜線〜ブナクラ峠〜赤谷山への稜線 やがて傾斜がきつくなり、ときどき小さな雪渓上を歩く。 大きな岩を回ると赤丸印が2つ。そのむこうにある草原には4−5mはある岩がぽつんと鎮座。その岩の東面には赤丸と→(=大猫山方向を示す)。 この辺りでブナクラ峠への分岐があるはずだが、踏み跡が無くまったく判らず。翌日、この岩の東側がブナクラ峠への分岐点と判明。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 登山道色々 写真左:10:25 花咲く登り道 中:11:12カンカン照りのトラバース 右:11:26 4−5mはある岩(の西側)の図。 岩の東には小さな雪渓(1つ目の雪渓)があり、道はその上部を横切るが、その上にも2つ目の雪渓がある。 上部に人影がちら!。あの当たりに分岐があるのかなと考えつつ、その2つ目の雪渓を斜め上方向にトラバースの後、10mほど草付きを登って人影の見えた地に着くが分岐は見つからない。 翌日調べるに、ここいらがWEB上でよく見るキャンプ場。4−5張りはできそうな草原&整地あり。しかし、肝心の分岐の踏み跡が見つからない。 まずは山頂へと、次の緩い目の3つ目の雪渓(この下部には雪解け水が川になっている)を渡り、4−5分ほど草付きの道を登ると平地が現れ、2組6人が昼食中。1組はバーベキュ−だったりする。 テント場を尋ねると「どこでも良いんじゃない!、何ならここでも」の返事。 ブナクラ峠への分岐点は?「2つ目の雪渓を下って右へ進む。左には行かないように」とのこと。なんともあやふや。 このあやふやは翌日明確に。 で、天場はバーベキュ−場にきめ、とりあえず山頂へ・・・わずか2分弱。山頂で周りを眺め、しばし休息。ここは3等点。ただし、東向き。 標識は真新しく、2時間後に見た釜谷山と同じ形状。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 猫又山から、 写真左:11:52猫又山頂 中:11:52猫又谷を俯瞰 右:11:52釜谷山・南毛勝・毛勝山方向の図。 空き地となったバーベキュ−広場:早速場所取りとツエルトを張る。 13:15ナップサックに、餌と水を入れ、釜谷山に向けて出発。 以下2日目「釜谷山」を参照 → 2日目 釜谷山 釜谷山を往復して、16:30帰着。誰もいない天場でしばし休息。あいかわらず喉を通らないフリーズドライを食しつつ、夕景を堪能しつつ、 西の眺めを見るために山頂を踏みつつ。後立山連峰の鹿島槍ヶ岳に、猫又山の影が映る。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 猫又山から、 写真左:19:03 富山方向 中:19:02 剣岳 右:19:02鹿島槍ヶ岳+影猫又山 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 猫又山から、 写真左:19:06 富山方向 中:19:06 剣岳 右:19:07大日岳 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:19:11剣岳 中写真:19:11日本海に沈む。手前に能登半島と富山湾 右:19:11(中写真の22秒後) 帰テント後、焼酎を煽りつつ、快適な就眠のはず・・・・・・。 風が・・ブンブン・・。 ・・・ 風で・・・・結露が滴り落ちる。 ・・・ 風が・・バタバタ・・。 ・・・・・・ とにかく風が収まらず。 不気味な「ブーブー:ズリーズリー」とツエルトの生地とペグが擦れる音が鳴り止まず。 22時頃、騒音対策で、ツエルトの横張部分を強化。とりあえず不気味音は止む。 しかし、バタバタ音は相変わらず。雨で無いのが救い・・・でも、滴が・・・。 ==================== 7月27日 天気良し 昼間はガスが舞う。 今日は馬場島まで下るだけ。 うとうとしつつ、4時のアラームがなる。相変わらずツエルトはばたばた。 入口から眺めると、朝日岳周辺が真っ赤っか。ひょっとして、朝日岳に朝日が昇る?・・・と撮影準備。 だがお日様は、もっと南の白馬槍付近に出そう。・・・・ということは後立山がじゃまをして、朝焼けは望み薄? まあ、後光は眺められたし、 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:4:14 写真中:4:24 写真右:5:01 そこそこ朝日に輝く剣岳、山の鞍部からの朝日に輝く釜谷山、隣の毛勝山にはしばらく日が射さないと、自然の為す風景を眺めつつ朝を迎える。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:4:43 写真中:5:00 写真右:5:01 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:5:06剣山 写真中:5:06 御前〜大日 写真右:5:24影猫又山 6:00朝食のフリーズドライ、エビ入りの・・これをリゾット風に水分多めで作成。以外と食せる。 体力回復? 荷物を軽くすべく、シュラフ・シュラフカバー、水に濡れたゴミ等々の日干しに励む。 結局9時過ぎに下山開始。 草付きを下り、昨日水を調達した雪渓(3つ目の雪渓)を横切り、ここが本来のテント場であることを確認。4−5張りは楽勝か。 草付きを下り、2つ目の雪渓をトラバース。結構急。そうして、昨日見た長さ4−5mの岩につく。:岩には赤丸印と赤矢印が有る。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:8:53今回のテント場 写真中:8:54赤丸は本来のテント場 その手前は「3つ目の雪渓」 右:9:55赤丸は本来のテント場位置 その手前は「2つ目の雪渓」 その先30−40m先には、赤丸が二つある3mほどの岩。・・・・この岩も昨日見た岩。 大猫山への道ははっきりしているが、ブナクラ峠へ分岐が判らず。 昨日のバーベキューグループの話によると、この辺りに分岐点が有るはずだが、踏み跡が全くない。 大猫から来た道上には分岐がなかったので、判断に迷う。 やむなく、馬場島の宿に電話、分岐点を問うが、あいにく奥さん。主人の帰宅を待つことに。 偵察のため、4−5mの大岩の東側にある「1つ目の雪渓」の下部に進むと、眼下に急な大雪渓(=黒部川・折尾谷に下る)が有り、そのしっぽに登山道らしき踏み跡を発見。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:9:48−5mの大岩の東側 写真中:「1つ目の雪渓」の下部からの「大雪渓」下部 右:その拡大図 踏み跡の右先には、ブナクラ峠に向かう稜線(実際は赤谷山からの稜線から推定)があり、ほぼ間違いないと。 再度、電話し、宿のご主人からは、けっこうあやふやな情報。 とりあえず、大雪渓尻の登山道をめざし、4−5mの大岩の西側の凹み:沢沿いの道らしきを下るが、ここは踏み跡皆無。 まあ、間違ったルートであるが、100mほど我慢の下りの後、先ほど俯瞰した急な大雪渓へと左手にルートをとり、薄い踏み跡に沿ってヤブコギすると、そこには薄くなった赤布の道しるべ&大雪渓に出てほっとする。 馬場島帰着後、小屋人の話しによると、この大岩の東側の「1つ目の雪渓」を降りて、「大雪渓の右岸に沿って下り、そのしっぽにある登山道を進む」とのこと。 しかし、偵察時にはまったく踏み跡が無かったし−−−−。 雪が残っている頃は、大雪渓、1つ目の雪渓、2つ目の雪渓は全て雪で覆われてつながっているのだろうが、融けるに従って3っつの雪渓に別れるということらしい。 踏み跡が無いのは、人が少ないのと、茂った草が雪に埋もれ、土の表面に張り付いた草が実に固く強固であり、実際歩いても草が破れることなく、逆に下手に歩くと実に滑りやすい。アイゼン無しで朝1〜2番の雪渓上を歩く気分。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 大雪渓までの間違ったルート:写真左:9:55−5mの大岩の西側を下る 写真中:10:10大雪渓下部 右:その続き 実際、この雪渓を真っ直ぐ下って折尾谷に降りた方のWEBによると、谷が黒部川に向かって下っているのに途中で気づき、ビバーク後引き返したものの、食糧難で遭難しかかりだったとある。 沢尻では雪解け水でのどを潤し、しばし休憩。餌補給。 ここからは樹林帯の長い下り。草や笹が覆い、じつに歩きにくい。 ストックもすこぶるじゃまなので、ザックと背中の間に挟んで降りる。 急になったり、緩くなったり、崖の上を歩いたりと、尾根に沿った道を下る。 日影の風通しの良いところで2度ほど休憩し、途中から刈り払われて見通しの良くなった道を今度はおそるおそる下る。 なにせ滑る。笹だとなおさら。ストックですべり留めしても余り効果無し。やがて峠を俯瞰できる場所まで降り立つ。 長いロープにしがみついて、滑る道を下る。 ようやくブナクラ峠着。1人分ぐらいなら寝られそうな所(ただし、登山路上だが)。 WEB上には、正面の道を70−100mぐらい登ったピークにも張れそうな所が有るらしいが、ガスが舞い始めており、見に行く元気なし。 峠からはゴーロの道。眺めながら一休み。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:12:23やっと見えたブナクラ沢(赤矢印) 中:12:35ブナクラ峠の標識 右:12:36ゴーロ上部で一休み 残念ながらこのゴーロは歩きやすいが、すぐに終わる。 灌木とイタドリの道が始まり、暑い中下るのみ。傾斜が緩くなってきたところで一休み。 13時過ぎ頃、1人に追い抜かれる。大猫山経由の日帰りらしい。急いでいるようなので、挨拶のみ。 考えてみれば、24時間ぶりに生身の人に合う勘定。 ようやく沢音が大きくなり、戸倉谷出合いに着く。先行者が、徒渉ルートを造っていて、「今まさに徒渉中」をしっかり確認。 少々休憩して出発。灌木の背も高くなり、10分ほどで岩屋通過。 ほんの少しで、沢におりる。降り着いた岩の透き間から水が涌きだし、水浸しの沢の中を移動。途中、横からも涌きだし、沢の水よりは格段に旨いが、 いまさらペットボトルを満たす気もなく、ばしゃばしゃ道を淡々と下る。途中2つ目の徒渉。 その内、道はブナクラ谷を離れて高みに登って行き、尾根を越える。かなりの急降下ののち、同じような道が延々と続く。 いい加減くたびれてきた頃、前方に林道を見る。あの取水堰の作業小屋の当たり。ようやく大ブナクラ谷だ。 2日前の偵察で調べていたので、徒渉点2箇所は難なく通過。小ブナクラ谷の徒渉も問題なし。 歩きにくい工事箇所を抜けて、舗装路に出るとなんとロープが張ってあって、関係者以外立入禁止の看板16:05。 まあ、出る分には関係ないか・・・。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:15:08尾根越え手前の沢下流方向 中写真:15:10尾根越え道 右:16:05 飯場前の通行止め 林道歩きは実に暑い。峠あたりからガスで遮られていた太陽が、ここにきて容赦なく照りつける。濡らしたタオルを頭に巻いて涼を取るが、焼け石に水。 それでも、17時少し前、馬場島に着。8.3畳間に1人。荷物を広げ、着替えを片手にまずは汗を流す。 夕食前に洗濯機に汚れ物を入れ、食堂で缶ビールで1人乾杯。同席の方は、大猫平まで登ってそこから引き返してきたらしい。 やはり難儀な山であることは間違いなさそう。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:馬場島荘 左中:7/24の夕食 右中:7/27の夕食 豚カツが豚ステーキに。値段7700円の割にはおかず多し 右:7/27日朝食300円 2本目を開ける前に、洗い物を洗濯機から乾燥機に移す。都合3本空け、4本目と乾燥物を手に部屋に帰る。 布団にゴロとするとあっという間に寝てしまった。めざめると21時の消灯直前。電灯を消し、懐中電灯を点け、窓の網戸に虫除けスプレーし、ガラス戸を開けて涼しい空気を取り込む。 薄暗がりの中で、ビールを空けて就寝。夜中にトイレにと廊下に出るとそこは熱気の道。戻ると涼風の通り抜ける部屋。 翌28日、タクシーで上市へなんと9070円(内送迎費用が100円)、4日前の上市から来たときは7370円で相乗りだったので1人3800円。大型と小型の差? ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真:道中の花々集合の図 1行目は左から右へ順に、雪解け直後〜芽吹き〜もっと芽吹き〜葉の成長〜開花の図。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真:道中の花々集合の図 7/25 予定 計7:30 登山口(馬場島荘)−0:50−大猫山登山口−3:00−大猫平−1:00−大猫山−2:40−猫又山(泊) 実績 計8:00(休憩3:30+迷い0:34含む) 登山口(馬場島荘)−1:26−大猫山登山口−6:30−大猫平(泊) 7/26 予定 計5:40 大猫平−1:00−大猫山−2:40−猫又山−1:00−釜谷山−1:00−猫又山(泊) 実績 計9:15(休憩2:00) 大猫平−1:15−大猫山−4:30−猫又山−1:35−釜谷山−1:55−猫又山(泊) 7/27 予定 計4:40 猫又山−1:40−ブナクラ峠−1:00−戸倉谷出合−1:20−大猫山登山口−0:40−登山口(馬場島荘) 実績 計7:40(休憩1:40+迷い0:20含む) 猫又山−3:20−ブナクラ峠−1:40−戸倉谷出合−1:55−大猫山登山口−0:50−登山口(馬場島荘) |