HOME −−>山行一覧に戻る−−>  青海黒姫山 2日目に進む 

米山 

09月27日 晴れ 
早朝、自宅近くの駅まで歩く。出発前に連続乗車券(最寄り駅発−高尾行き9670円券と、高尾発−最寄り駅行き230円券)を買う。 八王子05:50発−西国分寺05:53発−南浦和06:35着−さいたま新都心06:38発−高崎08:11発−(新幹線)−09:05着長岡09:16発と乗換え、米山10:13着で途中下車する。

さいたま新都心から乗った電車が、鴻巣駅当たりで「踏切で警報が鳴った」とかで調査のため5分停車。途中1分ほど遅れ回復するものの再び遅れて高崎着。乗換時間が10分→5分。だるま弁当は買えず、新幹線ホームでお茶のみ入手。
太平洋側は晴であったが、日本海側に出ると曇り。西方は晴れている模様。
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写真左:南浦和で会ったEF210-150桃太郎号 中:太平洋側の山々と長野新幹線路 右:日本海側の山:越後三山

今日の目的地:越後平野のはずれからもそれらしいのが見える。ただ、電車の窓が汚れていて、薄くもやがかかっている様に見える、しかもこびりついていて拭いても綺麗に為らず(画像強調処理で薄くはなる)。
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9:26:前川駅付近=米山まで直線で32kmの地点 9:50:北条−安田間    9:53:安田−茨目間 
9:59:柏崎出発後すぐ          10:00:柏崎−鯨波間           10:05:鯨波−青海川間 

途中の車窓には面白い物も見えるし・・・・。
来迎寺の隣駅の越後岩塚駅には目立つ社殿があるし、越後平野から山間に入った長鳥駅のちょっと手前には「弘法○○○」の看板がちらっと。後日ネットで調べると「弘法清水の井戸(塩水)」らしい。その謂われは柏崎市の観光案内や下記サイト参照に詳しい。

弘法清水の井戸(塩水) :弘法大師(空海)が諸国を布教中、この山間の地で貧しい家に一泊。小豆がゆに入れる塩に不自由しているのをみかねて、庭先に杖を突き立て塩水を出してくれたという説。毎年2月頃、弘法大師堂霊塩水祭礼が行われているよう。

さらに隣駅の越後広田のホームには「複線化5000粁達成」の記念碑が有ったりする。停車時間1分もなく確認できなかったが、 www.kukanzeneki.netサイトによると、
裏には『複線化五千粁完成記念碑建立趣意 昭和47年5月26日信越本線「北条−越後広田」間3.3粁を複線開業し、明治7年12月新橋・品川間複線開通以来、その延長は5001.7粁となった。ここに幾多先輩の歩んだ苦難の道を想い、その功績を讃え記念碑を建立する 昭和47年5月26日 信濃川工事局長 森 岩治』とあるようで。

柏崎を過ぎ、鯨波駅当たりに来ると線路は海岸ぺりを走る。この当たりから米山駅までの6−7km間、旧線路は現線路よりも海側に有り、廃線マニアには通行危険だが楽しい遺構が有るところ。
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写真左:10:06鯨波駅出発後       中:10:06城ノ越岩?      右:10:08二見岩?(鳥居が有ったりして)。
写真左:10:12笠島駅2つ手前の隧道前。右に旧隧道 中:10:13 同左の隧道内 右:10:16米山駅の跨線橋から。

着いた無人駅米山。車掌は切符のチェックすらせず。海抜6mの看板、改札の隣には診療所と農協出張所、駅前には郵便局はあるが、それ以外お店無し。
身支度を整え、コルセットを巻いて、とりあえず真っ直ぐ進み、国道8号線を左手にとる。やがて坂道となり、国道脇の道を登り、国道を潜り、再び登ったところが大平への車道の始まり。
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写真上左:10:28待合い所。昔は2−3倍広かったようだが壁で仕切り診療所に変身したみたい。  
                         写真上中:10:29待合所から米山を     上右:駅前案内看板
写真下左:米山駅の図(夕刻撮影)       下中:10:35国道8号線脇の坂道    下右:10:36登って潜った後の眺め

8号線脇の坂道の左下側に海水浴場と人口密集地があるようで、幼稚園児が5−6人歩いていた。お店もあるのかも。
ここからしばし単調な舗装道路歩き。高速道路の下を潜り、登って行くと所々で山栗とクルミの実がコロコロ。
やがて正面に米山が見えてくる。山頂に大きな建物(=避難小屋)も。      ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
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写真左:10:44               中:11:12                  右:11:18(=避難小屋)

11:28大平の駐車場着。何とも野性味溢れたネコがお出迎え。15mは離れているのに警戒感丸出し。登山客は、通常はここに駐車するが、徒歩10分先の登山口前に3−4台は止めることが出来そうなエリアがある。工事関係者の車両が有ったので関係者専用かもしれないが。

案内看板に沿って林道をショートカットする薄暗い樹林を登る。やがて簡易舗装と谷間のダート道に分かれ、前者を進むと何とも違う雰囲気(旧登山道の跡?)。
後者の道を取り直し、急登を進んで林道に出る11:37。少々休んで餌補給。もう1度林道ショートカットし登山口14:47着
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写真左:11:28大平駐車場 中:11:32登山道入口への看板 米山伏流水のコーヒー店 右:11:47大平登山口

11:50登山開始。初めは普通の山道だったが、すぐに粘土質の樋状の道が現れる。雨の後は滑って大変そうな道。山頂まで○○mの標識が多くありスピード調整の目安にする。尾根筋に出ると結構な数の山栗が落っこちている。
そのうち、初めて見晴らしの良い場所に着く。12:23。高速道路の向こうに米山駅のプラットホーム(駅舎は×)が見えた。
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写真左:12:08山頂まで2250m    中:12:18山頂まで2000m       右:12:23米山駅のプラットホーム

そこからひたすら上り、1750mの看板を見て10秒後、北峰(ロマンスヒールのこと?)につく。「二ノ字」と記された杭も建っている。ちょっとした広場でベンチ有り。米山山頂の眺め良し。しばし休憩・餌補給。
気になるのがこの地点の名称:北峰(新ハイの300名山ガイド)、ロマンスヒール(柏崎市観光交流課の登山所要時間案内)、二ノ字(いくつかのweb上の山行記録)、いったいどれが正しいのやら・・・。
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写真左:12:32山頂まで1750m    中:北峰広場                右:米山と避難小屋の眺め

12:42発、ここから先、地図上は南側にあるピークを巻いているはずだったが、道は真っ直ぐ階段状。巻き道らしい廃道を見送り、40mほどよけいに登るのみ。途中、すれ違った方に「地図と違う」と不平を言えば、「眺めは良いよ」とうっちゃられる。
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写真左:12:48階段            中:12:51南峰(711m峰)     右:12:52山頂看板
写真下:「眺めは良いよ」の眺め。うっすらと青海黒姫山(70km先)が見えるか見えないか・・・。(強調処理済み)

けっこう歩きにくい階段&戸板&根っこの混じった緩い坂を下り、12:59山頂まで1250mの看板を見て、同じく障害物混載の急な登りに入る。所々眺めの良いところもあるのだが、ただただ登るのみ。「ガンバレ」と示されてもなあ。
やっと坂が緩くなり、着いた「シラ場」で息を整え、先を急ぐ。
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写真左:12:59山頂まで1250m    中:13:13山頂まで800m       右:13:25山頂まで600m
左:13:25頃の「ガンバレ」        中:13:32 シラ場            右:「シラ場」とその意味

シラ場から10分ほどで水場に着く。                            ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
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写真左から右:13:43〜49注意書き と ゴミ除けのブルーシート と 水の出口 と 水場からの見晴らし 

生水を飲んで、緩めの道を登る。程なく右手に避難小屋が見え、13:58三角点に着く。先人4人が到着したところ。
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写真左:13:56               中:13:57小屋入口            右:13:58綺麗な小屋

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写真左:薬師如来の豆知識         中:祠と先人と三角点           右:一等三角点

この米山には原三角点(=初期の三角点標識:現在の四角柱ではなく四角錐の頭を切った形)が残っているのだが、まったく気づかず。先人達が「古い三角点が有った(判った)」と言っていたのだが・・・・。
思い起こせば「四角錐の頭を切った形」の石が、祠の階段を上がってすぐ左手の木々の影にあったのだが、てっぺんが真っ平らだったので信仰関係の石と思い写真も撮らず終い。ちなみに原三角点の現存数3ヶ。詳しい説明は→ここ のサイトを参照。

天気も良いので山頂でのイベント:風景撮り。                      ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
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写真左:北方向の眺め:柏崎市  うっすらと佐渡島も見える(後ほど掲載)       右:英彦山の手前に高名な建物

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写真:北東〜南東の山々

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 写真左:南方の山々            中:山頂から西方の山々        右:14:58、711m峰から西方の山々

山頂でしばし憩う。下りは2:30かかるので、米山駅16:38発−糸魚川18:11着とするは山頂到着後すぐに下山しないといけなかったのだが、好天には逆らえない。夕食前に風呂に入れるかな・・。

結局、山頂発14:23。飛ばしたいのはやまやまだが、足腰の調子が今ひとつ。
それでも711m峰:14:58、北峰15:06と稼ぐが、尾根は滑りやすい粘土質の道に加え山栗の誘惑が・・・勝てず。
コースタイム30分を57分かけて下る。15:47登山口帰着。16:00ようやく大平駐車場に着くも予定の電車には間に合わないので、KTさんに連絡。10分ほど休憩。次の電車は17:28発。

ゆっくり目で下り、途中途中クルミ&山栗を探しつつ・・・、夕日を眺めつつ。

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写真左:15:47帰り着いた登山口 中:16:21大平−米山駅間:振り向いた先の山  右:17:08国道8号線からの山

17:12ようやく米山駅に帰着。ホームから夕刻の海に佐渡島が浮かぶ。山頂からよりもくっきり見える。

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写真上:佐渡島のシルエットとその上部に前線の雲が横一直線に走っている。

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写真左:17:03 国道上から      中:17:21米山駅柏崎行きホームから  右:17:53直江津駅到着前の車窓



コースタイム  :6:00 柏崎市観光ガイド
米山駅−1:00−大平−1:00−ロマンスヒール北峯(北峰?)−1:30−山頂−1:00−北峰−0:30−大平−1:00−米山駅
実績(休み含む):6:42(休み:1:25)
米山駅−0.59−大平−1:06−ロマンスヒール北峯(北峰?)−1:25−山頂−1:03−北峰−0:57−大平−1:12−米山駅

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17:28定刻で出発し、直江津着17:56、17:57発に乗換え、トワイライトエクスプレスとすれ違い、糸魚川着18:34着。駅でKTさんと合流。一度駅前の宿・上乃屋に荷物を置き、汗を流さないまま宿の隣の居酒屋でKTさんの「塩の道完歩」のお祝い。割り勘で。チラシの裏に¥9500とメモったのを渡す店。2人でこれとは結構高め。

宿の帰りに、近くのナルス糸魚川店(スーパーマーケット)に出かける。さすがに港町らしく、糸井川魚港水揚げの魚介が並ぶ。

明日の予定、糸魚川発14:50で最寄り駅着22:54が最終なので、5:30発6:00登頂開始と決めて泡を飲んで寝る。
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写真左:居酒屋の南蛮エビ茶漬け      中:糸魚川魚港の魚色々           右:寝酒色々

魚色々 
糸魚川漁港 さかんぽ(本名=みしまおこぜ)1尾100円/糸魚川漁港 かじか 2尾298円/
今が旬! 糸魚川漁港 こち 2尾298円/糸魚川漁港 がんこ(=?) 1尾380円/
唐揚げに!糸魚川漁港 赤らはちめ(本名=はつめ) 6尾298円/石川県産 れんこ鯛 1尾580円/
天ぷら・フライに!筒石漁港 めぎす(本名=にぎす)(小)6尾158円
日本海産原料の幻魚干(ゲンギョ)(本名=れんげ)6尾239円(100g498円):居酒屋で食べ損ねた魚
石川県産 どろえび(本名=くろざこえび) 1パック特価40円/


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