フォンテーヌブロー宮殿はもともとパリの王族がこの森で狩りを楽しんだとき泊まる小さな家を12世紀から18世紀まで聖王ルイからルイ16世までの王が建物を継ぎ足していった。宮殿内部は歴代の王により装飾が施されフランソワ1世の回廊や舞踏の間の壁画や天井画の象徴性や官能性は味わい深い。
フランス革命後装飾品が散逸しナポレオン1世の管理下宮殿は保存された。ナポレオンが使用していた部屋の玉座にはコルシカを忘れることのない様自戒を込めてコルシカの象徴のセミのデザインが使われている。
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16世紀初め、イタリア戦争でイタリアに入ったフランソワ1世はイタリア・ルネッサンス文化のすばらしさに魅せられ、イタリア・ルネッサンスのアーティストたちをフランスによびよせた。なかにレオナルド・ダ・ヴィンチなどがいた。イタリア・ルネッサンスの画家に学んだフランス人画家達はフォンテーヌブロー派とよばれる。
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