トート・タロット図解
後 記
以上をもって『トート・タロット図解』の第一版の締めくくりとする。
本来、ライダー・ウェイト系列のタロットについての秘教的解釈を終えてから着手する筈だったトート・タロットの考察であったが、筆者自身にとって得る事の多い営みであった。
トート・タロットは人が神と合一するホルスのアイオーンのために新たに創造されたタロットであり、現在、そのフォロワーは広がりつつある。
何よりも新鮮だったのは、一件、禍々しくさえ見えるトート・タロットのデザインは、その真意を汲み取ろうとして読み取れば恐ろしいほどにポジティブな啓示に満ちているという事である。
本稿は、この後も研鑽を重ねて書き加え書き改めていく所存であるが、今は世紀の魔術師であったクロウリーと、このうえもなく魅惑的なカードを描ききったハリス夫人の霊に感謝しつつ筆を置く事にする。
星である全ての男女に祝福を!
2010/05/21
0:48
C∴K∴
Frater M.M.
0=0
MASTER CRIMSON
KING
紅王∴野中友博
《参考文献》
『トートの書』
『法の書』
『777の書』
『魔術 理論と実践(上・下)』
『霊視と幻聴』
以上、アレイスター・クロウリー著 国書刊行会刊
『黄金の夜明け魔術全書(上・下)』
イスラエル・リガルディー編 国書刊行会刊
『直観のタロット 意識のためのツール』
マンガラ・ビルソン著 市民出版社刊
『タロット秘密解読』
アレキサンドリア木星王編 大陸書房刊
『アレイスター・クロウリーの「トート・タロット」』
ジェームズ・ワッシャーマン著 トライアングル出版刊