|
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
D200の階調特性はD100やD70からはかなり改善され、写したままで明るくて階調が豊かな画像が得られ、またダイナミックレンジも広がって白とびの発生限界が向上しています。但し、標準のままで写すと、コントラストがやや弱くのっぺりしたり、彩度が物足りない画像になり易い傾向があります。また、コントラストや彩度を「強め」にするとドギツイ画像になる傾向があります。 ここに紹介するD200用のカスタムカーブは、標準よりもコントラストや彩度が僅か強めとなるようにチューニングしており、このカスタムカーブを適用することにより、ほどほどにメリハリや深みのある画像が得られることが期待できます。 なお、カスタムカーブはカメラインストール用だけではなく、撮影後のフォトレタッチ用カスタムトーンカーブも併せて紹介しています。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
■ D200の階調特性とカスタムカーブ 下のグラフはD200の標準、カスタムカーブを適用した場合、及びD70のカスタムカーブ適用時の階調特性を実測したものです。 D200の標準(Normal)ではハイライト及びダーク側ともD70よりもダイナミックレンジが広がっていますが、カスタムカーブを適用するとハイライト側では0.3EV範囲が狭まっていることがお分かり戴けると思います。 この現象は、D200の階調補正のユーザーカスタムではハイライト側にリミッターが設定されて、標準、オート等の他の設定とは明らかに違う処理をしているのではないかと推測されます。 但しダーク側では、カスタムカーブも粘っており、暗い方には強いと言えます。 階調特性測定の誤差について 階調特性の測定は細心の注意を払ったとしても測定する度に測定値が僅かずつ違います。 このグラフの値については絶対値ではなく参考値として下さい。 |