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| Nikon D70 階調補正カスタムカーブのダウンロード | Home -
English 階調補正ユーザカスタムの設定方法 D100用カスタムカーブのダウンロード |
ここに推奨するD70用カスタムカーブは、D100用のカスタムカーブをベースに微調整とフィールドテストを重ねて検証、設定したもので、ほぼ＋1/3EV程度露出補正したと同程度に画像が明るくなり、かつ僅かにコントラストが強調されて、適度にメリハリのある画像が得られるような効果が期待できます。
但し、画像によってはカスタムカーブが不適当な場合もある事をご承知下さい。
■ D70用カスタムカーブダウンロード ⇒ curve114d.ntc
（独自のカスタムカーブを設定される場合はこちらを参照してください。D100用説明ですがD70も方法は同じです）
D70用カスタムカーブcurve114d.ntcのパターンは下図のように設定されています。
■ ダウンロードしたカスタムカーブファイルのD70へのインストールする方法
①D70のUSB通信方式をMass StorageからPTPに変更する
D70の初期設定ではMass Storageになっていますがこの設定ではNikon Capture camera ControlではD70を認識しませんのでので次のようにして変更してください。
D70のメニューで
SETUPメニュー → USB設定 → PTP
②D70とPCをUSBケーブルで接続し、D70の電源をONとした後にNikon Capture Camera Control を立ち上げて、階調補正テーブル編集を選択してからダウンロードしたカスタムカーブファイル curve114d.ntc を読み込んでトーンカーブが上図のようになることを確認後 「OK」をクリックすればD70にこのカーブがインストールされます。
詳しくはこちらを参照して下さい。
■ D70側の設定
D70にカスタムカーブをインストールしてもD70のメニューで次の設定をしないと有効となりません。
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注.） D70では撮影モードがP、S、A
、M
の時のみカスタムカーブが有効となり、デジタルイメージプログラムを選択した場合はカスタムカーブは有効となりません。
■ カスタムカーブによる画像改善の効果例
| Pic 1 階調 ノーマルの場合 | |
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| Pic 2 カスタムカーブ適用の場合 | |
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 階調ノーマルに較べてヒストグラムのパターンが明るい方へ広がっていることが確認できます。 |
下のグラフはD70の標準、カスタムカーブを適用した場合、及びD100の標準の階調特性を実測したものです。
D70の階調特性はD100より+0.25～+0.3EV程度明るめであることがお分かり戴けると思います。
D70用カスタムカーブ（ピンク色)はBright levelの160近辺を中心に+0.3EV相当、明るくなるように持ち上げていますがLevelが50以下は補正していないため、コントラストを僅かに強くしたような効果が得られます。
このカスタムカーブの補正効果により、露出が適切でさえあれば、撮影画像が暗いと感じる頻度はかなり減少するはずです。
このグラフが示すようにD70、D100とも明るい方は0EVの標準値から3.3段プラスしただけで飽和点(Saturation point)に達してしまい、飽和点を超えると白とびが発生しますが、暗い方はマイナス5.3段まで階調が維持され、アンダーに対してはかなり踏ん張る階調特性を持っていることがお分かり戴けると思います。
このカスタムカーブは単に暗い画面を明るくするのではなく、プラス側のダイナミックレンジの狭さを補うために、プラス側への露出補正を控える方向で活用されることをお勧めします。
階調特性測定方法について
18％の反射率を持つグレーカードを被写体としてスポット測光により適正露出の状態をEV 0とし、絞りを固定してシャッタースピードを1/3ステップづづ変化させることによりEV値を変えて撮った各画像の中心部の明るさレベルをNC4で測定して、その値をプロットしてグラフを作成しました。 画像の明るさ測定の精度を上げるため、D70、D100とも同一レンズを使用して同一絞り（ｆ5.6）とし、レンズを無限遠にセットしてピントを外して画像をぼかして、測定部分を滑らかに均一化させました。
カスタムカーブ適用時の階調特性の測定は、撮影した各EV値の画像をNC4で開いてカスタムカーブを適用させ、画像の中心部の明るさレベルの変化を同様に測定したものです。