母の状態は7月も比較的安定していました。立ち上がるときなどに左の足が痛いということは時々ありましたが、今まで
どおり歩いていましたので様子を見ることにしました。その一方で頭のボケの方は少し進んだように思います。良いときと
悪いときの振れ幅が大きくなった感じです。例えば、次のような行動が日常茶飯事に行われるようになりました。
以上のように書きますと、母と一緒にいることが辛くて、悲しくて、救いがないように思うかも知れませんが、実際には
そんなことはありません。会話は、かなりの部分は正常にできていますし、面白いことも言います。また好奇心が旺盛なので、
テレビを見ていて自分勝手な意見を言ったり、質問したりで結構楽しい会話ができます。母が明るく、前向きに生きてくれている
のが救いです。
以上の通り母の状態は比較的良かったのですが、介護人である私が7月中旬にギックリ腰になってしまいました。家で椅子に 座ったまま床のものをおかしな格好で取ろうとして「ギクッ」となってしまったのです。当初それ程ひどくはなかったの放って おいたのですが、なかなか良くならないので近くの病院の整形外科に診てもらいました。その結果、特に異常はなく、 筋肉の炎症ということでした。その後、どうしても見たい展示会が東京ビッグサイトで開催されていたので少し心配ではありました が見に行きました。案の定、その次の日は最悪の状態となってしまいました。姿勢を変えると腰が痛くて起きあがれないのです。 必死の思いで起きあがり、母の着替えを済ませ、朝食を作り、何とか母をデイサービスに送り出し、母がデイサービスから 帰って来るまで母のベッドで寝ていました。今回の反省は、「介護人は、常日頃から健康に人一倍注意し、絶対に寝込んでは ならない」ということです。寝込んでしまうと全ての介護スケジュールが狂ってしまい、いろいろな人に迷惑を掛け、 最悪介護ができなくなってしまうということです。因みに私のギックリ腰は現在ほぼ直りましたのでご心配なく。
今月の最後の週にはデイサービスの中で「夏祭り」が行われました。私のギックリ腰は大分良くなっていましたので私も1日だけ 参加しました。「那須与一」というペットボトルに入った団扇をお手玉で倒すゲーム、輪投げ、磁石のつり竿による魚つりなど が行われ、得点を競いました。参加者はデイサービスを受けている9人と私の計10人でした。母は耳が遠いので耳元で説明を してあげて全てのゲームに参加しました。母も他の人も生き生きとしてとても楽しそうでした。お昼にはうなぎの特別弁当を 食べ、帰ってきました。母も満足した楽しい1日だったようです。診療所の職員の方は事前準備や当日の運営で大変だったと 思います。関係者の皆さんに感謝です。
母は今月も絵を描きました。しかし、集中力が続かなくなり、もう複雑な絵は無理かも知れません。
今月、母が描いた絵:バナナ