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介護レポート:2007年4月度
「現状維持が介護の目標」

気候は寒くなったり、暑くなったりを繰り返しながら、過ごしやすい季節になってきました。この冬、母は鼻水は出ることはありましたが、本格的な風邪を引くこともなく無事過ぎたようです。 毎日の日常生活では、思ったように食事を取らないとか、なかなかお風呂に入らないとか、夜なか中、部屋の中を歩いているとかいろいろありますが、何とか元気に過ごせているのではないかと思います。 私たち介護する者としては、この状態を出来るだけ長く続けたいと思っています。
今月うれしかったことは、母が子供5人の名前を言えることがあったことです。半年くらい言えなかったので、もう記憶の中に無いのかも知れないと思っていましたが、まだ残っていることが分かってうれしかったです。

今月の生活行動状況徘徊実績等
 今月の主な生活行動状況は下記の通りです。
徘徊:最近は玄関または門の鍵を掛けておくことが多いので徘徊の実態は正確ではない。 天気が良い昼間でお互いに状況が良いときはできるだけ鍵を掛けず自然体に任せるようにしているが、かなり決心が要る。外を歩いている分には転ぶことは殆どないし、車にはかなり慎重に気をつけるので、信号さえ気をつければ 大丈夫である。しかし、問題は如何に自宅に戻すかである。私は母の前に立ちはだかったりしながら行き先をコントロールして自宅の方へ連れて来る。折角門の前まで来ても通り過ぎてしまうこともあり、それを何回か繰り返すうちに何とか家に入る。 しかし、母もたまには外を歩きたいであろうと思うので月に何回は付いて歩くよう努力している。
ヘルパーさんによる在宅介護:毎日午前9時30分から11時30分までの2時間をお願いしている。2時間後も私が当番の日は、近くのJSガーデンに行き、約1時間半パソコンで仕事をし、残り30分で買い物をすることにしている。JSガーデンにはいろいろな飲み物が飲み放題のティー・バーがあり、441円なので気に入っている。
食事:今月の食事成功率は72%であり、悪かった。朝昼晩の食事成功率をみると、朝60%、昼60%、晩97%である。先月に比べて昼食が悪くなっている。朝食と昼食の両方が×の日は先月2回に対し、今月は5回に増えているのが主因である。 日誌を見ると朝の機嫌の悪さが昼まで続いた場合や昼近くまで寝ていて起きても食事モードにならない場合である。できるだけ寝坊しないように早寝早起きにするのが一つの対策である。
入浴:今月の入浴は3回であり、過去最悪であった。4月18日以降、未だ入っていないので既に13日入っていない。 毎日、今日こそはとチャンスを狙っているがなかなかうまく行かない。着替えの方はまあまあ出来ているのがせめてもの救いである。
編み物:今までと同様に編み物は続いている。
その他:最近、両手の手のひらで「バンバン」と拍子をとりながら叩くことが多くなった。うるさいくらい大きな音がでる。 母は最近耳がかなり遠くなったが、この叩く音は聞こえるのでその音を楽しんでいるかのようである。我慢。

○昼寝から起きた母(2007年5月2日撮影)

(2007年5月2日)
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