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介護レポート:2006年10月度
「大変の中にも救いがある」

母の精神状態は、今居るところが自分の家だから他の人が居るのはおかしいと思って誰に対しても「帰ってくださいっ!」と大声で叫ぶ「帰ってください」モード、今居るところは自分の家でないから自分の家に帰ると言って出て行こうとする「帰る」モード、心が安定して穏やかに会話もできる「安定」モードなどを繰り返しています。 更に月に何回か「安定」モードにあらゆるものに感謝する心がが加わった「幸せ」モードがあります。「幸せ」モードがあるので母も我々も救われています。

今月の生活行動状況徘徊実績等
 今月の主な生活行動状況は下記の通りです。
徘徊:今月の屋外の徘徊は2回であり、この程度は体力維持のために歓迎です。長時間の室内徘徊は1回のみでしたが、0時から朝6時半まで続きました。私もつき合う覚悟をして論文書きに精を出しました。
デイサービス:なし
食事:今月は連続で3回食べなかったケースは無く、食べてもらうためにいろいろ工夫はしている成果が出て食事成功率は87%と順調でした。
入浴:今月は6日間空いたケースが1回ありましたが、その他は週2回ペース合計8回で良い方でした。
編み物:今までと同様に編み物は続いています。現在、編むことができるのは靴下のみですが、それも出だしが出来ないので女房に1週間分3個の出だしを作っておいてもらっています。
その他:3ヶ月くらい前から自分の子供5人の名前が出てこなくなっていましたが、今月の調子が良い日に久しぶりに言うことができました。 記憶から消えたのではなく、思い出せなかっただけであったことが分かり、うれしくなりました。

○台所でコーヒーを飲む母(2006年10月26日撮影)

○縁側で指揮をとりながら歌う母(2006年11月1日撮影)

(2006年11月17日)
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