ばんちゃんのホームページトップへ >母の在宅介護日記トップへ
 

介護レポート:2006年12月度
「お金を口に入れた」

最近の母の生活リズムは世の中の常識からずれてマイペースが多くなりました。例えば、深夜から早朝にかけて寝なかったり、食事も世の中の食事の時間に捕らわれずに身体が要求したときに食べるなどです。 しかし、そのことによって体調が悪くなったりすることはなさそうですので介護する側がそれに合わせるしかありません。 こちらは未だ常識の世界に住んでいますから、こちらの体調管理が大切です。

今月の事件は、硬貨を口に入れたり、千円札をなめることがあったことです。
母には千円札(約30枚)と硬貨多数を入れた財布を持たせています。最近、お金の意味が段々分からなくなってきましたが、何か大切なものであると感じており、持たせておけば心が安定します。また、しょっちゅう数えていますから、手先と頭の体操になります。
妹(三女)が介護当番の日(12/7)の夕食後、母は硬貨を口に入れたようです。妹は直ぐに口に手を入れて取り出しました。そのときに入れ歯も外れてしまったようです。 母は硬貨と食べるものと区別が付かなくなったのです。それ以降、硬貨を母に預けるのはやめることにしました。硬貨が喉にひっかかったら大変だからです。
もうひとつの事件は私が当番のときですが、千円札をなめていたのです。直ぐにとりあげましたが、硬貨ほど危険はないと思い、財布は取り上げていません。

今月の生活行動状況徘徊実績等
 今月の主な生活行動状況は下記の通りです。
徘徊:今月は屋外の徘徊は2回、そのうち1回は90分だった。深夜から早朝の長時間の室内徘徊は3回あった。その目的は、殆どのケース「お母さんのところに帰る」である。
デイサービス:なし
食事:食事成功率は77%であり、少し悪かった。悪くなった理由の一つは、ヘルパさんが来た時に未だ寝ているケースが増えたことである。そのようなケースは6回あり、そのうち4回は朝食×、2回は○である。特筆すべきうれしいことは、ヘルパさんでも2回成功していることである。
入浴:今月は入浴7回であり、1週間に2回の目標は達成できなかった。洗髪は1回であったが、これは実に8月以来であった。妹による貴重な洗髪であった。
編み物:今までと同様に編み物は続いている。
その他:相変わらず「帰ってください」モードは頻繁にあります。そういう場合にテレビをつけると「帰ってください」の相手がテレビに写っている人に移ることもあり、しばらくしてテレビを消すと「帰ってください」モードがなくなることもある。

○元旦の母:今日から89歳(2007年1月1日撮影)

○お節料理とお雑煮を食べる母(2007年1月1日撮影)

(2007年1月3日)
戻る